第37話
生徒会が助けてくれた次の日、僕を殴っていた彼らが土下座してきた。
「すいませんでした!」
「えっと…。」
「もう二度とあんなことはしません!」
めっちゃ怯えてる…。
「わかりましたからやめてください!」
そういうと彼らはどこかに行った。 何があったんだ?生徒会が彼らに何かしたとは思えなし…。霧島さんか?まさかね…。
****
霧島 香蓮
竜牙くんは今、何してるんだろう?
「千里眼っと。どこだろう?……あっいた!」
竜牙くんは何人かの男に殴られていた。
「………。私の竜牙くんを傷つけるなんて絶対許さない…。」
しばらくすると生徒会が竜牙くんを助けた。
「本当は私が助けたかったんだけど、私は別にやることがあるから…。」
私はあいつらを懲らしめるために歩き始めた。
「チッ、いいとこだったのにな。」
「流石に生徒会が相手だとどうしようもないしな。」
「おい。」
「な、なんですか、霧島先生?」
「ついてきて。」
「?」
「どうして僕らを指導室に連れてきたんですか?」
「…どうしてだと?」
どうして竜牙くんがこんな奴らに殴られなきゃいけない?
「は、はい。」
怯えてる怯えてる。いい気味だ。
「お前らは私がこの世で1番愛してると言い切れる竜牙くんを殴った。だから…」
私は笑いながらこう言った。
「あなた達に一生のトラウマを埋めつけてあげるよ。」
****
黒鉄 竜牙
あれから日が経ち、今日は感謝祭だ。クラスの出し物であるコスプレ喫茶は多数決で王道をいく(?)メイド喫茶に変わった。ミスコンはクラスから1人づつ出ることになった。僕らのクラスは満場一致でエミリーさんに決まった。後夜祭は最終日に行う。係の仕事は交代で見回りや案内を行う。僕はとエミリーさんは見回りが終わったため、クラスに戻ってきた。
「 竜牙達、見回り終わったの?」
「あぁ。」
「私はメイドの服に着替えて来ますね。」
「うん。じゃあ竜牙は厨房に入って。」
「了解。」
メイド喫茶は順調だ。ライラとエミリーさんがすごく人気みたいだ。
「いらっしゃいませ、お嬢様。」
「黒鉄 竜牙くんって子はいる?」
「はい、いますよ。」
「ちょっと呼んでくれない?」
「わかりました。竜牙、綺麗な女の人が呼んでるわよ。」
「わかった、今いく。」
誰だろう?
「弟くん、久しぶり!」
「オリヴィアさん!?」
「オリヴィアさんじゃなくてオリヴィア姉さんでしょ。」
「流石にここでそう呼ぶのは…。」
「ぷー!」
「オリヴィアさんって、確かこの国のアードラーリッターギルドの主力じゃない!なんで弟くんって呼びれてるの!?」
「色々あったんだ。気にしないでくれ…。」
「…わかったわ。」
「ありがとう。」
「別にあんたのためにやってるんじゃないんだからね!」
「はい…?」
「弟くんはそろそろ終わる?」
「もう少しで休憩です。」
「終わるまで待ってるわ。」
「わかりました。」
「ごめんなさい。今終わりました。」
「大丈夫よ。はやく学園を回りましょう。」
僕とオリヴィアさんは出し物を回った。
僕らは小腹がすいたのでクレープを買った。
「はい、クレープ2つです。」
「ありがとうございます。はいどうぞ。」
「ありがとう。」
「僕のお願いを聞いてくれたんですね。」
「当然よ!だって大切な弟くんのお願いなんだから、叶えるに決まってるよ!」
「ありがとうございます。」
「何で竜牙くんと一緒に虫けらがいるよ…。」
「霧島さん!?」
「虫けらとは誰のことですか?」
「オリヴィア、あなたしかいないでしょ?」
「ごめんなさい。私、勘違いしてましたわ。あなたが自己紹介してたのかと思いました。」
「なんですって?」
やばい!止めないと!
「二人とも落ち着いて!」
「どいて竜牙くん、そいつ殺せない…。」
「そうよ弟くん、私たち姉弟の邪魔をする、邪魔者を消せない…。」
「……。落ち着かないと二人とも嫌いになりますよ。」
「「え?」」
「やだやだ!竜牙くんに嫌われるなら死んだ方がマシよ!落ち着くから嫌いにならないで!!!!」
「弟に嫌われるなんて嫌よ!!!!ごめんなさい!」
「はぁ…。」
この二人が揃うと大変だな…。
霧島さんにどんなことをされたのかはご想像にお任せします。「人任せだな」だって?気のせいですよ。(^ω^;)




