第16話
風邪をひいてしまったので、しばらく投稿出来ません。ごめんなさい_|\○ _
「おーい竜牙、こっちこっち!」
康博は訓練場の入り口の前で手を振ってる。
「やっと来ましたわね。じゃあ入りましょうか。」
「今日はどんなことをするんですか?」
「まずは素振りをしてもらうわ。康博くんは訓練用の剣を、竜牙くんは武器精製で作った剣を振って。」
「うん、わかった。」
「分かりました。」
「康博くん力を入れすぎ、握り方はこうよ。竜牙くんは…出来てるわね。誰かに習ったことがあるの?」
「あっああ、とっ父さんに少し教えて貰ったことがあるんたよ。」
っていうのは嘘で霧島さんとかに教えて貰ってるんだけど。
「へー、お父さんはどんな仕事をしているの?」
「親は魔獣に殺されてしまいました。」
「…ごめんなさい。」
「大丈夫ですよ。今の生活も楽しいので。」
「そうなの…。」
「続きやりましょう。」
「わかったわ。」
****
「ただいま。」
「ふん。(ぷぃ)」
「どうしたんだクロエ?」
「ご主人しゃまなんて嫌いでしゅ。」
クロエは顔を向けてくれない。
「最近、ご主人しゃまは構ってくれましぇんね。」
「ごめん。」
「女の人の匂いがしましゅ。私の事なんて忘れてれて女の人とイチャイチャしてるんでしゅね。ご主人しゃまは楽ししょうでいいでしゅね!(ぷんぷん)」
どうしようクロエを怒らせてしまった。今まで怒ったことなんてないのに。
「えっと…クロエ、今まで構ってやれなくてごめん。どうすれば許してもらえる?」
「明日の授業が終わったら早く帰って来てくだしゃい。」
「わかった。明日は早く帰ってくるね。」
「ホントでしゅか?約束でしゅよ!」
「あぁ。」
僕はクロエの頭を撫でた。
「ご主人しゃまに撫でられるのしゅき。」
****
霧島 香蓮
今日の竜牙くんが受ける授業は遠距離武器と魔法で私が近距離武器の担当だから15時から会えるわ。ホントは竜牙くんに近距離武器の授業で手取り足取り教えて…ぐふふ、あっいけない私ったらなんてはしたない。
私は15時になったので竜牙くんを探した。あっ竜牙くん!なんで訓練場に向かってるんだろう?着いていってみよう。ん?あれは確か康博。また竜牙くんと一緒にいる。?隣にいるのはライラだっけ?3人で修行でもする気なの?
「まずは素振りをしてもらうわ。康博くんは訓練用の剣を、竜牙くんは武器精製で作った剣で素振りをして。」
「うん、わかった。」
「分かりました。」
「康博くん力を入れすぎ、握り方はこうよ。竜牙くんは…出来てるわね。誰かに習ったことがあるの?」
竜牙くんに対して随分上から目線ね!竜牙くんが本気を出せばあんたなんか瞬殺よ!楽しそうにしちゃってずるいわ!本来なら私がそこにいるはずなんだからね!
しばらくのあいだ康博とライラだけ授業での評価が厳しくなった。