第33話
「おかえりなしゃい。ご主人しゃま!1週間ぶりででしゅね。」
「ただいまクロエ。」
「ご主人しゃま…あのお願いがありるでしゅ。」
「なんだい?」
「クロエを鍛えてくだしゃい!」
「?」
「クロエはご主人しゃまが任務に行ってる時、1人で寂しいでしゅ。でもクロエが強くなったら任務でも一緒にいれましゅ。だから強くなりたいでしゅ!」
「う〜ん。出来ればクロエには安全な場所にいて欲しいんだけど。」
「う~。あっ!もし敵がいて周りにご主人しゃまとかギルドの人がいなかったら、自分を守れないでしゅ!だから強くなりたいでしゅ!」
「…確かに一理あるな。」
「お願いでしゅ。クロエを強くしてくだしゃい!」
「はぁ、わかったよ。強くするといっても、誰にも教えたことないし、能力に助けられてるところが大きいからな。……そうだ!」
「霧島さん。」
「竜牙くん。どうしたの?」
「頼みたいことがあるんですけど。」
「私に!?ふふん♪竜牙くんの為ならどんなこともしてあげるわ!あんなことやこんな…」
「ありがとうございます!クロエを鍛えてください!」
「ふぇ?」
****
クロエ
次の日
「私が想像してたのと違うんですけど!私は竜牙くんとあんなことやこんなことをするのを想像してたのに!」
「クロエだって、ご主人しゃまに教えて貰いたかったでしゅ…。」
ちなみにご主人しゃまは隊長の所にいってましゅ。
「はぁ、とりあえず竜牙くんが、せっかく頼ってきたんだから頑張らなくちゃね。あんたが1人立ちできるように鍛えてあげるわ。」
「絶対1人立ちなんてしましぇんが、頑張りましゅ!」
「まずは体力を付けなきゃいけないから、ランニングよ。とりあえず全力で自分の限界まで走るのよ。」
「了解でしゅ。」
「始めて。」
数分後
「ペース落ちてるわよ!」
「もう無理でしゅ!」
「ほら、声が出てんだからまだ走れるでしょ!」
「鬼でしゅ!」
数十分後
「はぁはぁ。」
「初めてにしてはいい方ね。あっ、竜牙くん!」
「ご主人しゃま〜!」
「クロエ頑張ってるみたいだな。よしよし。」
「幸せでしゅ~。」
「大袈裟だな。」
「竜牙くん、私は!?」
「えっ?なにがです?」
「私だって頑張ってるのよ!」
「あっはい、ありがとうございます。」
「そうじゃなくて!私も撫で撫でして!」
「え~。」
「私にはしてくれないだ。(ぷいっ)」
「はいはい。わかりましたよ。」
「幸せ~。ずっとしてて。」
「それは無理です。」
「クロエも、もっとして欲しいでしゅ!」
「はぁ、わかったよ。」
その日は結局、特訓しなかった。




