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始まりはここから
こんにちは、瑠彩です。
始めての作品でうまく書けるかどうか
分かりませんが
楽しく書いていきたいと思います。
どうぞよろしくお願いします。
211○年 3月
「あー…何しよう…」
職業は自宅警備員
現在進行形でヒキニート
彼の名前は黒蓮涼
「やることやったし、暇だ…
でも外にでる気なんか尚更ない」
椅子にもたれかかってだらしなく
呟いた
すると
爆弾のような音が外で聞こえる
「なんだよ!?」
カーテンを少しだけ開けてみると
クレーター状になった土のなかに丸い球体が転がっていた
「…は?」
さらにその中からクリーム色の髪をした少女が現れた
少女は涼の方を向いて
ニコリと笑う
「うお!?」
カーテンを素早く閉めると
深呼吸をする
「これは夢だ。あんな丸いやつ落ちてくるわけねーし、きっと疲れてんだ…」
「はあい!」
「っわあ!?」
目の前にはあのクリーム色の髪の少女
少女は涼に近づいて
「あたしを拾って下さい!」
そう元気に言った