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鍵士無双  作者: キャットフード安倍
第一部・ローゼン王国編
31/85

天上の楼閣①

 ヘルムートへ来てからPTアンロッカーズは大躍進を遂げている。次々と高難易度依頼をこなしてゆき、今では俺、アレス、リーナ、モエ以外のメンバーはBランク冒険者となっている。


 サクラとクリスティーナはAランクへと昇格しゼルマンにいたってはSランクが近いのではと噂されているほどだ。俺はといえば未だCランクのままであり、他の三名はやる気がない。


 先日クリスティーナを除くやる気ある組のメンバーたちが「天上の楼閣」という塔型のダンジョンを踏破してきた。


 なぜこのダンジョンに挑戦したかというと踏破報酬のためである。最上階まで上ることができれば階層主に稽古をつけてもらえてちょっとだけ強くしてもらえるそうなのだ。


 他の高ランク冒険者たちから裏もとれた。なんでも冒険者の聖地と呼ばれており腕に自信のある者たちが挑むのが慣例となっているそうである。


 そんなわけでうちのPTメンバーたちも挑戦してきたのだが、ちょっとだけ強くしてもらえるという聞いていた話しと違いとんでもない報酬を手に帰ってきた。


 なんと皆には四つ目(・・・)のスキルが発現していた。


 アレスの推察によると、みなは一度死んでおり俺に覚醒されたさいに「擬人化」という実質四つ目のスキルを手に入れ、その枠が空いていると判定されたため新たなスキルを得るに至ったのではないかとのことだ。


 そして元盾のカイトには驚きの変化が起きていた。男カイトと女カイトに分かれてしまったのだ。もちろん他のみなと同じように「擬人化」が消滅していた。つまりカイトは本当の人間になったのである。


 カイトはもう盾になれないし他の皆も魂の球体に戻れなくなってしまった。これの意味するところは再び死ねばもう生き返ることはできないということだ。


 アレスのいうとおり俺のスキルが「擬人化」という四つ目のスキルのようなものを与えるものだとしたらすでにその枠は埋まってしまっているのだから。


 みなの落ち込みようは酷くとくにカイトなどは寝込んでしまったぐらいだ。


 幸い念話は以前のように使えたので俺は念話を通して約束した。


 再びみなに死が訪れたとき輪廻の環に捕らわれる前に回収して永遠の眠りにつかせると。





 四ツ目のスキルを得た仲間たちは自分が強くなっていることを実感するにつれ徐々に普段の調子に戻っていった。


カイト「剣術」「盾術」「バイロケーション(分身の術)」「以心伝心」

トーカ(女カイト)「剣術」「盾術」「バイロケーション(分身の術)」「以心伝心」

ゼルマン「槍術」「雷属性魔法」「天翔」「立体機動」

テレサ「格闘術」「生活魔法」「身体強化」「料理」

テオドール「大剣術」「水属性魔法」「頑健」「剛腕」

ゲルハルト「大剣術」「土属性魔法」「頑健」「剛腕」

カール「槍術」「身体強化」「身体制御」「敏捷強化」

ベア「格闘術」「剛腕」「剛脚」「身体強化」

レイフ「風属性魔法」「魔力制御」「音響探査」「直感」

マシュー「弓術」「具現矢」「生活魔法」「鑑定」

ルート「剣術」「盾術」「身体強化」「身体制御」

アドミン「剣術」「身体制御」「敏捷強化」「縮地」

スレッド「剣術」「火属性魔法」「魔力制御」「並列思考」

ギュンター「剣術」「占い」「測量」「高速演算」

ゲオルグ「剣術」「錬金術」「水属性魔法」「土属性魔法」

ブルーノ「剣術」「盾術」「物理耐性」「魔法耐性」








 


 


 


 


 


 

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