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最強竜騎士の学園生活  作者: ヨシ男
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第11話

入学式が始まった。入学式の場所は学園にある式場と呼ばれる場所で行う。式場ではその名の通り入学式や卒業式などの時はもちろん、感謝祭と呼ばれるお祭りのようなものをやる前の開会式などで使われている。

お爺さんが壇上に上がった。

「皆の者初めまして。儂の名はパトリック・レガート。この学園の学園長を務めとる。堅苦しい話は無しじゃ。充実した学園生活を送ってくれ、以上じゃ。」

…話し短っ!思っていたのと違うんですけど。

「次は新入生代表エミリー・シュビゲール様お願いします。」

「はい。」

壇上に金髪の美少女が上がった。

「初めまして私の名はエミリー・シュビゲールと申します。私はこの学園に入学することを楽しみにしていました。どんな出会いがあるのか、どんな事を学ぶことが出来るのかとてもわくわくしてます。身分の差関係なく皆さんと仲良くしたいです。これからよろしくお願いします。」

「ありがとうございました。次は担任の先生と副担任の先生の紹介です。Aクラスの担任は…」

担任の先生かー。どんな人なんだろう?ちなみに僕はDクラスだ。

「Dクラスの担任はクロード・ブランディ先生副担任は霧島 香蓮先生です。」

ん?いま霧島 香蓮先生って言った?

「これで入学式を終わります。各自自分のクラスに行ってください。」


****


「まずは自己紹介からだ。Dクラスの担任をやることになったクロード・ブランディだ。短い間だがよろしく頼む。」

「Dクラスの副担任をやらせて頂きます霧島 香蓮です。よろしくお願いします。」

聞き間違えじゃなかった。でもどうして?まさか僕のことを心配して…。

「廊下側の席から自己紹介してくれ。」

「アロイス・ニコラだ。よろしく。」

「エミリー・シュビゲールです。皆さんよろしくお願いしますね。」

「あの人新入生代表の…。」

「この国のお姫様らしい。」

「えっ?そうなの?」

「知らなかったのか?」

など色々聞こえる。僕も見るのは今日で初めてだ。何人か紹介が進み僕の番になった。

「くっ黒鉄 竜牙です。よろしくお願いします…。」

やばい緊張して上手く喋れない

「ライラ・シャノワールです。よろしくお願いします。」

あの子はあの時の赤い髪の人。同じクラスだったんだ…


****


「自己紹介は終わったな?明日の午前中は普通科目、午後は実技だ。午前中は今配ってるプリントに書いてある。午後の実技は訓練場で行う。では解散。」

その後、自分の部屋に戻る人やさっそく仲良くなったのか喋ってる人もいる。僕は何故この学園に霧島さんがいるのか聞くために霧島さんのところに向かった。

「霧島さん。」

「竜牙くん?霧島先生でしょ?」

「あっはい。霧島せっ先生。」

「どうしたの?」

「どうしているんですか?」

「竜牙くんが心配だったからよ。」

「そうなんですか。ありがとうございます。」

「何か困ったことがあったら言ってね?」

「はい!」

僕はその後、霧島さんと別れ、クラスに戻った。それにしても霧島さんが学園にいるなんてびっくりだ。何かあっても大丈夫そうだな。クラスに戻ると隣の席の男の制服を着た女の子が座っていた。よっよし勇気を出して話しかけよう!

「こんねちは。」

やばい噛んだ。女の子がキョトンとした顔でこっちを見てる。はっ恥ずかしい。

「こんにちは(ニコッ)」

返してくれた。嬉しい。

「えっとー僕は黒鉄 竜牙です。君は?」

「僕の名前は鈴村(すずむら) 康博(やすひろ)よろしくね。」

「よろしく。あの、なんで男の制服着てるんですか?」

「だって男だもん!」

と言いながらほっぺを膨らませた。

「えぇぇ!?男なの!?ごっごめん。」

「はぁ。」

「ほっほんとにごめん。」

「それでどうしたの?」

「えっとー。なっ仲良くなりたいなと思って声をかけたんです。」

「ふーん。そうだこの後用事ある?」

「ないですよ。」

「じゃあ学園の外にある喫茶店でパフェ奢ってくれたら許してあげる。」

「ほんと?ありがとうございます。鈴村康博さん。」

「康博でいいよ。」

「僕も竜牙でいいよ。よろしく康博!」


****


僕達2人は喫茶店でパフェを食べていた。

「竜牙はなにを受けるの?」

「僕は魔法と遠距離武器。康博は?」

「僕は近距離武器と遠距離武器を選んだよ。遠距離武器は一緒だね。僕はこの学園を卒業したら入りたいギルドがあるんだよ。 」

「どこ?」

「竜牙も和の国から来たんでしょ。だから知ってると思うけどブラックファングに入りたいんだ。」

「ゲホゲホ。」

飲んでた飲み物を噴き出してしまった。

「大丈夫?」

「あっああ。だっ大丈夫だよ。」

「竜牙は行きたいギルドある?」

「とっ特にないかな…。」

「ふーんそうなんだー。明日から一緒に頑張ろうね。」

「うん。」

僕達はその後自分の部屋に戻った。


「ただいま。」

『 ご主人しゃま遅いでしゅ。』

「ごめん。」

僕はクロエの頭を撫でた。

『 ご主人しゃまに撫でられるの好き。』

今日初めて友達が出来た、凄く嬉しい。明日から本格的に授業が始まる楽しみだな。

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