第30話
???
「ギルドの奴らが侵入してきました。」
「危なくなったら俺が始末してやるよ。ここを潰されると困るからな。」
「それは助かる。」
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黒鉄 竜牙
「私は親玉を探して潰しに行きます。あなた達は捉えられてる人の救出を、あなた達は敵を殲滅しなさい。」
「「「「「了解です。」」」」」
「僕らはどうすればいいですか?」
「ブラックファングの2人も敵の殲滅や捕えられてる人の救出を手伝ってください。」
「わかりました。」
「解散。」
僕は霧島さんと2人で行動することになった。
「竜牙くんと2人っきり♪」
「霧島さんの能力で捕えられてる人を探してくれませんか?」
「いいわよ。悟られるな、レヴィアハサン。」
霧島さんの固有スキルであるレヴィアハサンの能力は僕が知ってるのは隠蔽、気配遮断、気配感知、透明化、心眼、透視、身体強化、千里眼、魔力視…etc。霧島さんはアサシン系の能力は全部使える。
「この先にある道を左に曲がって真っ直ぐ行くと二手に道が別れるから、そこをまた左に曲がると少し大きな扉があるわ。そこの先にいるわ。」
「了解です。」
扉の場所まで行くと鍵がかかっていた。
「私が鍵を開けるわ。」
霧島さんは自分の能力を使って鍵を開けた。
「これでよし。トラップはないから入ってもいいわよ。」
僕は扉を開けた。そこには牢屋が沢山あり色々な年齢の人達が閉じ込められていた。
「霧島さん、牢屋の中にいる人たちを出してあげてください。」
「わかったわ。」
「…あなた達は誰ですか?」
「僕らは君たちを助けるためにギルドから派遣されました。ここから出ましょう。」
「…私たちここから出られるの?」
「はい。霧島さん、ほかの人達はどうですか?」
「えっと。…あのマークは!」
「どうしたんですか?」
「アーディルがデヴォルニクスのメンバーと思われるやつと戦ってるわ。負けそうね。」
デヴォルニクス、それは僕らが追ってる組織だ。今回潰そうとしてる奴隷商売の組織などとはわけがちがう。あいつらは魔獣を使っていくつもの街を滅ぼした。僕が学園に入るきっかけにもなった組織だ。
「わかりました。助けに行きます。」
「正直言うとアーディルには負けて欲しいのだけど、デヴォルニクスのメンバーを野放しには出来ないわね。場所はここの部屋を出て真っ直ぐ行くと広い場所があるわ。そこで戦ってる。この子達は私に任せて。」
「お願いします。喰らい尽くせ、グラディオス。」
僕は急いでアーディルさんの所に向かった。
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オリヴィア・カートライト
少し広い場所に出た。真ん中には男が立っている。
「待ってたぜ、オリヴィア・カートライト。」
「誰ですかあなたは?」
「俺はギエル・エイマーズだ。」
「なら、ギエルさんそこをどいてくれませんか?」
「嫌だと言ったら?」
「力ずくで通ります。」
私は腰にかかってる魔剣ロゼティーリヴァーをギエルに構え…いない?
「後ろだぜ。」
いつの間に!
「はっ!」
「おっと、危ねぇ。」
なんて速さなの。私でも見えなかった。
「来ないのか?ならこっちから行くぞ。ストーム。」
無詠唱スキル!
「マールシュトローム。」
私が使った水の上級魔法とギエルが使った風の上級魔法がぶつかり消えた。
「上級魔法も無詠唱で魔剣も持ってるなんて、さすがはアードラーリッターの主力だな。」
「あなたこそ何者なんですか?」
「俺を倒したら教えてやるよ。吹き荒れろデモニオグライフ。」
彼の周りに黒い風が吹き頭には角が生えた。まるで悪魔のようだ。
「なんですか、その姿は!?」
「なんでもいいだろ?ウィンド。」
「きゃ!」
黒くものすごい風が吹き吹き飛ばされた。これがウィンド!?本来はこんな風起きないはず。
「困惑してるな?次も行くぞ、エアースラッシュ。」
私は黒い風の刃を避けた。このまま離れていても相手が有利なだけですね。私はギエルに間合いを詰めようとした。
「近づく気か?エアースラッシュ。」
私はエアースラッシュを切り裂いた。
「これを切るなんてな。」
この距離なら当たる。
「オーシャンブレイド!」
「だが残念だ。ストーム」
「きゃ!」
私は吹き飛ばされ、手に持っていたロゼティーリヴァーが離れた。
「しまった!」
「はぁ、天才と言われた奴がどれほどなのか期待したが全然だったな。ストームブレイド。」
ここまでですか…。
「誰だ!?」
「お前がデヴォルニクスのメンバーか。」
目を開けると1人の男の子が立っていた。
「僕の名前は黒鉄 竜牙。覚悟しろ。」




