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最後の魔王伝説  作者: 入山 瑠衣
第十章 冥界よりの侵略者
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『裏切りの堕天使』

 初めてそれを見た時、謙遜もなく俺は素直に“美しい”と思った。


 暗晦とした〈魔界〉であっても確かな輝きを放っていたからだ。


 恥じらいのせいで本人には言えていないのが悔やまれる。

 こんなことになるなら、もっと早くに言っておけば良かったとため息が出る。


 後悔先にたたずとはよく言ったものだと感心する。


「理由は聞かせてくれるのか?」


 俺に対して確実な敵対の意思を示す堕天使に問いかけた。


 もとより掴み所のない、悪く言えばよくわからない奴だった。


 しかし、不思議と突然の裏切りには驚かなかった。


 もしかしたら心の何処かでいずれはこうなるのかもしれないと危惧していたのだろう。

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