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第2の人生始めました。  作者: 風陰 綾
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異世界で第2の人生を始める女子高生⁈

ー7月19日…本日の天気予報…曇りのち晴れ…気温32度、降水確率20%…熱中症にお気をつけください…


「どうしようかなぁ…」

あたしは月見 雪兎 !16歳!華の女子高生!只今恋のお悩み中…とか一度で良いから言ってみたかったわ。


現実は厳しく、あたしは全くと言っていいほど膨らみのない財布と睨めっこして、かれこれ2時間である。

「あと2000円で10日間かぁ…」

2時間で一体何度言ったかわからない台詞をまた繰り返している。

呟いたところで財布の中身が増えるわけではないのに、どうしても言わずにはいられない。

「…毎月毎月財布と睨めっこだなんて…華の女子高生が聞いて呆れるわ…」



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