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        1  見知らぬ女性

 マリアンヌは山中の森で見知らぬ女性に会った。冒険者かと思ったが武装も何もない。家に連れて行ったところ山を越えて旅をするところだという。

          1  見知らぬ女性


 マリアンヌは一人の女性に会った。人里から遥か遠く離れた山中の森の中だ。魔獣だって出る森だ。若い女性がふらつくところではない。マリアンヌの言う事ではないかも知れないが。マリアンヌは、

「どうしてこんなところにみえるのですか。もう直ぐ日が暮れますよ。」

冒険者と言う言葉が浮かんだ。冒険者が魔獣討伐のためにここまでやって来たのかもしれない。でも彼女は武装も何もない。幼すぎる。ただの迷子だ。

「武者修行をしている途中です。山の向こうに何がある探しに行くつもりです。」

思わぬ言葉が出た。標高8000mあるおいそれとは越えられぬ山だ。たとえ冒険者でも無理だ。

「そんな軽装で山が越えらるんですか。取り敢えず我が家に泊まっていきなさい。」

我が家だと言ったがただの小屋のような物だ。マリアンヌ一人で住んでいる。

表には小さな農園と井戸がある。マリアンヌは夕食を用意した。女性はどこからか水さしとコップを出してコップに水を満たした。マリアンヌが驚いていると、

「アイテムボックスですよ。寒くなっら出して着るだけですよ。」

マリアンヌも幾つ魔法を使える。街で浮浪児だった。死んで転生した。ここに来た。ウィンドウカッターで魔獣をしとめそれを食べる。偶に魔石や素材を街に売りに行き必要な物買い揃える。

「私もあなたとあの山越えるわ。」

その日の内に必要な物は彼女のアイテムボックスに入れた。お互い名乗りあった。

「私、マリアンヌ10歳よ。」

彼女のほうは、

「私は、マリエール、同じ10歳です。」

その夜は一緒のベットで寝た。

 翌日出発した。食料は沢山あるそうだから狩りはしなくていいらしい。森を抜け登山が始まった。草原地帯が広がった。オークの群れとゴブリンだ。できるだけ関わらないように避けて通る。刺激すると厄介だ。ゴブリンがやって来た。マリエールが貫通魔法でしとめ収納した。マリアンヌは、

「どうしてゴブリンなんか収納したの。」

ゴブリン価値のない役に立たない魔獣のはずだ。マリエールは、

「仲間が討伐証明を出して冒険者ギルドから報酬を得るためです。」

ゴブリンやオークの草原はそれだけで済んだ。再び森の中だ。危険な感じがする。マリアンヌのいた森とは明らかに違う。獰猛な生き物がいる気配がする。慎重に進む。いた。

「アナコンダですね。この川を渡らないと先に進めません小船は用意できますが簡単に沈められるでしょう。」

戦うしかない。水中だウィンドウカッターは有効でない。ナイフの攻撃は目には効果あるかも知れない。他の攻撃も目に集中すれば効果が望めるだろう。

「小船で出ましょう。」

マリエールは小船の用意して漕ぎ出した。川の中央にかかったところでアナコンダが現れた。マリアンヌはウィンドウカッターで攻撃した。水面に弾かれて攻撃が通らない。マリエールが、

「貫通魔法の方がいい思いますよ。」

マリアンヌは貫通魔法を放った。水面が血で染まった。遂にアナコンダは、船に乗り上げた。マリアンヌの渾身のナイフ攻撃がアナコンダの左目を捉えた。

 翌日旅に出た。オークとゴブリンの草原だ。マリエールはゴブリンを倒して収納した。何にするんだと聞くと仲間が討伐証明を出して報酬を得るのだと言う。

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