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どこにも分類できない作品集

僕は輝いてる?

作者: 矢田こうじ
掲載日:2016/09/30

鳥が羽ばたくようなマーク。

その大型スーパーの家電売り場で、僕はアルバイトをしている。


郊外型の家電量販店の猛攻もあるので、この売り場は今もなんとか存続している状態。


だけど、僕はこの職場が好きだ。

自分の部屋はろくにやらないのに、家電の掃除をするのは好きだ。


家電ってやつは放っておくと、どれも地味に、思ってるより早く、汚れていく。


テレビはいつの間にか埃をかぶり、シェーバーの試供品は髭が溜まる。

気がついたら部品が折れてるなんてこともあるので掃除がてら、チェックもしている。

一つ終えると、少しさっぱりする。


そして少し面倒なのは、照明器具の掃除だ。


普通は目線に合わせた商品陳列が基本。

だけど照明はその明るさが売りなので、天井につるしてあるからだ。

お客さんが少ない時、ハシゴを使って掃除する。


最近はLED照明が増えてきている。

だからといって埃が減るわけじゃない。


まだまだ、小型照明は電球も少なくない。

そして白熱球は熱い。


「あっつ・・・」


そういいながら掃除する。

クリーナを使って拭き取るのだけど、布には地味に埃がつく。


「この前やったばかりなのになぁ」


そう思いながら一つ一つ続ける。

電球、傘の裏表。

電球、傘の裏表。


隣の雑貨売り場には、ショートヘアーの女の子がアルバイトをしている。

ハシゴから見れば、レジを打つ姿が見えた。

でもその子とは、閉店時や食堂なんかでたまに話すくらい。


その子が今、僕の前の廊下を歩いていた。

僕を見て、しばらく間があって。


「君、輝いてるね」


そういって僕の前を歩き去っていった。


「あ、あ〜、うん」


うまい。

一本取られた。

うまく言い返せなかった僕は三本ほど取られた気分。


でも、君の笑顔の方が輝いている。

半分実話です。

甘じょっぺえ思い出。


一応書きますが、輝いてるね、は

どっちにも取れるかも、ですよ。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 現実感がある。 [気になる点] ギャグを入れても良いと思う。 [一言] 私は「非日常 アシストランス」を書いている厨二作家です。10ポイント入れました。 これからも頑張って下さい。
2016/09/30 22:15 退会済み
管理
[一言] 過労自殺に気をつけて!
2016/09/30 14:57 退会済み
管理
[一言] 羨ましい、微笑ましいお話でした。 いいなぁ、いいなぁ。 生き生きと頑張っている人って輝いて見えますよね。 私も負けないぞ。頑張ろうと思いました。
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