第2話
火の海の中、3人の家族の目の前に一体の魔獣が近ずいてきた。
「竜牙、逃げなさい!!」
「嫌だよママ!!パパ!!」
「竜牙、俺たちなら大丈夫だ。竜牙は俺たちが負けると思うか?」
竜牙は首を振った。
「だから竜牙、俺たちが倒すまで森の中で隠れていてくれ。」
「わかった。ママとパパを待ってる。」
竜牙は涙を拭き森の方に向かって走っていった。
「竜牙、幸せに過ごしてくれ…」
竜牙は森の中で待ち続けたが二人は来なかった。竜牙は不安になり街に戻った。そこには父の鎧と母の首飾りが落ちていた…
****
竜牙は目を覚ました。彼の目から涙が流れていた。
「またあの夢か。」
彼は涙を拭いた。
「早く朝ご飯を食べて黒山隊長のところに向かわないと。」
竜牙は身体を起こし、食堂に向かった。
流石に朝ご飯は軽いものを食べ、黒山隊長がいる部屋に向かった。
「黒鉄 竜牙です。」
「入っていいぞ。」
「失礼します。」
竜牙は部屋に入っていった。
「大事な話とは、なんですか?」
「あぁ、竜牙はもう15歳だろ?」
「そうですよ。」
「学園に入学しないか?」
「学園ですか?どうして急に?」
「お前は今までそういうところに行ったことが無いだろ?だから学園でしっかりと勉強してこい。」
「それだけではないですよね。」
「あぁ、学園をアイツらが狙っているという情報を得た。」
「それでアイツらから学園を僕に守れと?」
「そういう事だ。お願い出来るか?」
「……わかりました。」
「よろしく頼む。学園の入学式は1ヶ月後だが入学試験が来週ある。ひとまずそれに合格しなくてはならないが、お前なら簡単に合格出来るだろう。しかし申し訳ないのだが出来るだけ正体がバレないようにして欲しい。学園長は知っているが、他は誰もお前の事を知らない。誰がアイツらの仲間かわからないからな。」
「了解です。」
竜牙はその後部屋を出た。
(学園かぁ。あまり人と喋るのが得意ではないからなぁ。不安だなぁ。でも少し学園に興味もあるなぁ……よし!せっかくの学園生活なんだから楽しもう!その前に試験に合格しなきゃな。)
そうして竜牙は自分の部屋に戻っていった。
明日から休日だぁ、嬉しいなぁ。
このあとどう書こう?文章考えるのムズカシイ…