第38話
3日目、僕はクロエと一緒に学園を回っていた。
「ごしゅ…お兄ちゃんと学園回れて嬉しいでしゅ!」
「それは良かった。」
「久しぶりだな、後輩くん。」
「会長さん、こんにちは。生徒会の皆さん、こんにちは。」
「隣にいる女の子は誰だ?」
「僕の従妹です。」
「可愛いですね。」
「ありがとうございましゅ。」
「なっ!?」
「副会長さん、どうしたんですか?」
「君、名前は?」
「私でしゅか?私の名前はクロエでしゅ。」
「クロエちゃん、僕のこと、クリフお兄ちゃんと呼んでくれないかな?」
「嫌でしゅ。この人の目、こわいでしゅ…。」
クロエは僕の後ろに隠れた。
「ぐはっ。」
副会長は死んだ魚のような目をした。
「副会長さんって、まさかロリコン…?」
「…その通りです。クリフはロリコンです…。」
な…んだと…。全然そんなふうには見えないんだけど…。
「そういえば書記の愛理さんがいませんが。」
「愛理なら生徒会室にこもってますよ。人混みが苦手みたいなので。」
「そうなんですか。」
「ちなみにクリフはロリコンだが、リリーはド…」
「ダメ!」
「どうしてだ?」
「どうしてだ?じゃないですよ!はやく見回りの続きをしますよ!」
「仕方ないな。じゃあな後輩くん。」
「あっはい、さようなら。」
会長さんは副会長さんを担いで、先に行った会計さんを後ろから追いかけた。
僕とクロエは康博とライラの2人と合流した。
「そろそろミスコンの時間だよ。」
「はやく向かわなきゃな。」
「そうね。」
「エミリーさんって何番目?」
「1年生からクラス順にやるから4番目だ。」
「楽しみだね。」
「そうだな。」
僕らはミスコンがやるステージに向かった。
「皆さん、こんにちは!第一回ミスコン始まりま〜す!司会は私、エヴァ・ブラントです!ルール説明を行います。質問を何個かおこない、終わったら、5分間アピールしてください。特技を見せるのもよし、演説をおこなうのもなんでもいいです。では張り切っていきましょう!」
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「次はエントリーナンバー4、エミリー・シュビゲールさんです!」
「「「「「「「うおおおおぉ!!」」」」」」」
エミリーさんが舞台上に上がった。
「可愛らしいドレス姿ですね!」
「あ、ありがとうございます。」
「まず初めに、好きな食べ物はなんですか?」
「甘いデザートが好きです。」
「まさに女の子って感じがしますね!次の質問です。男子の皆さんが気になってるあれを質問しますね!付き合ってる人はいますか?」
「いません。」
「「「「「「「うおおおおぉ!!」」」」」」」
「男子の皆さん、良かったですね!次の質問です。ズバリ、好きなタイプは!?」
「好きなタイプですか?え、えっと…優しい人がいいです…。」
「なるほど、わかりました。ありがとうございます。では最後にアピールタイムです。お願いします!」
「はい。」
すると音楽が鳴り出し、エミリーさんは歌い出した。それはとても心地よい歌だった。
パチパチパチ!!
「とても素晴らしい歌でしたね。ありがとうございました。」
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「以上で、ミスコンを終わります。ありがとうございました。投票の紙は前の箱に入れてください。投稿結果は後日発表します!」
「みんな可愛かったね!」
「そうだな。」
「三人ともエミリーさんに投票するでしょ?」
「あぁ。」
「えぇ。」
「はいでしゅ!」
「出しに行こ!」
「あの二人仲がいいわね」
「いつの間に仲良くなったんだ?」
「さぁ?」
こうして感謝祭の三日目が終わった。




