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生活モニュメント[4]

余計

作者: 袋小路 めいろ

自己的政治論を

教えてくれと

言われて

明確に応えられる

若い人が何人いるか

わからないで終わりなら

僕等の未来も

わからないで終わってしまうよ

人はそんなに

器用じゃない

常日頃の考えが

明確な答えになってしまう

余計に考えなくては

いけない事だよ




アルコールの雨が降る

寂しさを

誤魔化して

虚しさを

隠して

何してるんだろう

わかっているけど

わからないふり

だけど

それですら

誤魔化しきれなくなったら

終わりだし

隠しているモノは

いつか見つかるって

明確に分かり切った

感覚が

怖かった

弱いからじゃない

怖いんだ

ただ 単純に

僕等が見たかったのは

こんな余計な

世界じゃないよね




価値のある命

大切な命

いろんな命という

カテゴリーの言葉

どれも正しいけれど

どれも間違っている

命は

人が名付けた

ただの命という

認識でいなければ

余計なモノに

邪魔をされる




石ころみたいに

転がっては

蹴り上げられたり

落とされたり

意味はあるのかな

いまいち

信じきれない

誠心誠意ってモノも

棚上げされて

美味しい香りに

飛びついて

今度は誰にも

取られたくないと

歯をむき出しにして

守っている

だけど

考えた奴に

つつかれて

気づいた時には

奪われて

また

取り返そうとして

考えて

取り返して

そして

そんな事を

繰り返して

僕等の

それに何が

あるのだろう

僕等の

今に

価値あるモノとは

なんだろう

余計な

しがらみが

僕等の

探し物を

見つけにくく

するけれど

歩かなければ

辿り着かない




全部壊さなくて

良いのだ

ただの

リフォームなんだ

骨を残して

いや

骨を壊す事は

できないから

その骨は

僕という

存在だから

付け足す肉を

考えて付けるだけで良い

繋がりの整頓

飛べるように

綺麗に

並べて

余計なモノは

置き去りにして

けどね

捨てては

いけないんだよ

自分を自分だと

肯定して

大切なモノを

大切だと

言いきる為には

僕の人生は

こうでしたと

言いきりたいなら


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