あとがき 次への旅立ち
どうも、黒核誇珀です。
二作品目投稿、完結して約一週間、またあとがき書いてみようかなと思い、今回も遅れた形で書きました。
「第零頁 風は遥かな明日へと旅立つ」を読んでいかがでしたか? 読んでいない方は是非読んでみてください。
「旅」は私にとって憧れでした。行ったことない場所、行ったことのある懐かしい場所。何にも縛られず、自由に生きていく。それは本当に憧れていました。
しかし、現実はそういかず、学校や義務、仕事、時間など、何かに縛られて、中々自由になることは難しいです。「あらゆることから自由になる」ということは、誰にも頼らず、独りで生きるという意味にもつながります。私たち人間のほとんどは支えなしで生きることはできません。不可能というよりは極めて困難、といった方が妥当ですが、正直私は自分一人だけの力で生きる自信はありません。今こうやって生きているのは当たり前ではなく、必ず誰かのおかげで、自然の摂理のおかげで生きています。それらをすべて切り捨て、誰も行ったことの無い「世界」へ旅立つ。それが本当の意味での「旅」だと思います。おそらくですが、私たちが望むような「ほんとうの自由」はそのような意味ではないと思います。ある程度の自由と束縛のバランスが大事だと思っていますが、どうでしょうか。
それとは関係なしに、近いうちに一人旅を経験してみたいです。きっと世界観が変わるのではないかとおもっています。
舞台が水の都ということで、それなりの情景は描きました。幾つかモデルは取り入れていますが、自分なりに考えた街並みを描きました。いつか本場の水の都に行ってみたいです。あと、列車のシーンで少々地理的な描写も入れてしまいました。ストーリーを描くのは好きですが、それ以上に背景情景を描くのも結構好きです。必要以上に描いてしまうかもしれませんが、暖かい眼でよろしくお願いします。
魔法は使えない世界でしたが、ファンタジーや空想科学的な世界観を題材に描きました。とりあえず書ききれてよかったです。
第零話ということは、これからもこの話が続くのかと聞かれれば(聞かれていませんけど)続きます。シリーズ化します。この先幾つかの作品を描きますが、旅人イノを主人公とした話は長編へと発展させていくつもりです。書けるか自信はありませんが、やるだけやっていこうとおもいます。
あと、それ以外にもまったく別のシリーズ作品を同時進行で書けたらいいなとは思っています。少し無茶ぶりをしているような気もしますが、やってみようと思います。
読んでくださった読者の方々、本当にありがとうございました。これからも執筆を続けていきますので、よろしくお願いします。




