水着少年 ~惨劇の部屋~
この作品はイジメを題材としたスプラッターホラー作品です。
かなりエグい場面やエロい場面もあります。
でも内容は凄く残酷なイジメです。
心が綺麗な方は読まないで下さい。
エグいのが好きな人や残酷なイジメに興味のある方だけ読んで下さい。
でも悪用は絶対にしないで下さい。
特に年齢枠は設けません。
未成年の方でも興味があればページを開いて下さい。
但し悪用お断り。
さあ、凄く残酷なイジメの世界へご案内しましょう。
「オーイ、長谷川! ジュース買ってこい」
前野健太は長谷川という召し使いに向かって叫んだ。
「はい、お坊っちゃま! ジュースを買って来ます」
長谷川という召し使いは、足早に自販機まで駆け出して行った。
ここはあるスポーツ施設での屋内プールの観覧席だ。
今日は妹のルナが水泳大会に出るというので、召し使いの長谷川と一緒に応援に来たというわけだ。
ヨーイ、ピー!という笛の合図と共に、水着姿の少女達がプールに飛び込んだ。
あちらこちらから、「頑張れ!」というたくさんの声援が飛び交う。
もうすぐルナの出番だ。
前野健太は四月から小学六年生になる11歳の男の子。
妹のルナは今度小学五年生になる10歳の女の子だ。
ルナは五年生にしては小柄で、身長130センチ。
一方の健太は身長140センチで、六年生としては標準クラスだ。
今は春休みで、学校は休みだ。
先週パパとママと健太とルナの四人で、ハワイ旅行に行ったばかりだ。
健太とルナは二人共、まっ黒に日焼けしていた。
毎日海で泳いで小麦色に日焼けしたためか、現地の人と間違われた程だ。
ハワイの海は凄く綺麗だったけど現地の料理は不味かったので、いつも日本食レストランで食べていた。
そしてあの長谷川という召し使いは54歳で、いつも黒のスーツを着ている。
11歳の健太はいつもこの初老の召し使いを顎でこき使っていた。
スポーツ施設の中は快適温度に設定されているため、健太はTシャツと短パンという軽装だった。
健太のパパはある大企業の社長をしていて、ママはパパの秘書をしている。
だから二人共、いつも家にはいない。
週に一度帰ってくればいい方で、月に一度しか帰って来ない時もある。
そのため、あの長谷川が健太とルナの面倒を見ているのだ。
「はい、お坊っちゃま! 買って来ました」
長谷川はジンジャーエールを健太に手渡した。
「サンキュー!」
健太はジンジャーエールを受け取った。
「ところでもうすぐルナが50メートルの自由形に出るんだ。しっかり応援しろよ」
「はい、お坊っちゃま! かしこまりました」
長谷川は答えた。
健太とルナは美人のママに似て、とても可愛い顔立ちをしていた。
この前女の子に間違われて、「姉妹ですか」と言われた程だ。
いよいよルナの出番だ。
ルナは飛び込み台の上に立った。
紺色のピチピチの競泳水着が、お尻に食い込んでいる。
V字型の超ハイレグ水着のため背中の露出度が激しく、大事な股間の部分もギリギリ隠れているに過ぎない。
あの水着確かルナが三年生の頃、買った物だ。
ちなみにルナは水着を一度も洗った事がない。
プールで泳いだ後、すぐに水泳袋の中に入れてそのままにするのだ。
そして泳ぐ時に又着るのだ。
ルナは水泳教室に通っているため週に二回位、一年中プールで泳いでいた。
ルナの水着からはいつも異様な臭気が漂っていた。
ヨーイ、ピー! という笛の合図と共に、ルナを含めた競泳水着姿の少女達が一斉にプールに飛び込んだ。
「ルナ、頑張れ!」
健太は声を張り上げた。
「長谷川、お前も応援しろよ」
「はい、お坊っちゃま! お嬢様しっかり!」
長谷川は弱々しい声を出した。
「ルナ、今トップだよ。ガンバレー! このままゴールだ」
健太はありったけの声を出して、ルナを応援した。
「ルナ、頑張れ! 負けるな!」
健太は長谷川の方を見た。
彼はただボーと黙って眺めているだけだった。
「オイ、長谷川! 何故黙っているんだ? 応援しろよ」
健太は長谷川に言った。
でも彼は何も言わない。
長谷川は生真面目で大人しい性格だ。
そういうタイプの人間はこのような場所で、大声を張り上げて人の応援をする事などできないものなのだ。
でもまだ11歳の少年にそんな長谷川の気持ちなど分かる筈はない。
ルナは残念ながらあと少しという所で追い抜かれ、二位に終わった。
「アー、オシイ! 長谷川、お前が応援しないから負けちゃったじゃないか。こんな冷たい奴だとは思わなかったよ」
健太は軽蔑の眼差しで長谷川を睨み付けた。
「長谷川! ルナの所へ行って見よう」
健太は長谷川と共に、観覧席下のプールサイドまで降りて行った。
「オーイ、ルナ!」
健太は叫んだ。
「あ、お兄ちゃん!」
ルナは二人の元に駆け寄ってきた。
「私、一生懸命頑張ったよ。でも二位だったわ」
「いいんだ。ルナはよく頑張ったよ。兄ちゃん誇りに思うぞ。そもそも長谷川! お前がしっかり応援しないから負けたんだ。帰ったらお仕置きが待っているからな」
健太は長谷川を睨み付けた。
「どうもすみません、お坊っちゃま! 年を取ると声が出なくて…」
その時ルナが長谷川の近くに近付いたかと思うと、男の頬に強烈なビンタを喰らわせた。
パチン! という音が辺りに響き渡った。
まだ幼い日焼けした脚と腕、肩が照明の下で美しく輝いていた。
後ろ側の浅黒い背中と太ももの露出が激しかった。
裸とたいして変わらない。
ルナの洗った事がない水着からは、強烈なアンモニア臭が漂っている。
ルナの怒った表情は水滴と光がマッチしていて、とても美しかった。
「ねぇ長谷川! 言い訳はいいのよ。私今あと一歩という所で負けちゃって、とてもむしゃくしゃしているの。ちょっと顔をつねらせてくれる」
ルナは長谷川の頬を、思いっ切りつねりあげた。
「ギャー、痛い痛いお嬢様! お止めください。お願いでございます」
長谷川は情けない声を出した。
顔をつねりながらルナは、男の股間を蹴り上げた。
「ギャー!」
長谷川は蹲った。
ルナは男の頭を両手で抱えると、水着の腹の辺りを長谷川の顔にすりこんだ。
二年間洗った事がない水着だ。
かなり臭いに違いない。
「ウワー、臭い! お止めください。吐きそうです」
長谷川は叫んだ。
ルナは手を放してやった。
長谷川は苦しそうに咳き込み始めた。
「ちゃんと声出るじゃない」
ルナはまだイジメたりないようだ。
「こんなだらしないからいつも僕達にイジメられるんだよ」
健太は蹲っている長谷川を軽く蹴った。
「はい、分かりました。お坊っちゃま、お嬢様!」
男は泣きそうな声を出した。
いっそのこと、こいつ泣かしてやろうか?
健太は凄く残酷な気分になった。
でもここは公共施設だ。
人が大勢見ている。
人がいない所でじっくりとイジメてやろう。
「分かればいいんだよ。でも帰ったらキツいお仕置きが待っているからな。覚悟してろよ」
しかしいくらパパから高い給料を貰っているとはいえ、子供相手にあんなにペコペコできるだろうか?
いくら僕達がイジメてやっても、一向に応えないのだ。
僕達は生まれた時分から何不自由ない生活をし、毎日高級料理を食べて育ってきた。
欲しい物も何でも買って貰えた。
でも何かがたりないのだ。
それは刺激だ。
いつの頃からか僕達は気に入らない召し使い達をイジメるようになった。
そのため何人もの召し使い達が辞めて行った。
しかし長谷川は何故かしぶとく残っている。
健太はあの全く冗談の一つも言わず、いつも僕達にペコペコする長谷川が嫌いだった。
辞めさせてやろうと思ってどんなにイジメてやっても、辞めようとしないのだ。
健太が長谷川をイジメるようになったのは、ある出来事がきっかけだった。
妹のルナはある日の事、ごみ収集場から燃えるゴミと一緒に混じってダンボールの中に入った五匹の子猫を拾ってきた。
健太とルナは毎日食事の残りをやり、とてもよく可愛いがった。
島田のオバサンも、「可愛いですね!」と言って一緒に可愛いがった。
島田のオバサンと言うのは、健太達の食事係のオバサンだ。
とてもいい人で、健太は島田のオバサンが大好きだった。
ある日の事、健太達が餌をやるため子猫がいる場所に行くと、子猫は何処にも居なかった。
長谷川に聞いて見ると、「私が保健所に電話して引き取りに来て貰いました」と済ました顔で言いやがった。
健太は怒って、「何て事をするんだ?」と言ったら彼は、「部屋中に糞をされると私が旦那様に叱られますので」と言いやがる。
健太は無理矢理彼に車を運転させて、ルナと一緒に保健所まで子猫を取り返しに行った。
保健所の職員の人に、子猫達は何処にいるのか聞いて見た。
残念ながらもう処分された後だった。
ルナは帰りの車の中で、ずっと泣いていた。
長谷川はそんな事は念頭に置かず、平然と車を無表情な顔で運転していた。
健太はそんな様子の長谷川を、憎悪を込めた目付きでずっと睨み付けていた。
その日から僕達はこの冷血動物みたいな男をイジメるようになった。
今日はどうやってイジメてやろうか?
今日はいつもよりも、どキツいお仕置きをしてやろう。
どんなお仕置きがいいだろうか?
健太は異様な臭気を放つ、ルナの超過激な競泳水着を思い浮かべた。
そうだ。
いい事を思い付いた。
長谷川! 覚悟していろよ。
健太はニンマリと笑った。
長谷川の車で邸に着くと、彼はそそくさと逃げるようにして自分の部屋の中に駆け込んで行った。
健太はルナの部屋に入ると、水着が入った水泳袋を掴んだ。
「ルナ、これ借りるよ」
「お兄ちゃん! こんな物いったい何に使うつもりなの?」
「こうするのさ」
健太はいきなり靴下とTシャツと短パンを脱いで、パンツ一枚になった。
「キャー、お兄ちゃん! イヤダー!」
ルナが叫んだ。
健太はルナの水泳袋から水着を取り出すと、ニヤーと笑った。
ルナはこの水着を二年間洗った事がなかった。
水泳教室には週二回ペースで一年中通っているし、学校の水泳の時間でもこの水着だ。
ちなみにハワイでもこの競泳水着で泳いだ。
ルナは泳いだ後、洗わないまますぐに水着を水泳袋の中に入れて、泳ぐ時又取り出して着るのだ。
水着からはプールの水が臭ったような臭いとルナのオシッコの臭いが入り混じったような凄いアンモニア臭に似た悪臭が漂っていた。
その凄まじい臭いに思わずむせそうになる。
「ま、まさかお兄ちゃん! これを着るんじゃ…?」
ルナは驚いたような顔をした。
「そのまさかだよ」
健太はパンツを脱いでスッポッポンになった。
そしてルナの競泳水着を着て、水着姿になった。
水着少年の出来上がり。
健太は鏡の前に立った。
健太にはかなり小さいのか、お尻の部分がケツの穴に食い込んでいる。
超ハイレグ水着のためか、股間の辺りもビキニパンティみたいになって、大事な部分が見えそうだ。
背中とお尻の部分はほとんど露出していたし、横腹の部分も肌が露出していた。
ルナが着ても小さめの水着だ。
健太が着たら、かなりピチピチ超ハイレグ水着になった。
「キャー!」
とルナは叫ぶと、「ハハハ!」と軽く笑い出し、「キャハハハハハー」と大声で笑い始めた。
「キャキャキャキャハハハハハー! お兄ちゃん! ちょっと何、これ? 超カワイイ! キャハハハハハー!」
ルナは床に倒れて大笑いを始めた。
健太は鏡の中の超過激で異常な自分の姿を見て、凄く残酷な感情が腹の底から沸き上がってくるのを感じた。
今からこの格好であいつ(長谷川)をイジメてやるのだ。
水着からの凄い悪臭が鼻をついた。
覚悟していろよ、長谷川!
ゲロを吐かせてやる。
ルナはまだ笑い転げている。
健太は競泳水着姿のまま、ルナの部屋を出た。
今日は他の召し使い達は居ない。
この格好を召し使い達に見られる事はないようだ。
特に島田のオバサンにだけは見られたくない。
健太はこの異常な格好のままで廊下を歩いて、長谷川の部屋に向かった。
途中に大きな鏡があり、自分の水着姿が映し出された。
予想以上に過激な格好だ。
裸とたいして変わらない。
しかも女の子に見えるのだ。
長谷川が見たらどんな反応を示すだろうか?
想像がつかない。
もうすぐ長谷川の部屋に着く。
健太は少し緊張してきた。
今から自分の水着姿をあの男に見せるのだ。
よく考えたら凄く恥ずかしい事なのだ。
そしてこの格好のままであいつをイジメまくるのだ。
僕は頭がおかしくなったのだろうか?
行動が普通ではない。
異常過ぎる。
そうこう考えているうちに、長谷川の部屋の前にたどり着いた。
健太は一瞬ドアを開けるのをためらった。
でもせっかくここまで来たんだ。
健太は思い切ってドアを開けた。
長谷川はドアの方を振り向いた。
「ウワー!」
彼は驚嘆の面持ちで叫んだ。
長谷川の目は大きく見開かれていた。
顔もまっ青だ。
「ま、まさか! お、お坊っちゃま! こ、これはいったい…?」
長谷川は身を震わせた。
水着姿の健太はドアを閉めて、ドアロックを掛けた。
そして逃げられないようにドアの前に机を置いた。
「さあ、長谷川! お仕置きの時間だよ」
健太は虚無的な目で長谷川を見つめながら、彼に近付いた。
「お、お坊っちゃま! い、嫌です。お止めください。私が悪うございました。これからは気を付けます。だからどうかこれだけはお止めください」
長谷川は震えながら言った。
すっかり怯えきっている。
健太は無性に長谷川をイジメてやりたくなった。
その時、部屋の鏡に自分の水着姿が映った。
どこからどう見ても可愛い水着少女に見えた。
健太は鏡の前で色んなセクシーポーズを取ってみた。
次に脚を内股にしてブリッコポーズを取った。
続いて長谷川の方に振り向くと、ニッコリ笑ってアイドルよろしく手を振って見せた。
11歳の男の子である健太が女児用の競泳水着を着ただけで可愛い水着少女になれるのだから不思議だ。
健太は股間の辺りが膨張してくるのを感じた。
体中も熱い。
凄く興奮してきたのだ。
まずはこいつをメロメロにしてやる。
健太は長谷川の前に立つと、水着の胸の辺りを両手で揉み始めた。
「ハーイ、ウッフーン!」
健太は片手を顔の前に持ってくると、体をくゆらせ始めた。
水着少年は体をくゆらせながら、長谷川に近付いた。
「ハーイ、私キレイ? 可愛い? ウッフーン!」
健太は甘美な声を出した。
「は、は、は、はい! と、と、とても綺麗です。あ、あのちょっと私急用がありまして…」
長谷川は逃げようとした。
健太は逃がさないように、彼の前に立ち塞がった。
「ねぇ、キスしたげようか? オ・ジ・サ・ン!」
長谷川は顔面蒼白で震えていた。
「ねぇ、怖がらなくてもいいじゃない」
健太は両手で長谷川の顔を撫でると、両頬を思い切りつねりあげてやった。
「ギャー、痛い!」
彼は叫んだ。
「ねぇ、長谷川! 何でこんな事をされるのか分かってんの? 11歳のガキンチョにイジメられるのってどんな気分なの? どんな気分なのかって聞いてんのよー」
健太は力一杯、両頬を横に引っ張ってやった。
男の頬肉はゴムのように伸びた。
このままだと頬肉が千切れるのは時間の問題だ。
「ギャー、痛い! 顔の肉が千切れる。何でも言う事を聞くから止めて下さい」
長谷川は必死で懇願した。
「だったら僕の水着の匂いと体中の匂い嗅いでくれる?」
「はい、分かりました。嗅ぎます」
男は答えた。
健太は長谷川の頭を抱え込んで、水着の胸の辺りと腹の辺りを彼の顔に押し付けて、顔中に思い切り何回もすりこんでやった。
「ウワー、臭い! 吐きそうです」
長谷川は叫んだ。
今さっきまでルナが着てプールで泳いでいた水着だ。
ルナの汗とプールの匂いと、そして彼女が二年間蓄積してきた臭いが混ざり合って凄い臭いになっている筈だ。
健太は更に興奮してきて、凄く残酷な気分になった。
もっと臭い目に遭わせてやる。
次は体の匂いだ。
健太はまず両腕の匂いを長谷川に嗅がせる事にした。
腕全体を二の腕に掛けて男の顔中にすりこんでやった。
続いて脇の下の辺りを長谷川の顔に押し付けた。
「ウワー! く、臭い!」
男は呻いた。
次に脇の下から脇腹に掛けて長谷川の顔中にすりこんでやった。
「匂い嗅げー!」
長谷川は苦しそうにむせた。
次は背中の匂いだ。
健太は仰向けになって背中全体を長谷川の顔中にすりこんだ。
「どう、長谷川! 僕の体の匂いは… いい香りがするでしょう? ハワイでまっ黒に日焼けしているから匂いも濃厚よー! さあ、もっと匂えー」
健太は更に強く背中全体を長谷川の顔にすり付けた。
次は生脚の匂いを嗅がせてやる。
健太は生脚全体を太ももに掛けて男の顔中にすりこんだ。
「ウワー、臭いー!」
長谷川は苦しそうに咳き込んだ。
健太は更に強く何回も生脚全体を長谷川の顔中にすりこんだ。
「体の匂いの次はおまちかねの水着の匂いよー」
健太は水着全体を長谷川の顔中にすり付けてやった。
「ウェー、臭いー! 止めて下さい。吐きそうです。凄く変な臭いがするんですー」
長谷川は苦しそうに暴れ始めた。
でも健太は止めなかった。
更に水着の汚れを長谷川の顔中に塗りまくってやった。
次は一番臭い部分の匂いを嗅がせてやる。
健太は水着の股間の辺りを長谷川の顔に押し付けた。
そのまま強く男の顔中にすりこんでやった。
男は再び苦しそうに暴れ始めた。
そのままお尻の辺りを長谷川の顔に押し付けた。
お尻の部分はTバックみたいになっているため、生ケツを嗅がされるのとたいして変わらない。
「匂い嗅げー!」
長谷川は激しく咳き込んだ。
ヤバイ!
健太は急いで離れた。
長谷川は床に激しく吐き始めた。
嘔吐物が床に広がった。
長谷川は床に蹲った。
黒のスーツはゲロで汚れている。
「キャハハハハハー!」
突然健太は甲高い声で笑い始めた。
「キャハハハハハー! キャハハハハハー!」
しばらく少年の甲高い笑い事が部屋中に響いていた。
「長谷川! 少しは思い知った? でもまだお仕置きは終わりじゃないよ。ここで待ってて」
健太は部屋から出て行った。
水着少年は長谷川が逃げないようにドアの前に大きな机を置いた。
こんなモノじゃ済ませない。
もっと酷い目に遭わせてやる。
健太の頭の中にある恐ろしい考えが浮かんできた。
あの水着を嗅がせてやったらどうなるだろうか?
二年前匂いを嗅いだ時、この水着の20倍は臭かった。
あまりの悪臭に思わず吐きそうになった。
凄い強烈なアンモニア臭がしたのだ。
ルナが新しい水着を買って貰って、あの水着はそのまま洗わずにビニールに入れたまま保存してあるのだ。
それはルナが幼稚園に入園した時に買って貰った水着で、小学二年生まで着ていた物だ。
勿論一度も洗った事はない。
バイ菌が繁殖して変色していた。
ルナの汗とオシッコとプールの水の臭った臭いが四年間分染み付いているのだ。
この前恐る恐る見に行って手に取って見た。
水着とビニールはカビと細菌でどす黒く不気味に変色していた。
健太はこれを急いで元の場所に戻すと、その場から離れた。
ビニールを開けるのが怖かったのだ。
それは二年前とは比べ物にならない程変色していた。
恐らく大人一人殺せる位の猛毒になっている筈だ。
ルナに絶対にビニールを開けるなと言っておいた。
この水着の百倍は臭いに違いない。
やっぱりあれは危険だ。
生命に関わる。
見るのも袋から出すのも凄く怖い。
少年はしばらく考え込んでいた。
健太は倉庫代わりにしている部屋の中にいた。
その部屋の棚にそれはあった。
ビニールに入ったそれはまっ黒く変色していた。
健太はそれを手に取った。
「お兄ちゃん!」
いつの間にかルナが部屋の中にいた。
「ま、まさかお兄ちゃん! この水着を着るんじゃ… でもこれはヤバイよー! 下手すると… いや、たぶん長谷川死んじゃうよー! ヤバイよー!」
ルナは凄く不安そうな顔をした。
「この水着は私が幼稚園の頃から小学二年生まで週2回の水泳教室で着ていた水着だよ。どうせ水に濡れるからって洗った事がないし、お尻と背中が丸出しになる水着だよ。私恥ずかしくてたまらなかったわ。よくみんなからセクシークイーンってからかわれたのよ。二年生の頃の私が着ても凄くちっちゃかったのよ。お兄ちゃんが着たらどうなるかしら?」
健太はしばらくこの変色した猛毒を持つ水着を眺めていた。
これは健太とルナが捨てずに実験のために、ずっと洗わないまま保存してきた物だ。
まさかここまで凄い状態になっているとは…
「とても臭いわよ。この前試しに見に行ってビニールを開けて見たの。凄いアンモニア臭がしたわ。私息を止めて勇気を出して水着を取り出して見たの。私急いでそれをビニールの中にしまって、すぐトイレに駆け込んで吐いてしまったのよ。いまお兄ちゃんが着ている水着の百倍は臭かったわ。これは猛毒よ。ヤバイって! 止めた方がいいって!」
ルナはすっかり怯えていた。
健太は最高に残酷な気分になって、この水着を着て見たくなった。
そして長谷川に臭いを嗅がせまくってやるのだ。
死んだって構うものか。
この水着が凄い猛毒を持っている事は分かっている。
他の召し使いには絶対に使わないだろう。
あまりにも危険過ぎるからだ。
あの臭いは人に嗅がせる物ではない。
この水着の臭いを人に嗅がせたらどんな事になるだろうか?
考えただけでも恐ろしかった。
でもあいつ(長谷川)だけは特別だ。
あいつはいくらイジメてやっても全く逆らおうとしないし、辞める素振りも見せないのだ。
今までの召し使い達はある程度は逆らって、最後には辞めて行った。
でもあいつ(長谷川)は今までとは全く違うタイプなのだ。
それならば究極の秘密兵器を使うしかないではないか。
ルナが僕の水着姿を見たのは今日が初めてだ。
超ハイレグの競泳水着だ。
ルナは異常に笑い転げた。
ルナは幼稚園に入園した頃から、スイミングスクールに通い始めた。
その時この水着を買って貰ったのだ。
色は紫色で肩ヒモの部分が細くなっていた。
金太郎の腹当てにも似ているし、昔の子供が川遊びの時に身につけていた腹当てにも似ている。
よく見ると女性が着るセクシーランジェリーにも見えた。
そのためにルナの背中とお尻は丸出しだったし体の横の部分、二の腕、脇の下から脇腹、太もも、二の脚の部分の肌も丸出しだった。
隠しているのは股間の部分とお腹の部分位だった。
ママがどうしてこんな超セクシーランジェリーみたいな水着をルナに買ったのかは分からない。
でもルナは小学二年生までこの水着を着て泳いでいた。
スイミングスクールでも学校の水泳の授業でも、その他海水浴やレジャープールでもずっとこの超セクシー水着で泳いでいた。
ルナはいつも、「私セクシーでしょう!」と言って自慢していて、みんなからはセクシークイーンと呼ばれていた。
ルナが三年生になった時、さすがに大事な股間の部分が見えそうになったし、胸の辺りの露出も激しくなってきて全裸に近い状態になった。
これ以上露出度が増したらヤバイというわけで、新しい水着を買って貰ったわけだ。
つまり今僕が着ている競泳水着だ。
でもこの競泳水着も超ハイレグで露出度が高い。
僕は小学二年生の時、ルナの水泳袋からセクシーランジェリー型水着を取り出すと、裸になってこのセクシー水着を着てみた。
下の部分はTバックパンティーみたいになっていて、肩ヒモを金太郎の腹当てみたいに首に掛けて腰の辺りを細いヒモで結ぶタイプの水着だ。
二年生の僕にとっても小さく背中とお尻は丸出しだったし、胸の辺りの露出度も激しかった。
股間の部分は辛うじてギリギリ隠れていたけど、太もも部分は丸出しだった。
二年生のセクシー水着姿の僕は、自分の姿を鏡に映してみた。
とても可愛かった。
誰が見ても女の子だ。
僕は鏡の前でポーズを取り始めた。
そして鏡の前で踊り始めた。
その姿は天使のように可愛かった。
その時ママが部屋に入ってきた。
ママの目は大きく見開かれていて、僕の姿を見てもしばらく呆然と立ち尽くしていた。
僕はママに向かって無邪気に微笑むと、最高に可愛いセクシーポーズを取った。
するとママは上ずった声で、「健ちゃん、凄く可愛いよ。ママ写真撮ってあげる」と言って何枚もの僕の水着写真を撮ってくれた。
ルナは水着を洗わないまま袋に詰めるので、その時の水着は鼻が曲がる程臭かった事を覚えている。
アンモニアとプールの水が臭ったような臭いが水着から漂っていた。
二年生の僕が着ても全裸に近い凄い姿になるのだ。
現在の僕が着たらどうなるだろうか?
想像がつかない。
長谷川にこのセクシーランジェリー水着一枚の僕の姿を見せてやりたい。
長谷川の驚く顔が目に浮かぶようだ。
その前にあの猛毒のアンモニア臭に耐えられるだろうか?
その臭いに耐えて着る事ができるだろうか?
自信がなかった。
この水着はいくらでも伸びるのだ。
今の僕でも着れない事はない。
着てしまえば臭いなどあまり気にならなくなるだろう。
そのかわり長谷川は地獄の苦しみを味わう事になる。
健太はそれを手に取った。
そしてビニール袋の口を少し開けた。
いきなり凄い悪臭が健太の鼻をついた。
「ウワ何だ、この臭いは?」
それはコールタールのようにグジュグジュになっていた。
ビニールの中は、このような異様な液体で埋め尽くされていた。
中の水着は変色して、黒いような茶色いような不気味な色をしていた。
カビだろうか?
アンモニアが発酵した猛毒だろうか?
少し開けたそのビニールの口からは、凄い悪臭が漂っていた。
「ねぇ、お兄ちゃん! これでもやるの?」
ルナの顔は苦痛で歪んでいた。
「絶対ヤバイって! これ危ないよ。焼却炉で燃やそうよ。こんなの嗅がされたら絶対死んじゃうよ」
健太は今着ている競泳水着をスルスルと脱いで、スッポッポンになった。
「これ返すよ」
健太はルナに脱いだ競泳水着を手渡した。
「ま、まさかお兄ちゃん! やっぱり着るの?」
「ルナ! 部屋から出た方がいいよ。危ないから」
「分かったわ。お兄ちゃん!」
ルナは部屋から出た。
健太はビニールの口の部分を大きく開いた。
その瞬間、強烈な悪臭が襲ってきた。
健太は一瞬意識が飛んだと同時に吐きそうになった。
あっという間に部屋の中はアンモニア臭で一杯になった。
それでも健太は勇気を出して、このコールタールのような液体の中に手を突っ込んだ。
息は完全に止めていた。
そして中の水着らしき物を掴むと、一気にそれをビニールから取り出した。
その水着は茶色っぽく変色していた。
茶色の中に緑や青のカビらしき色も混じっていた。
この水着からはネバネバのコールタールのような液体が滴り落ちていた。
健太は鼻を詰まんで、口で息をするようにした。
この水着全体にアンモニアの猛毒と思われるカビが、びっしりと付着していた。
おまけに異常な程小さい。
こんな小さい物はたして着れるのだろうか?
それにこんな猛毒の塊のような物嗅がせたら完全に死んでしまう。
どうしようか?
止めようか?
健太の頭の中に、怯えきっている長谷川の姿が思い浮かんだ。
あいつだけはとことんまでイジメてやらないと…
健太は決心した。
よし、この水着を着てやろう。
健太はこの水着を下から履いてみた。
小さめのTバックパンティーみたいだ。
そして肩ヒモの部分を頭の上まで引っ張り上げて、肩ヒモを首に掛けた。
金太郎の腹当てみたいだ。
最後に腰の辺りを細いヒモで結ぶ。
股間の大事な部分を隠すのに、あまり役には立っていないようだ。
胸の辺りも乳首が完全に出ている。
全裸とたいして変わらない。
健太はこの格好のまま部屋を出ると、廊下を歩いて長谷川の部屋に向かった。
その時、「キャー!」という悲鳴が聞こえた。
「お兄ちゃん! この格好まさか… お兄ちゃんこの格好凄いわよ。一瞬何も着ていないのかと思ったわ。でもまさかこんなに凄いとは思わなかったわ」
ルナは廊下の隅で顔を伏せていた。
「この水着の臭い凄いわよ。廊下中アンモニアの臭いで一杯よ。鼻が曲がりそうっていうか吐きそう。こんな臭いを長谷川に嗅がせるの?」
「当たり前じゃないか。あいつにはドキツイお仕置きをしてやらないと…」
「でもこんな臭いまともに嗅がせたら死んじゃうよ」
「死んだって構うものか。あんな奴」
健太はニヤリ!と不気味に笑った。
途中の廊下の鏡に自分の姿が映し出された。
予想以上に凄い格好だ。
全裸と変わらない。
超セクシーランジェリー少女みたいだ。
金太郎や昔の子供が川遊びで着ていた腹当てよりも、更に露出度が高いのだ。
背中とお尻と体の横の部分は丸出しだったし、前の部分は辛うじて股間の大事な部分とお腹が隠れる程度だった。
もうすぐ長谷川の部屋に着く。
健太はゆっくりと歩き出した。
心臓は早鐘のように鳴っている。
少年の目には狂気が宿っていた。
今から僕がやろうとしている事はいったい…
健太は長谷川の部屋の前に立った。
そしてドアの前の机を退けると、ドアを開いた。
長谷川はすっかり怯えていた。
体中ガタガタ震えている。
まさかお坊っちゃまがあのような姿になって私をイジメるとは夢にも思わなかった。
しかも女の子用の水着姿だ。
あまりのショックで寿命が十年位縮まったようだ。
あの水着の臭いを嗅がされた。
あまりの凄い悪臭に吐いてしまった。
目の前には吐き出した嘔吐物が広がっている。
お坊っちゃまは待っていろと言っていた。
お坊っちゃまの命令なので聞かない訳にはいかない。
まだお仕置きは終わっていないと言っていた。
今まで通りのお仕置きで済めばいいけど…
あのような水着のお仕置きだけは嫌だ。
彼は凄く不安な気持ちで待っていた。
そして心の中で祈った。
どうか今まで通りのお仕置きか、トイレ掃除などの罰で済みますように…
お坊っちゃまが水着姿で現れませんように…
その時、ガチャりと音を立ててドアが開いた。
長谷川はドアの方を見た。
「ヒ、ヒ、ヒエー!」
長谷川はすっとんきょうな声を上げ始めた。
「ヒイー、お坊っちゃま! 何というお姿に…ヒエー! た、助けてー! 誰か助けてー! 嫌だー!」
あっという間に、部屋中強烈なアンモニア臭で一杯になった。
長谷川はあまりの凄い悪臭に顔をしかめた。
健太は長谷川の方を見るとぶりっ子ポーズを取って、ニッコリ笑うと、アイドルがやるように手を振って見せた。
そしてセクシーポーズを取ると、体をくねらせながら黒スーツの男の方に近付いた。
「ウッフーン、私キレイ? ねぇオジサン! 私可愛いでしょう?」
続いて後ろを向いて丸出しの背中とお尻の日焼けした肌を男に見せた。
健太は長谷川に近付くと、男の顔に両手をそえて顔を水着の腹の辺りに近付けてやった。
「ウエー、臭い! 凄く臭い! 吐きそうだ。ウエー嫌だ! お坊っちゃま! 頼むから止めて下さい。これだけは勘弁して下さい」
長谷川は必死で懇願している。
「ねぇオジサン! 僕の水着の匂い嗅ぐよねぇ。あの水着よりも百倍はいい香りがするよ。香水の香りだよ。アンモニアっていう香水のねぇ」
健太は長谷川の両頬をつねり上げた。
「僕今ねぇ、凄く怒ってんだよー!」
「ギャー、痛い! 助けてー!」
彼は叫んだ。
「ねぇオジサン! 僕との約束破ったね。僕の水着の臭い嗅ぐんじゃなかったの? ねぇどうなのー? 嗅ぐの? 嗅がないの?」
健太は更にきつくつねり上げると、横に引っ張ってやった。
「ギャー、痛い! 肉が千切れる!」
長谷川の両頬の肉は異常な程横に伸びていた。
「ねぇオジサン! 言う事聞かないとこのまま引きちぎるよー」
「ウワー、痛い! でもこの臭い直接嗅がされたら私死んでしまいますー」
健太は更にきつく横に引っ張った。
このままだと頬肉が千切れるのは時間の問題だ。
「それでも臭い嗅ぐよねぇ。オジサン男だもんねぇ。ゲロ吐いても臭い嗅ぐよねぇ。今日一晩中でも嗅ぐよねぇ」
「わ、分かりました。臭い嗅ぎますー」
健太は手を離してやった。
「最所からそう言えば痛い目に遭わなくて済んだんだよ。オジサン男ならちゃんと約束を守らなくっちゃ。その前にちょっとした痛いお仕置きがあるんだよ。約束破った罰だよ。これが済んだら水着の香りをたっぷりと嗅がせてア・ゲ・ル! ウッフーン!」
健太は再びセクシーポーズを取ると、長谷川に二の腕の匂いを嗅がせてやった。
「オジサン! 立って!」
少年は男を立たせた。
男はすっかり怯えきっている。
「オジサン、動かないでね」
健太はその場でマラソン選手よろしく、駆け足を始めた。
脚の回転速度が段々と早くなる。
全裸に近い格好なので体が軽い。
回転速度がピークに達した時、健太はスタートダッシュを始めた。
「ケンタ、イッキマース!」
少年は猛然とダッシュを始めた。
凄いスピードが出ている。
健太は長谷川の手前で宙高くジャンプをした。
凄いジャンプ力だ。
全裸同然の格好なので、体の動きが倍になっている。
健太は宙に舞ったまま、長谷川の額に飛び蹴りを喰らわせた。
着地と同時に再び宙に舞い、男の顔に飛び後ろ回し蹴りを喰らわせた。
長谷川は三メートル近くふっ飛んだ。
男は壁に激しく体を打ち付けた。
男はズルズルと床に倒れた。
健太は長谷川を冷たく見下ろした。
健太は長谷川の顔に蹴りを数発喰らわせた。
パチン、パチン、パチン、パチン!
男は床に倒れた。
小学校に入学した頃からカンフー教室に通っているので蹴りは得意なのだ。
健太は凄く熱心にカンフーの練習をした。
彼はカンフー教室では一番熱心な生徒だった。
特に蹴りをメインに練習した。
健太がカンフーを始めた動機は強くなりたいとか、試合で活躍したいとか言う事ではなかった。
ただ気に入らない召し使いをイジメるのが目的だった。
健太は小学一年生の頃から、お仕置きとして大人の召し使い達に飛び蹴りを喰らわせてきた。
小学生の子供に蹴られて顔中アザだらけになったり、鼻血を出したり、鼻を折られた召し使い達はみんな辞めて行った。
長谷川が入ってきたのは今からちょうど一年前、健太が五年生になった頃だ。
彼は凄く真面目に働いてくれた。
最初は健太は彼をイジメなかった。
でもあの事があってから健太は長谷川をイジメるようになった。
長谷川が子猫を保健所に連れて行った時からだ。
健太は毎日彼に飛び蹴りを喰らわせた。
長谷川の顔中は毎日アザだらけだった。
鼻血を出してやった事もある。
ルナも一緒になって長谷川をイジメた。
子猫を保健所に連れて行かれた時のショックが大きかったのだろう。
「さあ長谷川! これからが本番だよ。今日は一晩中お仕置きだよ」
健太はまず肌の露出部分を嗅がせる事にした。
腕から始まって脇腹、背中、生脚、お尻という順序で嗅がせてやった。
「どう、長谷川! 僕の裸の匂いは…? いい香りがするだろ。濃厚なカレーの匂いだよ。さあ、僕の裸カレーたっぷりと召し上がれー!」
健太は体中の匂いを男に嗅がせまくってやった。
男は激しく咳き込み始めた。
よっぽど臭いのだろう。
健太は凄く興奮してきた。
股間の辺りが膨張して固くなっているのが分かる。
次は猛毒をたっぷりと含んでいるこの水着の臭いを嗅がせまくってやる。
「さあカレーでお腹一杯になった後は、お待ちかねのデザートの時間だよー。水着の香りだよ。香水のいい香りがするよ。アンモニアっていう香水の香りがねぇ」
健太は水着の腹の部分を長谷川の顔に押し付けてやった。
「匂い嗅げー!」
更にきつく押し付けて水着に付着した猛毒を男の顔中にすりこんでやった。
長谷川は激しく暴れると咳き込み始めた。
健太は急いで男から離れた。
男は床に激しく嘔吐し始めた。
凄く苦しそうだ。
彼はしばらく吐き続けていた。
苦しみ方が尋常ではない。
男の顔は大量の猛毒のために、どす黒く変色していた。
明らかに死相が現れている。
まさかこんなに凄い事になるとは…
健太は怖くなってきた。
大変な事をしてしまった。
ここまでやる事はなかったのでは…
健太は部屋から出た。
今は他の召し使い達は誰もいない。
明日の朝にならなければ誰も来ないのだ。
「ルナ!」
健太はルナを呼びに行った。
「どうしたの? お兄ちゃん!」
ルナが部屋から出てきた。
「長谷川が大変なんだ。ちょっと来てくれ」
「いったいどうしたの? まさかこの水着の臭いを嗅がせたの?」
「そうなんだ。たっぷりと嗅がせてやった」
「長谷川どうなったの?」
「分からない。凄く苦しんでいる」
「長谷川死んじゃうの?」
「分からない。とにかくあの苦しみ方は異常だ。ずっとゲーゲー吐いている」
健太は長谷川の部屋のドアを開けた。
健太とルナは部屋の中に入った。
長谷川はまだゲーゲーやっている。
健太は凄く不安になってきた。
「救急車呼んだ方がよくないかな?」
ルナは長谷川の様子をしばらく眺めていた。
顔中どす黒く変色し、死の影が漂っていた。
「パパやママにはどうやって説明すれば…明日の朝イチには他の召し使い達もやってくる。その時にどう言えば…やっぱり今すぐ救急車を呼んだ方がいいと思う」
健太は震えながら言った。
頭が混乱してパニックになっている。
「救急車なんか呼ぶ必要はないわ」
ルナは淡々とした口調で言った。
「お兄ちゃんって意外とだらしがないのね。こうなったらとことんまでやるしかないじゃない」
「でもこれ以上やったら…」
「死んじゃうって言うんでしょう。いいじゃない。死んだら死んだで。私達は未成年なのよ。人を殺しても刑務所に入る事はないのよ。こんな事が出来るのも子供時代だけなのよ。そうじゃなくて?」
ルナは冷淡な眼差しで苦しんでいる長谷川を見つめた。
「でもここまでやれば十分じゃないかな?」
健太はすっかり怯えている。
「何を言っているの? やろうって言ったのはお兄ちゃんじゃない。一晩中でも水着を嗅がせてやると言ったのはお兄ちゃんよ。分かったわ。お兄ちゃんがやらないなら私がやるわ」
ルナは服を脱ぎ始めた。
「ま、まさか! ルナが…」
「そうよ! 私がやるわ。私があいつにこの水着の臭いを嗅がせまくってやるわ。一晩中でもねぇ」
ルナの目には狂気が宿っていた。
健太はまさかルナにこんな恐ろしい一面があるとは思わなかった。
ルナは服も靴下も下着も全部脱いで、スッポッポンになった。
「お兄ちゃん! この水着、今度は私が着るわ」
「分かったよ。ルナ!」
健太は水着を脱いでルナに渡した。
ルナは久しぶりにこのセクシーランジェリー水着を着た。
ルナのセクシー水着姿は、マーメイドのように美しかった。
正に小麦色のマーメイドだ。
「二年ぶりね。この水着を着るのは…」
セクシー水着姿のルナは長谷川の方に近付いた。
「ハーイ、オジサン!」
ルナはセクシーポーズを取った。
ルナの小麦色に日焼けした背中とお尻は丸出しだ。
股間の辺りもギリギリ大事な部分が隠れる程度だ。
「ハーイ、ウッフーン!」
ルナは体をくゆらせ始めた。
続いて背中とお尻の部分を男に見せて、生ケツをセクシーに振り始めた。
「ウワー!」
長谷川は驚嘆の眼差しで、ルナのセクシー水着姿を見た。
「ま、まさかお嬢様! お嬢様までが…」
「ねぇオジサン! 遊びましょう」
ルナは両手で長谷川の顔に触れた。
「ウワー、止めて下さい。お嬢様! く、臭いです」
「ねぇオジサン! 遊ぼうよ。ねぇってばあ!」
ルナは両手で長谷川の頬をつねり上げた。
「ギャー、痛い!」
男は叫んだ。
「ねぇ長谷川! 今度は私があなたをイジメてやるわ。言っておくけど女の子のイジメは男の子のイジメよりエグいわよ。覚悟してね」
ルナは更にきつく長谷川の頬を引っ張った。
「ねぇ長谷川! 私の体の匂いと水着の匂い嗅ぐわよねぇ。一晩中でも嗅ぐわよねぇ。ねぇどっちなの? 嗅ぐの? 嗅がないの?」
ルナは男の頬を引っ張り続けた。
「早く決めないと頬肉が千切れるわよ。オジサン!」
「ギャー、痛い! 嗅ぎます。嗅ぎます。嗅ぐから放して下さい」
男は懇願した。
ルナは両手を放した。
「だったらまずは私の裸カレーたっぷりと食べさせてあげるわ」
ルナは体中の匂いを長谷川の顔中に塗り始めた。
よく考えたらプールで泳いだ後、シャワーも浴びていなかった。
「匂い嗅げー!」
ルナは腕から始まって胸、脇の下、脇腹、背中、生脚、お尻というふうにして体中の匂いを男に嗅がせまくった。
「どう、長谷川! 私の濃厚な裸の匂いは…? カレーの匂いがするでしょう。カレーの次はデザートよ。今度はこの水着の匂いをたっぷりと嗅がせてやるわ。覚悟はいい? オジサン!」
ルナは自分のエキスをたっぷりと含んでカビが生えて変色し、猛毒みたいになっている水着の胸から腹の辺りの部分を長谷川の顔中に押し付けた。
「ウワー、臭い!」
男は苦しそうに呻いた。
ルナは構わずに水着に付着した汚れやカビを長谷川の顔中に塗り込んでやった。
「匂い嗅げー! たっぷりと嗅げー!」
長谷川は咳き込むと、再び床に激しく吐き始めた。
凄く苦しそうだ。
苦しみ方が異常なのだ。
ルナは無表情な面持ちで、男の頬をつねり上げた。
「ねぇオジサン、もっと嗅ぎたいわよねぇ嗅ぐわよねぇ! 一晩中でも嗅ぐって言ったんだもんねぇ」
「か、嗅ぎます」
男は消え入りそうな声で言った。
長谷川の顔は大量のアンモニアの発酵した猛毒を吸い込んだために、更にまっ黒く変色していた。
ルナは再び水着を男の顔中にすりこんだ。
水着の股間の辺りの汚れもたっぷりと顔に塗り込んでやった。
一番バイ菌が繁殖している部分だ。
長谷川は暴れると咳き込み始めた。
彼は再び床に吐き始めた。
「キャー!」
「ウワー!」
健太とルナは叫んだ。
長谷川の口から大量の鮮血が飛び出したのだ。
吐く物がなくなって血を吐いたに違いない。
長谷川の顔は完全に血の気を失って、暗黒色になっている。
「長谷川、血を吐いたよ」
全裸の健太は震えながら言った。
長谷川の黒スーツは大量のゲロと鮮血にまみれていた。
「それがどうしたの?」
ルナは冷たく言い放った。
「ゲロ吐こうが血を吐こうが、私は止めないわ。一晩中でも続けてやるわ」
ゾー!
健太はルナが怖くなってきた。
こんな恐ろしい一面を持っていたとは…
「さあ長谷川! まだまだお仕置きはこれからよ。夜は長いんだから」
ルナは長谷川の両頬をつねり上げた。
長谷川の口の周りは血でまっ赤に染まっていた。
「ねぇ長谷川! まだ嗅ぎたいわよねぇ! 嗅ぐわよねぇ!」
男は苦しそうに呻いた。
「ねぇ嗅ぐの? 嗅がないの?」
ルナは長谷川の頬を思い切り引っ張った。
男の頬からは血が流れ始めた。
「ルナ! これ以上やったら…」
健太は長谷川の両頬を見た。
ゴムのように異常に伸びている。
「ねぇ嗅ぐんでしょう?」
ルナは男の頬を一気に引っ張った。
「ギャー!」
男の絶叫が部屋全体にこだました。
血飛沫が壁に飛び散る。
健太は思わず両手で顔を被った。
ルナの片手には長谷川の頬肉が握られていた。
男の片方の頬はルナに引き千切られて、白い骨と歯茎が剥き出しになっていた。
「ギャー、痛い痛い!」
長谷川はまだ叫んでいた。
ルナは再び大怪我をしていない方の男の頬を引っ張った。
「ねぇ嗅ぐの? 嗅がないの? 早く言わないと又引きちぎるわよー」
「か、嗅ぎます」
男は苦し紛れに言った。
完全に死の影に被われている。
「そんなに私の水着の匂いを嗅ぎたいわけ? 嬉しいわ。この心意気、お見事! まだまだたっぷりと嗅がせてあげるわ」
ルナは再び水着の胸から腹、股間の辺りまでの汚れをたっぷりと長谷川の顔にすりこんだ。
長谷川は再び咳き込み始めた。
それには構わずルナは茶色に変色した水着の裏の生地の部分を長谷川の顔にすりこんでやった。
表よりも裏の部分の方がバイ菌が繁殖している。
ルナは水着の裏に付着したアンモニアの発酵した猛毒をたっぷりと男の顔中に塗り込んでやった。
男は激しく咳き込み始めた。
ヤバイ!
ルナは急いで男から離れた。
その時長谷川の口から噴水の如く、鮮血が吹き出した。
その鮮血は天井にまで達し、天井部分や壁を赤く染めた。
シャワーの温かいお湯が二人の小麦色の肌に降り注いだ。
二人は体中に飛び散った返り血を、シャワーで洗い落としていた。
赤い血がお湯と共に排水口へと流れる。
あの時健太とルナは長谷川の口から飛び出した鮮血をまともに浴びてしまったのだ。
「意外と呆気なかったね。何だか物足りないわ」
ルナは体を洗い流しながら言った。
お湯が少女の小麦色の肌を流れ落ちる。
「ルナ! まだイジメたりないようだな」
健太は頭からお湯をかぶりながら言った。
「当たり前じゃない。あいつ全然動かなくなるんだもん。つまんない!」
ルナは平然と言った。
「ルナにそんな怖い一面があったとはね。そんな事ではお嫁に行けないよ」
健太はルナにお湯をかけた。
「お兄ちゃん! よくもやったわねぇ」
ルナは健太の顔にお湯をかけた。
「こいつ、やったなー!」
健太もルナの顔に向かってお湯をかけ返した。
「お兄ちゃん! 本気でやったでしょう?」
ルナは健太にお湯をかけた。
健太もかけ返す。
「キャハハハハハー!」
二人はしばらくお湯のかけあいを楽しんだ。
天井と壁、床にはペンキをぶちまけたように大量の鮮血が飛び散っていた。
床は血の海と化していた。
この血の海の中に、男が仰向けに倒れていた。
目は大きく見開かれ、顔はどす黒く変色していた。
右の頬は引きちぎられ、白い骨と歯茎が剥き出しになっている。
男の黒スーツはゲロと鮮血にまみれていた。
所々に鮮血に混じって嘔吐物が広がっている。
男は完全に動かなくなっていた。
男の鮮血にまみれた小さいセクシーランジェリー水着は焼却炉の中で炎に包まれていた。
健太とルナで決めた事だ。
このアンモニアの猛毒をたっぷりと含んだセクシー水着は長谷川の血で染まってしまった。
もう使い物にはならない。
この水着は焼却炉で燃やす事にしたのだ。
一人の男の命を奪った猛毒を持つセクシー水着は、焼却炉の中で炎に包まれて完全に消滅した。
「キャハハハハハー!」
「やったなールナ!」
「もう、お兄ちゃんったら…」
「キャキャキャ!」
「キャハハハハハ! キャハハハハハー!」
浴室からは子供達の賑やかな楽しそうな笑い声が、しばらく響いていた。
水着少年を最後まで読んで下さってありがとうございます。
作者の山本若沖です。
又々イジメの内容でごめんなさい。
水着の匂い、私は嫌いではありません。
どちらかと言うと好きです。
特に女の子の水着の匂いは性欲を刺激します。
プールの匂いは独特です。
学校のプールで泳いだ後の海水パンツの匂いも独特です。
あのまま洗濯しないまま一日ほっておいたら、次の日には臭いがきつくなっていました。
ずっと洗濯しないままほっておいたら、どんな強烈な臭いになるのか想像つきません。
試した事はありませんけど…
この作品はプールで泳いだ後の水着の匂いを参考にして書きました。
凄く変わった作品だと思います。
こんな作品は世界中何処を探してもないでしょう。
イジメの方法も凄くエロくてエグい場面が出てきます。
イジメを行う子供達も、本当はいい子達なんです。
ただ曲がった事が嫌いなだけです。
子供は純粋です。
大人達の不純な行動を敏感に見抜きます。
時には大人達に強烈な鉄槌を下す事もあります。
健太は妹思いの曲がった事が大嫌いな正義感の強い男の子。
彼は大人達の不純な行動を敏感に見抜き、悪い大人には強烈なお仕置きをします。
一方のルナは動物を可愛がる心優しい女の子。
彼女も正義感が強く、弱い動物を保健所にやる召し使いを許しません。
つまり二人は弱い者イジメが大嫌いなのです。
そのかわり強い者イジメをします。
特に健太は大の大人を得意のカンフーでコテンパンにします。
本編には書かれていないけど、学校では弱い者イジメをする悪ガキにカンフーキックを喰らわせます。
健太は今時珍しい正義感の強い男の子なのです。
将来は大物になるかも知れません。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。