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ドーナツの穴  作者: 久架 雪歩
一部
15/15

一部十一話

気が付けば最後の投稿から半年以上が経過していてびっくりしました。

やはり三話分、約二万四千文字程度を書き直すというのが存外やる気ゲージを削っていたようです。

細かい書き方が変わっているかもしれませんがご了承ください。


次回よりダンジョン攻略に入れそうです。長かった……。


 ここはコレール王国にある、とある宿屋。ルーの長々しい話が途切れた隙間を縫って、ナイトは抱いていた疑問を何とか記憶から掘り返す。

 そう、あの食堂で色々と話をしていた冒険者はなんと言っていたか。確か攻略にかかる日数を言ってはいなかったか。


「……あの、質問良いですか?」

「どうぞ。共通認識というのは思っている以上に大切なものだ。よほどくだらない事でもない限り、気になったことは話してくれて構わないとも。よほどくだらない事でもない限り」


 そう念を押されると途端に自信を無くしてしまいそうになる。どうしても弱気になりそうな心を何とか奮い立たせ、ナイトは素朴な疑問をぶつけた。


「ダンジョン滞在期間についてです。食堂であった冒険者たちは攻略に数日必要だって言っていましたけど、具体的にはどれほどかかる見込みなのでしょうか? その、僕はダンジョンに入ったこともなくて感覚が分からなくて」


 ルーが上体を起こし、その疑問に回答しようとしたところだった。声が会話に割り込む。ルーのどことなく嫌そうな顔を見て、それが誰であるかを否応なしに把握してしまったナイトは。内心だけでそっと溜息を吐いた。

 ……ああ、どこかへ出かけていたヴィントが。戻って来たのか。


「ああ、それはわたくしも疑問に思っていましたの。まさかあなた、この宿屋のシステムをご存じないわけございませんわよね?」

「……どこぞへ出かけたまま帰ってこなくても良かったのだがね」

「まあ! まさかか弱い乙女にそこらの荒くれと寝起きしろだなんて仰いませんわよね?」


 どこか劇じみた薄っぺらい驚き。ヴィントのそれにルーは嘲笑を以て返した。

 途端に場の空気の温度が下がっていく。


「か弱い? 言葉の定義は国によって違うことがよくあるけれど、どこの国だってキミはか弱いに当てはまらないだろう。むしろ対極に位置するのではないだろうか? キミがか弱いのなら、腕力の問題でオレの方がか弱いことになるだろうよ。何せ私はキミのようにアコーディオンを取り回すことが難しいのだから。

 それにその気になれば街一つを容易に壊滅せしめることも可能なクセに、何をしゃあしゃあと。面の皮が斯様にも厚ければ恥じらいも埋もれて見えなくなるらしいな、新たな知見だ。ご教示ありがとう?」

「確かにわたくし、戦闘能力こそ有しておりませんがそこまで言われる筋合いはありませんことよ。あなたとてその気になれば国一つ平らげてしまう凶暴な方ではありませんか。ご存じないようですし、一つ一つ亡国の滅びるまでを読み聞かせて差し上げましょうか? 彼の千夜一夜でも敵わないほどの文量になりそうですが。眠れぬ夜のお供にはなりそうですわね」

「語って聞かせられなくともすべて覚えているのだが? むしろキミの言葉で語られると事実が歪曲する。その件で挑発するのは構わないが、歴史と文学というのは薄皮一枚のところで相性が悪い。畑が違うのだからすっこんでいれば良い」

「ええ、存じ上げておりますわあ! あなたが手を下した種々様々な事件の顛末はどれもこれも表沙汰になることはございませんので、歴史というジャンルでは語れないことも承知しておりましてよ。ですのでわたくしの出番という訳ですわね。少なくとも語り部という点で賞賛を頂戴することがございますもの!」

「お、お二人とも落ち着いて……!」


 やっとの思いで二人の口論を押し留める。

 途中から二人共早口になっていたため、何と言っているか分からなかった。おそらく放っておけば何時間でも続きそうな雰囲気さえある。もう夜の時間帯だというのに勘弁したもらいたいものだ。

 ナイトが間に入ったことで、二人は矛を収める気になったようだった。それぞれ深い溜息を吐いて。それからルーが明後日の方角――ヴィントを視界に入れないようにしている――を向いた。

 ヴィントの方はわざとらしく視線を外し、ナイトを見る。どことなく気まずいが、言い争われるよりは遥かに良い。


「前提の解説から行うとしよう。

 ――キミ、覚えているかね。この街は初心者用ダンジョンに一番近い街だからな、どうしてもお客様が多いんだ。こうして相席ならぬ相部屋になることも珍しくなくてね。むしろ十人部屋へ十二人で押し込まれることも覚悟する必要があるほどだという。こうして三人で四人部屋を使えているのは幸運ということだね。私はそんな狭い部屋嫌だよ。

 ……そう、つまり宿屋側にとって、部屋はいくらあっても足りないというわけだ。だがね、いくら初心者用ダンジョンでも命を落とす阿呆はどうしても存在する。しかも母数が多い分、その分子も少なくない。ーーとなるとね、回転率が重要になってくる」


 ナイトは算術の勉強もしている。出来としては辛うじて程度ではあるが、ルーの言わんとせんことはおおよそ察することが出来た。要は空き部屋なぞ作っていられない、という話だろう。

 空き部屋が無いなら、お金が入ってくるのだから。


「ああ、宿屋のご主人が説明していたような気がします。思い出してきました、確か三日帰ってこなかった場合、宿泊していた部屋を解放するとかなんとか……?」

「そうそのとおり。三日、というのは随分と良心的なのかイジワルなのか。いやはや判別がつきにくいね。この街のダンジョンは洞窟だから、陽が見えない。新人は間違いなく時間間隔が狂うだろうね。腹時計というのは存外正確なようでいて不正確なんだ。陽の光で調整をしているのだから、それがなくなればなんとやら、だね。その辺りの感覚を鍛えるのも、ある意味では初心者に必要な修行なんだよ。

 ちなみに完全に余談だが、ダンジョンは洞窟のタイプの他に塔のタイプ、豪奢な屋敷のタイプ、森林や火山などの地形タイプ――洞窟タイプと明確に違うのは、人為的に手を加えられた形跡の有無かな――それと、珍しいところでいうなら庭園タイプと種々様々だ。

 一応は初心者じゃ無くなれば実績を加味し、三日を越して宿を確保しておけるらしいけれど……我々はどう足掻いても初心者だから。なので三日以内に上層部を突破する必要がある」


 ルーがベルトポーチの中から黒板と、白墨を取り出す。ベルトポーチの大きさと黒板の大きさが見合っていない。その現象は以前にもチラリと見たことがあるが、改めて不思議なものである。ナイトがその中を覗き込もうとすると、ルーが手でふさぐ。


「コラ、人の荷物を覗き見ようだなんて品のないことをするんじゃあない。キミのお家はそんなことを教育したのかね」

「……いえ、でも気になるじゃないですか」

「一応わたくしも多少は気になりますけれどね?」


 いつの間に寄って来ていたのだろうか、ヴィントもナイトの言葉を肯定する。好奇心の視線を二対も浴びて、ルーは僅かにたじろいたそぶりを見せる。ナイトとしてはヴィントがそのようにどこか幼く振舞うのが意外なように思われたが……援護射撃してくれるというのであればこれ以上ない幸運と言えよう。

 だって、気になるモノは気になるのだ。


「…………とは言え、キミらにユークリッド空間がうんたらかんたら、四次元空間可能仮説が云々って語っても通じないだろうに。

 単に色んなものが入っているだけだよ。食料、水、多くはない資材、それから楽器とか――」

「がっき」


 思わず復唱したナイトに、ルーは深く息を吐いて。そのベルトポーチの中へ腕を突っ込む。どこまで入っていくのか。不安になるほどであった。

 やがて取り出したのは横笛と。それから見たことのない楽器。その見たことのない楽器をルーはヴィントへと放り投げる。


「ちょっと! バンドネオンじゃあありませんか! わたくしこちら満足に扱えませんことよ? アコーディオンにしなさい!」

「アコーディオンが入るワケないだろう。そこまでクチが大きくない。それに俺もフルートなんてちゃんと吹けないよ。この格好だと腕と指の長さがちょっと足りないんだ。防音装置はすでに起動させた、今回は特別にフリスカで良いぞ」

「正気ですの?」

「ソレをキミが問うのならば」


 ――どこか悔し気な顔をするヴィントを置き去りにするかのように。ルーは笛を構え、吹き始める。置いて行かれまいとする意地なのだろうか。ヴィントがバンドネオンと呼んだ楽器を構え、弾き始める。満足に扱えない、と言った割には聞き入ってしまうほど滑らかな音をしていた。

 目まぐるしく入れ替わる音と音。息を継ぐ暇もないと思わせるほどの小刻みに揺れる音の群れ。圧倒されていると、その長くない時間はすぐに終わりを迎えた。


「……やはり、フルートは、むぼうだったかな……?」

「当り前ですわ、このおバカさん。……まったくバンドネオンでしたらあなたの方がお得意でしょうに。わざわざわたくしに寄越すなんて神経を疑ってしまいますわ」


 唇を尖らせてヴィントはルーへ楽器を返す。ルーは横笛を分解して掃除しながら肩を竦めた。その手付きは素早いながらもとても丁寧に行われている。


「譲ってあげたんだ。キミ、笛よりは鍵盤の方が得意だろうと思って。それとも何か、私のお古に口を付ける気かい」

「厭ですわ」


 仲が良いのか悪いのか。ナイトにはその距離感は一生判らないのだろう。一旦分かることと言えばわざわざ演奏してくれたその労力を讃えねばならない、と言うことだけだった。さもなくばこの先ずっとこの事について言われ続けるに決まっているのである。

 パチパチと控えめに拍手を贈るナイトに、ヴィントは心なしか得意気な表情を見せた。


「その、お二人共お上手ですね……」

「俺よりもヴィントの方が楽器を上手に弾ける。賛美はそちらにやってくれ」

「アラ、珍しく素直に物を仰いますのね?」


 ――大変申し訳ないのだが、ナイトも同意見である。ルーがヴィントに対して褒め言葉を向けるなど、早々ないと思われたのだが。

 その不用意な発言に、ルーはヴィントを睨みつける。その鋭い眼光にナイトが震えるも、当の向けられている本人は涼しい顔をしていた。


「その減らず口が少しでも減るなら、この程度は安いものだからね。それにアタシがキミに比べて楽器を上手に弾けないのは事実だ。その手の才能が無いんだな」

「その手の才能も、でなくて?」

「海に沈めるぞ」


 脅しに聞こえないのが恐ろしい。結局はどのようにしても喧嘩が発生する定めなのだろうか。ナイトは間に挟まれないよう、愛想笑いを浮かべるしかなかった。





 話がすっかり脱線してしまっていたことに気が付いたらしい。溜息を吐いてルーは楽器をしまい込む。


「ああ、もう。すぐ脱線してしまうのは悪い癖だな。どこまで話したのだったか……。

 そう、そうだ。三日以内に上層部エリアを攻略する、というところまでか。三日と言うのは実に温い時間設定だね。私なら二日って言うところだけれど」


 言われナイトは記憶を掘り返す。二層目まではともかく、三層目以下は初心者が相手取るには手強いモンスターが跋扈しているという話だったはずだが。それでもなんとなく、ルーは易々と攻略してしまうのだろうという思いもある。

 ルーは取り出した黒板へ何やら書き付けていく。


「でも今の技術水準であるなら三日と言うのも分からなくもない。況や初心者であるなら、なおさら。ゴブリンの対処、罠の確認の仕方、慎重に駒を進めて行って進めて行って……と安全策を取る分には何ら問題が無いだろうから。

 それともキミもゆっくりじっくり教えてもらいたいタイプかね?」

「で、出来れば……」

「だが残念だったな。今回はその時間が無い。ゆっくり攻略して二日もあればあの程度走り抜けられると思うのだけれど……厄介なのは他の冒険者の存在だ」


 コ、と白墨を置くと。黒板には何かしらの図が記載されていた。流石にそこで察しの悪い事を言うと長い事説教を受けそうだ、ナイトは確認のためにそれらを指差す。


「……ダンジョンの見取り図で合っていますか?」

「その通り。とはいえ、流石に内部構造が変化している可能性もある。これをそのまま鵜呑みにすることは出来ないが、参考にはなるだろう。魔物の基本位置がコレ、コレが宝箱、コレが罠の位置。宝箱と言うのは便宜上の名称だね。必ずしも箱の中に入っている訳ではないが、一番想像しやすい形態だからそう呼ばれている。ご存知かね、一日に一度中身が更新されるのだよ。ダンジョン内部に蓄積された魔力を消費して生成している。……まあ初級ダンジョンだ、中身なんぞたかが知れているけれど。

 このダンジョンの罠は基本的に引っ掛かると槍が降ってくる形式だ。でもお粗末な物だから罠を回避することも、そも降ってくる槍を避けるのも簡単なはずだ。こちらも一日に一度罠が修復される。そのため手先の器用な奴が解除を試すのにも役立つ」


 五層分すべて記載されているのは流石としか言いようがない。ルーは一層目の入り口付近に軽く白墨を乗せた。

 スルスルと道順をなぞると、ダンジョンの見取り図よりも薄い線が描かれていく。


「当日私たちはこの道を通って五層までを目指す。最短距離だ。当然道中に宝箱は存在しない。罠が複数あるから避ける練習と、一応解除する様子をお見せしよう。魔物との戦闘も今のキミと一緒に行くなら、避けきれないだろうからそのつもりで」

「あなたお一人でしたら認識される前に駆け抜けますのにね」

「外野は黙っていろ」


 今まで黙っていたヴィントが茶々を入れる。足手まとい、と暗に言われナイトは苦笑を浮かべる。……だが、へこたれてはいられない。今のうちに親鳥に種々様々を教えてもらわねばならない。

 ――ヴィントがどこか驚いたような顔を見せた。


「……あなた、彼に何を吹き込みましたの?」

「要約するとしたら……ぴよっ子はぴよっ子なりの戦い方があるんだよ、といったところか?

 ――それよりも。見取り図で見る分には小さいダンジョンだが、内部はとても広い。初心者グループが慎重に進んだら一層最深に行って戻るまでに三日ほど経過するほどだろうか。当然、当日は休憩を挟むけれど、基本的には動きっぱなしと思っておいてくれ。

 話を戻すが、他の冒険者に私たちの様子が見られるのは非常にまずい。何せ最深部のその先に行こうとしているんだから。現代では前人未踏なのだろう。時間はないが、目立つのはいやだ」


 嘆息混じりにルーが呟けば、ヴィントが呆れかえったように嗤う。心なしかルーの眉間の皺が深くなった気がする。

 ……とはいえ、ほんの僅かでしかないが。


「アレもいや、コレもいや。あなたは本当に贅沢なお方ですのね」

「高名な作家先生はどうやら我々以外の他者と、どうしても相部屋になりたいらしいな?」

「イヤですわ」

「ほら、それ見たことか。アレもイヤこれもいやはこちらだけではないだろうがよ」

「見ず知らずの他人よりも、多少不愉快でもあなたたちの方がましという話ですわ! あなたよりも最適な選択肢がありましたらそちらにしていましたの!」

「というかキミの懐事情だと宿なんぞ選び放題だっただろうに。どうしてこんなところに来たんだね」

「ここ以外の選択肢がありませんでしたの。不愉快なことに」

「だろうね。そうでも無かったらキミは領主の館とかにでも泊まるタマだ」

「分かっているのならばそれこそ口を出さないでくださいまし」


 ツンとそっぽを向くヴィント。いっそ、これはこれで楽しんでいるようにも思えてきた。

 溜息を隠さず、ルーは肩を竦めると改めてナイトと向き直る。


「……総括すると、誰もいないような早朝に出て、ダンジョン攻略を開始する。一番乗りが最良。許容は三番手くらいまで。最悪なのはそれ以下だろうな。ダンジョンへは一度に何組入れるか知らないけれど、そうでもないと面倒だから」

「分かりました、早起き頑張ります」

「よろしい。それで最下層のボスを討伐した後、隠し通路を解放する。隠し通路の向こうにはワープポイントが設定されているから、一度起動すれば後は基本何度でも使えるはずだ。起動してしまえば、最悪ココからでも六層目以降に向かうことは可能なはず。そうなれば色々と便利だね」


 五層目の最奥を白墨でぐるぐると囲むルーを見て、ナイトは首を傾げる。

 ルーの記憶力の良さは先ほどの楽器演奏を見ても歴然であるだろうし、疑う余地もないだろう。それに罠の位置や宝箱の位置も詳細に知っている。……六層目以降とやらに脚を踏み入れたことがあるのであれば。


「……アンタ、一度はワープポイントとやらを起動したんじゃ?」

「ご存知の通り、私には魔力が無い。当時は魔力が溢れている人材がいてね。そいつにやらせた。それに、最後潜ったのがいつかと思うと流石に使用権限は無くなっているだろう。ワープポイントの記録に割ける容量は百年一単位だと長すぎる。

 あと、ギルドカードには討伐したモンスターの情報が記録される。その辺り誤魔化しが効くとはいえ、不自然な記録は作らないに越したことはない。一度二度は一層目から攻略する必要があるだろう」


 納得は出来る話である。というか失われた技術でさえ高等技術だというのに、それに対して誤魔化しが出来るとはいったい全体何事か。

 今更頭を抱えたところで、ルーが言うのならばやれてしまうだろうという謎の説得力もある。ナイトは考えるのを一度放棄した。これで目立ちたくない、とはどのような冗談だろうか。

 つくづく奇妙なこともあるものだ。首を傾げていると、ルーは銀色に輝く腕輪を取り出した。


「――そうだ、キミにこれを渡しておこう。今からで構わない、ずっとつけていろ」

「これは?」


 言われた通り大人しく装着する。紫色のツタが這うような意匠が優美で素晴らしい。売れば向こうしばらくの衣食住には困らないだろうが。

 装飾品の鑑定技術は有していないが、それでもコレが高価なものだということは分かり、ナイトは震える。


「倒した魔物の残存魔力を吸い取り、装着者の魔力の器を強化するエンチャントアイテム。失敗作だけど、とくにかさばらないから残してたのが役に立つとは」

「アンタ絶ッッッ対外でコレの話題出さないでくださいよ!? 捕まって審問に掛けられるから!」

「エンチャントアイテム自体珍しいモンでもないだろうに。……いや、魔物って部分か。面倒だな」


 舌打ちを隠しもしないルー。溜息を吐きたいのはナイトの方である。絶対にこの腕輪は袖の下に隠しておこうと固く誓うのであった。

 


あの人たちの口喧嘩、本当に長くてびっくりしました。いつ終わるのかハラハラ見守っていましたが、思っているよりは早かったかと思います。

次回は前書きの通りダンジョン攻略です。少しでも筆が早くなることを祈って……。

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