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母と父
宿へと到着した2人。
「メアちゃんー! 大佐ー! お帰りーーッ!!」
到着した瞬間、ハグから頬すりのコンボである。この高身長白髪の女性はハンナさん。そしてここは、元軍人のハンナさんが営む宿だ。ハンナさんは記憶が曖昧な私の母親代わりと言ってもいい。しかし、そろそろ……苦しい……。
「ハンナさん。メアがそのままだと窒息します……。」
「あらやだっ。」ドサッ
目を覚ますとハンナさんの夫、医者のアビエルさんがいた。どうやらまた、気絶してしまったらしい。ごめんねメアちゃん。ハンナ嬉しくなると、力の制御できなくなっちゃうから。と謝罪してきたので私は、私も2人に会えて嬉しいですし、大丈夫ですよ、と笑いアビエルさんも笑った。