表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
最後の魔王伝説  作者: 入山 瑠衣
第十章 冥界よりの侵略者
279/285

『失意』

 ようやく掴めると思った矢先、彼が求めたものは砂の如く指の隙間から流れ落ちる。


 まるで初めからこうなるのだと決められていたかのように。


「そうまでして私を排除したいか……争いを求むか。……ああ、良いだろう。望み通り私が貴様らの敵になろう」


 ルシファーの白き翼は、殺した者たちの数だけ赤に染められていった。


 ちらりと染まっていく翼を見るも、もはや気にはならなかった。


 これが自分の行いの証になるのだと考えたからだ。


 1度目は問答無用で否定した。


 2度目はもしかしたらと信じようとしたが……。


 3度目は――ない。

 殲滅あるのみ。


 神の創造せし〈人間族〉を滅ぼし、あわよくば他の種族も巻き込んで反逆とする。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ