第13話
昨日、日間アクションランキングでなんとBEST10に入ることが出来ました(´;ω;`)ありがとうございます!これからも頑張ります!
「よし全員いるな。これから2人ずつ闘って貰う。訓練場では特殊な結界が張られているため怪我をしたり死んだりしても戦いが終われば治る。安心して戦え。戦い相手はくじで決める。」
スクリーンに誰が誰と闘うのか表示された。
僕の対戦相手はライラ・シャノワール…誰たっけ?えっと…。
「竜牙~、僕の対戦相手はエミリー・シュビゲールさんだったよ。竜牙は?」
「ライラ・シャノワールさんだったよ。」
「竜牙、運が悪いね。その人は確か唯一入学試験の時、教師に勝った人だよ。」
「そうなんだ。どんな人だっけ?」
「髪が赤い人だよ。」
あぁ、あの時の人か。どうやって闘おう。そんな人に勝っちゃったら、目立っちゃうし…。
「頑張ろうね!」
「あぁ。」
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「今度は僕の番だ。行ってくるね!」
「うん。応援してる。」
康博はステージに向かった。次は康博とエミリー・シュビゲールさんか。どんな戦うをするんだろう?
「始め!」
康博は掛け声と共に2つの銃を取り出した。二丁拳銃か。二丁拳銃は2つの拳銃を扱って戦うスタイルだ。近距離から中距離にかけて戦うのが得意だ。エミリーは杖を取り出した。どんな魔法を使うんだろう?
康博はエミリーに向かって発砲しながら走る。エミリーは風で弾丸の軌道を変えた。
「風よ切り裂け、エアースラッシュ!」
エミリーは魔法を使った。あの魔法は確か中級魔法の1つで、カマイタチを起こし相手を切り裂く魔法だ。康博はエアースラッシュを避けようとしたが脇腹をかすった。しかし康博は止まらなかった。康博はエミリーに近づこうとしていた。エミリーは当然近づかれると不利なので魔法を放ちながら離れる。エミリーに近づくことは難しいと考えた康博は二丁拳銃を戻しアサルトライフルに変えた。武器を変えた康博はエミリーを狙い撃つがエミリーは風を使い軌道を変えたため当たらない。エミリーは再びエアースラッシュを使った。反応に遅れた康博は避けることが出来ずエアースラッシュは直撃した。
「勝者エミリー・シュビゲール!」
康博の怪我が治り、僕の方に歩いてきた。
「負けちゃった。勝てると思ったのにな~。ボロ負けしちゃったよ。次は竜牙でしょ?頑張って!」
康博無理してんな。だって今にも泣きそうな顔をしている。
「あぁ、行ってくる。」
僕は勝つわけにはいかないため、ファイヤーボールとただの剣を精製して戦おうと思う。当然手加減はするけど。僕はステージに向かった。
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「全員戦ったな?今日の実技は終わりだ。解散。」
これで今日の授業は終わった。ちなみに当然僕は負けた。初めはファイヤーボールで牽制しながら離れていたけど、ライラが僕に向かって急に走り出し剣を振るってきた。僕は剣で受け止めようとしたけど一瞬で折れたため降参を申し出た。その後ライラはブツブツ何かいってたけど。
「はぁ、結局勝てなかったね…。」
「あぁ、そうだな。」
「竜牙は勝ってくれるって期待してたのにな~。」
「いやいや、流石に勝てない。そういえば明日は選択科目があったね。」
「うん!楽しみだね!」
「そうだな。」
「そういえばなんで竜牙は魔法と遠距離武器を選んだの?」
「強くなりたいし、魔法と遠距離武器ってかっこいいじゃん!」
「たしかにかっこいいけど…。」
「康博はどうして遠距離武器と近距離武器を選んだの?」
「少し話が長くなるけどいい?」
「あぁ。」
「ありがとう。10歳くらいの時かな。僕の住んでた街に魔獣が来て街が襲われたことがあるんだ。その時お父さん達とはぐれちゃってね…。」
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鈴村 康博
どうしよう、お父さんとお母さんとはぐれちゃった。探さなきゃ。
「ギャアオオオオオ!」
あれは魔獣!どうしよう、見つかったら殺される!逃げなきゃ!パキッ。やばい!
「グルルルル!」
どうしようバレちゃった。魔獣が近づいてくる。
「ギャアオオオオオオオ!!」
たっ食べられる!死にたくないよ…。お父さん、お母さん誰か助けて!!
「ギャアアアア!!」
急に魔獣が真っ二つになった。それをやったのは僕と同じくらいの歳の男の子だった。
「君、大丈夫?」
それを聞いて僕は安心して泣いちゃった。
「なっ泣かないで。えぇっと、はい。」
男の子は僕にハンカチを渡してくれた。
「これで拭きなよ。」
「ぐすっ。ありがとう。」
僕は涙を拭いた。
「魔獣は全部倒したから安心して。」
「うん。」
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黒鉄 竜牙
「その後、男の子は去っていった。あとからわかったことなんだけど、その子はブラックファングに所属してるんだって。」
「へっへ~、そっそうなんだ。」
まさかね…。
「竜牙は友達だから特別に見せてあげるね。これがあの子がくれたハンカチ。僕の大切な宝もの!」
「…。」
ってこれ僕のじゃん!
「たとえ竜牙でも貸してあげないからね!」
いやそれ僕の…。
「だから僕は彼に会うためブラックファングに入りたい!僕は彼が戦っていたように近距離武器で魔獣を倒したい!そして遠距離武器で援護したい!だから遠距離武器と近距離武器を習いたいと思ったんだ!」
「…そうなんだ~。」
良かったね康博。君を助けた人に会うことが出来たよ。まぁバレるわけにはいかないから教えることは出来ないけど。
「もうこんな時間。帰らなきゃね。じゃあバイバイ。」
「あぁ、また明日。」
こうして最初の授業の日が終わった。
康博の受けたい選択科目を魔法から近距離武器に変えました。
ごめんなさいm(_ _)m
戦闘シーンが書けないです。誰か助けて…。