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家には
「え、蓮ちゃんお母さん探してるんですか」
「うん!それで涼と一緒に探してもらってる!」
「私も探してるもん〜!」
真白が頬を膨らませる
「分かってる分かってる!…で、道は分かりそうか?」
「うん!もうすぐ着くと思うよ〜!」
そして20分後
「着いた!!!」
大きな声で蓮が叫ぶ
「蓮ちゃん、近所迷惑です」
「よし!行くぞ!」
だが、ドアだけ開いていて、中には誰も居なかった。
「え…?」
「は…?」
「近所のおばさんたちに聞いてくる〜!」
真白とアイルがドタバタと外へ走っていく。
「一体…」
「大丈夫…まだここに住んでいる!」
「涼さん!」
アイルが一番最初に帰ってきた。
「どうだった?!」
「30分前くらいに黒い車がこの家に来て
おじさんとおばさんを乗せて行ったみたいです!」
「なっ…!?」
「っ!」
「蓮〜…お水…」
真白が半死にかけで帰ってきた
「お、おう!」
ボーッとしていた蓮が水を入れて渡す
「一体…」
涼は目をつぶって何やら考え始めた