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秘密
次の日
「おい、」
「ん?」
「ん?じゃねーよ!何人の冷蔵庫漁ってんだよ!?」
朝から蓮は冷蔵庫の中身をほとんど食べてしまっていた
「だってお腹すいたんだもん」
「はぁ…」
一通り片付け終わると2人は親探しに行くことに
「じゃあ家を探しに行くか」
「うん!えー…と、多分あっちのほうだ!」
「多分って…」
大丈夫だろうかと心配しながら
蓮の後に付いていく
「なあ」
「ん?」
「なんで親探してんだ?」
「…聞きたいか?」
「…ああ」
「…私は元エイサーの一員でな、3歳のときにエイサーに加わった。それは親との別れを意味する。そして3日前
エイサーから追放されたんだ。
で、親を探している。」
「は!?エイサー!?」
「そうだが?知らなかったか?」
「知らねーぞ!」
「じゃあエイサーの一員を教えておこう。」
「お、おう」
「私は狐、後は犬、猫、兎、蛇、獅子、
イルカ、梟、コウモリ、烏」
「そんなにいんのかよ」
「ああ。早く親探し行くぞ!」
「俺の親探しみたいに言うなよ」