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あらすじ

かつて悪虐の限りを尽くし、世界の全てを闇に包んだ大魔王があった。だが、神託を受けた勇者を始めとする勇敢なる戦士たちによって遂に大魔王は討ち払われ、世界には光が取り戻された。勇者たちは伝説となり、その後も語り継がれていく事となるが…その伝説の中で、すべての戦士の師と謳われる1人の騎士がいた。名をヴィクトル。剣、魔法、格闘、あらゆる武芸を極め、かつ人格形成においても並ぶもののない、勇者パーティー全ての師であった人物である。

ヴィクトルは勇者パーティーを育て上げると、後の平和な世のために勇者学院を設立しようと尽力した。が、最終決戦において勇者パーティーの特攻を支援するべく、たった1人で殿を引き受け、幾千、幾万の魔物と相対し、ついに一匹も通さず殿を守り切った。だが、力を使い果たしたヴィクトルはそのまま倒れ、大魔王を討伐し、戻った勇者パーティーの前で事切れる。

悲しみとともに凱旋した勇者たちは、師の念願であった学院を、ヴィクトル勇者学院として開校し後進の育成に力を注ぐよう働きかけたのであった。



そして千年後。



千年続いた太平の世で、ヴィクトル勇者学院は名門校として名を馳せていた。

が、その実態は貴族の子息が箔を付けるために通う名ばかりの学院となりはて、学院としても貴族の子息には厳しく指導出来ず、一部の力ある生徒が幅を利かせる状態にあった。

その学院に赴任した新任教師、ヴィクトル。創始者と同じ名前ということで、夢を持って就いた仕事ではあったが、学院の実態を知り、なおかつ生徒にはナメられて無気力で仕事をこなすようになっていた。

いつものように生徒にナメられ、同僚から押し付けられた仕事を終えて帰るヴィクトル。帰り道、創始者ヴィクトルの像を眺めていると雷に打たれてしまう。


『創始者ヴィクトルって…俺じゃねえか!』


転生した記憶と、スキルを思い出したヴィクトル。翌日から、千年前のオールドタイプによる学院改革が幕を開けるのであった。

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