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プロローグ:独断戦争(ピースメーカー)と呼ばれた少女

初めましての方は初めまして。そうでない方はいらっしゃらないと思うのでやっぱり初めまして。永廻境(ナガミサカ)と申します(。・ω・)ノ゛

今回の【ピースメーカー 〜平和の体現者〜】で初投稿の初連載となります(`-д-;)ゞナンテムボウナ‥‥

お見苦しいところばかりだとは思いますが、少しでも目を通していただけたら幸いと思いますm(_ _)m

 「随分と派手にやられたわね」

 日の光が大地を照らすと同時、激しい夕立も降っている為、外では矛盾が作り出す幻想的な風景が出来上がっている。

 しかし、地下は雨で少し湿るだけに終わり、そして、都市部から大きく離れたこのビルの地下駐車場。ここだけはコンクリートの支柱に幾つもの爪痕と血痕が残っており、アスファルトの地面は肉片と血潮が埋め尽くしていた。

 その中に下半身が断裂しつつも、虫の息をかろうじて続ける男の隣に一人の少女がしゃがみこんでいる。

「援軍……か? 随分と早いな……」

 視界は既に断たれている。ただ、頭蓋に響く僅かな振動から彼はそれが女性の(もの)だと判断する。

 「別件の帰りに通りがかっただけよ。それで、敵はどこへ? 数は? ほかに生存者はいる?」

「まさか……お前一人か……?」

「何か問題かしら?」

 朦朧とする意識の中で唯一確かな情報として入ってくるその凛とした声は、至極当たり前のことに反論された時のような拍子抜けした声だった。

 「へへ……、まあいい……」

 半身を喪失しても男は女の前では泣き言は言わない、たとえ強がりでも少しは笑って応える。しかし、この少女の前ではそんな心情は理解されず絶たれた視界の向こうで軽く右に首を傾げられただけなのだが。

 「奴らは上へ向かった……、数は20ちょい……生きてる奴らは、もう……いないだろうな」

 「そう……、あなたで最後なのね」

 「ああ……、なんとか封術(ほうじゅつ)延命(もがい)しちゃいるが……、どうやら無駄な努力にならずに済みそうだ……。ありがとよ…………」

 「……情報提供、感謝するわ」

 風前の灯火が消え、灰となった男に感謝を述べると、少女は男の顔に手のひらを被せ、瞼を閉じる。

 「……援軍が来るまで後20分はかかる、間に合ってよかったわ」

 彼女が偶然ながらも、早く到着したおかげで男の延命(あがき)は無駄にならずにすんだ。

 情報(バトン)はしっかりと渡された。

 少女は立ち上がり、上階への階段を見つめる。

 深い闇。飲み込む影。恐怖の対象といえる領域だが、足を踏み出しても、既に後退はない。

 後悔もない。

 少女は、闇より冷たく、冷徹に視線を道へと注ぐ。

 「待ってる時間も惜しいわね」




 援軍が到着したのは彼女の予想通り20分後のことだった。

 「すげぇ……本当にあんな小さな子供が一人でやったのか?」

 援軍のうちの一人がそう呟いた。

 「どうやらそのようだ、噂には聞いていたがこれほどとはな……」

 援軍にきた男たちが戦いも忘れ見つめるのは、部屋の中央に立つ10代半ばの一人の少女。

 蒼天の瞳。

 紅い飛沫がかかった白髪。

 不気味なほどに白くそして緋く汚れた肌。

 全身を覆う血塗られた黒いダッフルコート。

 床に広がる深紅の液体。

 蟲のような獣のような化け物の肉片。

 両手に握られたサブマシンガン。

 四方に突き刺さる血糊のついた刀剣たち。

 この状況を作り出したのは、ほかの誰でもない彼女だということは火を見るよりも明らかだった。


 彼女の作品を見た彼らは惨憺たるその世界観に呑み込まれこう呟いた。


 ーーこれが『独断戦争(ピースメーカー)』なのか、と。

いかがでしたでしょうか? 所詮、ろくに執筆活動もしたことないアホな餓鬼の作品ですはい(ー ー;)

不定期にはなりますが、これから少しずつ続きを書いていこうと思いますので、生暖かい目で見守っててくださいお願いします! なんでもしま(ry

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