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「お前の代わりなど、いくらでもいる」と仰いましたので、代わりの方への引き継ぎ書を置いて出ていきます ~三日で読めます。三日目は一頁です~

作者: 更田遅筋
掲載日:2026/10/01

「お前の代わりなど、いくらでもいる」


 朝食の卓で、旦那様はそう仰った。


 卵を割る手を止めて、私は顔を上げた。


「承知いたしました」


「……ずいぶん素直だな」


「離縁のお話でございましょう? 春先から、王都のご様子は伺っておりましたので」


 王都の男爵令嬢、リュシー様。可憐で、素直で、旦那様のお話に二時間でも頷いていられるお方だそうだ。


(二時間。それは私にはできない)


 一時間が限度である。


「話が早くて助かる。書類は明日にでも」


「かしこまりました。ただ、ひとつだけ」


「なんだ」


「今は十月でございます。冬支度が半分残っております」


「それが?」


「私が抜けたあと、どなたがなさいますか」


 旦那様はパンをちぎりながら続けた。


「だから言っている。お前の代わりなど、いくらでもいる。リュシーでもいいし、家令にやらせてもいい。あんなもの、誰にでもできる」


「…………」


(あら)


 誰にでもできる。


 それなら、誰にでもできるように書いておけばよい。


「では、代わりの方への引き継ぎ書をご用意いたします」


「勝手にしろ。三日で出ていけ」


「三日で読める厚さにいたします」


 旦那様は鼻を鳴らして、新聞を広げた。


 私は卵を割った。


 黄身が二つ入っていた。今日は良い日らしい。


◆


 私の名前はマルグリット・ローデン。旧姓はヴェルネ。


 南の商業都市に領地を持つ伯爵家の末娘で、二年前、北のローデン伯爵家に嫁いだ。


 理由は簡単で、ローデン家に女主人がいなかったからだ。


 先代の奥様は五年前に亡くなり、先代当主――お義父様は足を悪くして隠居。旦那様のハロルド様は王都がお好きで、領地には冬しか帰っていらっしゃらない。


 北の領地の冬は、女主人がいないと回らない。


 薪、塩漬け肉、使用人の防寒着、雪で道が閉じる前に済ませる支払い、雪で道が閉じたあとに来る領民の嘆願。


 それを、私がやった。


 恋はしていない。旦那様も、していない。


 その点だけは、夫婦の意見が一致していた。


 ついでに言えば、実家の父は代々の商いで領地より商会を大きくした人で、母は商人の娘だ。私は帳面より先に値切り方を教わって育った。北の冬に、それが役に立った。


「奥様、本当に出ていかれるのですか」


 侍女頭のハンナが、机に紙の束を置きながら訊く。


「ええ。三日後に」


「その三日で、これを全部お書きに?」


「一日目の分はもう書けたわ」


 私は表紙を見せた。


 ――『一日目 冬のこと』


「薪は隣領のアルダン伯爵家と共同で買っていること。今年の分は二百束で申し込み済み。値段は支払いの前に手紙で決まる。支払いは十一月の頭。塩漬け肉は谷向こうの精肉屋で、去年は樽が二つ足りなかったから今年は十四樽。屋根の雪下ろしは村の若い衆に一日銀貨二枚。それから――」


「奥様。読み手が泣きます」


「泣かない厚さにしているわ」


 二日目の分は『人のこと』。


 使用人二十二名の給金日と、それぞれの家の事情。お義父様の薬の時間と、碁の相手は負けすぎても勝ちすぎてもいけないこと。教会への寄付は聖夜の前に。村長は朝に来ると話が長く、昼に来ると話が早い。


 そして三日目の分。


 ――『三日目 旦那様のこと』


 これは一頁で済んだ。


「一頁ですか」


「一頁で足りるのよ」


 ハンナは何か言いたそうな顔をして、結局何も言わなかった。


 もう一つ、二日目に書き添えたことがある。


 薪の共同購入の相手、隣領のアルダン伯爵ユーグ様のこと。薪は一日目の話だが、伯爵は人なので、二日目に入る。


 薪はアルダン家がまとめて買い付けて、うちが半分を引き取る。値段を決めるのは伯爵で、毎年十月の末、支払いの前に手紙のやり取りになる。私が一割値切ると、伯爵は二割負けてくださる。それで調子に乗って値切りすぎると、翌年の手紙が倍長くなる。


 今年の手紙は、まだ書いていない。書く前に、三日が来た。


 ――『薪の交渉は、少しだけ値切ること。値切ると伯爵が楽しそうになさるので、値切らないと、かえって寂しがられる』


 書いてから、少し考えて、その行はそのまま残した。


 引き継ぎ書には、正確なことを書くべきだからだ。


 二日目の分を書いている途中で、ハンナが戻ってきた。


「奥様、村長が」


「朝に?」


「朝に」


「昼にもう一度いらしてくださいと伝えて。お茶は出さないで」


「かしこまりました」


 昼に来た村長は、話が早かった。


「谷の橋の杭が、だいぶ傷んでおりまして」


「今年の雪は越えられそう?」


「越えられると思います。春には替えませんと」


「では春に。杭の数と値段を、ノーマンに」


「はい。……奥様は、春には」


「いないわ。でも本に書いておくから」


 村長は帽子を脱いで、それきり何も言わずに帰った。


 私は二日目の本を開いて、一行足した。


 ――『谷の橋の杭は、春に替える。それまでに落ちたら、村の若い衆に仮橋を頼む。一日銀貨二枚。三日で架かる。放っておくと精肉屋が来られなくなる』


 書き終えて、ふと思った。


 私がいなくても回るように書くというのは、私がいたことを消す作業に似ている。


 それでいいのだ。


 引き継ぎ書とは、そういうものである。


◆


 出立の朝、お義父様の部屋に寄った。


 碁盤が出ていた。毎朝そうなのだ。


「出ていくそうだな」


「はい」


「ハロルドは何と言った」


「代わりはいくらでもいる、と」


 お義父様は石を置いた。


「あれの母親も、同じことを言われた」


「…………」


「言ったのは私だ」


(あら)


「若い頃の話だ。妻が実家に帰ると言うので、代わりはいくらでもいると言った」


「それで、奥様は」


「帰らなかった。私が謝ったからな。三日かかった」


 お義父様は盤を見たまま続けた。


「五年前に亡くなって、それきりだ。代わりはいなかった。今もいない」


 私は石を置いた。


「本を書いたそうだな。ハンナから聞いた」


「三冊です」


「三冊目は」


「一頁です」


「そんなものか」


「そんなものです」


 その日の碁は、負けすぎず、勝ちすぎずに終えた。


「今日くらい、勝ってもよかったのだぞ」


「引き継ぎ書に、そう書いてございませんので」


 お義父様は笑って、碁笥の蓋を閉じた。


「春に手紙を書く。宛先を残していけ」


「はい」


 あの方が笑うのを見たのは、これで二度目だった。


 玄関ホールには旦那様と、旦那様の腕に絡みついたリュシー様がいらした。


 噂どおり可憐なお方だった。ふわふわとした金の髪、大きな目、頷くたびに揺れる耳飾り。


「あなたがマルグリット様? お噂は伺っておりますわ。冬のお仕事、大変なんでしょう?」


「いいえ。誰にでもできますので」


 私は三冊の引き継ぎ書を差し出した。


「一日目、二日目、三日目でございます。一日一冊、三日で読めます。三日目は一頁です」


「まあ、ご丁寧に」


 リュシー様が手を伸ばしかけて、旦那様がそれを遮った。


「読む必要はない。ノーマンに渡しておけ」


 家令のノーマンが、無言で受け取った。


「では、これで」


 私は淑女の礼をした。


「旦那様、リュシー様。良い冬をお過ごしください」


「ああ。長い二年だった」


「左様でございますね」


 馬車に乗るとき、ハンナが毛布を何枚も押しつけてきた。


「南は暖かいのに」


「奥様、北の馬車の中は北なんです」


 それはそうである。


 窓の外で、屋敷が小さくなっていく。


 引き継ぎ書は書いた。渡した。読むかどうかは、あちらの自由だ。


 私はもう、あの家の女主人ではない。


 ――ただ、三日目の一頁だけは、誰かが読んでくれればいいと思っていた。


◆


 ――リュシー・ベルナールの、それからの話をしよう。


 最初の一週間は、楽しかった。


 広い屋敷、大勢の使用人、暖かい暖炉。ハロルド様は毎晩お酒を召し上がって、リュシーの話に頷いてくださった。


 二週目に、雪が降った。


 道が閉じた。


 ハロルド様は年末の社交に一度王都へ戻るおつもりだった。戻れなくなって、機嫌が悪くなった。


 月が変わる頃、家令のノーマンが執務室の扉を叩いた。


「旦那様。薪の支払いの件で」


「払えばいいだろう」


「隣領との共同契約でございます。署名がローデン伯爵夫人となっておりまして、奥様の署名がございませんと」


「……リュシーはまだ夫人ではない」


「では、旦那様の署名で」


「あんなもの、お前がやれ」


「私の署名では、隣領の伯爵が受け付けてくださいません」


 ハロルド様は舌打ちして、それきり黙った。


(……なんだか、思っていたのと違う)


 リュシーはその夜、退屈だった。


 ハロルド様は書斎に籠もり、使用人は雪かきで疲れて早く寝る。


 暖炉の前で、リュシーはふと、ノーマンが棚に置いた三冊のことを思い出した。前の奥様の引き継ぎ書――屋敷の者はただ「本」と呼んでいた。


 一日目の分は、暖炉の前で一晩かかった。


 薪の束の数、肉の樽の数、雪下ろしの賃金、支払いの日付。


 読んでいるうちに、リュシーは気がついた。


 ノーマンが「奥様の署名が」と言ったあの契約は、一日目の本のはじめのほうに綴じてあった。


 今年の薪は二百束で申し込み済み。支払いは十一月の頭。


 今日は十一月の二日だった。


「……ノーマン」


 翌朝、リュシーは家令を呼び止めた。


「薪の支払い、まだなのよね」


「はい」


「隣領には、なんと?」


「まだ何も。旦那様のご指示がございませんので」


「……この本のとおりにしたら、どうなるの」


 ノーマンは、初めてリュシーの顔をまっすぐ見た。


「そのとおりにすれば、この冬は回ります。奥様は、そう書き残されました」


「署名は?」


「支払いの書式が本に綴じてございます。旦那様のご署名で、私が持ってまいります」


 リュシーは書式を書斎に持っていった。


 ハロルド様は中身を見ずに署名した。


(読まないのね、本当に)


 ノーマンは翌日、雪の中を隣領へ行って、伯爵の言い値を満額置いて帰ってきた。


 伯爵には少しだけ値切ること――その一行は二日目の本にあって、リュシーはまだ、そこまで読んでいなかった。


 二日目の分は、二晩かかった。


 使用人の名前を、リュシーは初めて全部覚えた。ハンナの母親が病気なこと。厩番の息子が春に結婚すること。お義父様になるはずの方の、薬の時間。


 給金の日、リュシーはノーマンの横に立った。


 本には、給金袋を渡す順番まで書いてあった。厩番から始めて、厨房で終わる。侍女頭の名は、列の中にない。


 列が終わってから、リュシーは呼んだ。


「ハンナ」


「はい」


「お母様のお薬代は、給金とは別に、ここから出すと書いてあったわ。……合っている?」


 ハンナは袋を受け取らずに、リュシーの手元の本を見た。


「奥様がお書きになったのですか」


「二日目の本に」


「…………合っております」


「それから、あなたのお給金は他の人より五日早いって。……お薬のため?」


「はい。母の薬を、月の頭に買いに行きますので」


「今月は、五日遅れたのね」


「…………」


「ごめんなさい。読むのが遅かったの」


 リュシーは袋を渡した。


「来月からは、本のとおり五日早くします」


 ハンナは袋を受け取って、それから、リュシーに頭を下げた。


(今のは、わたくしに向けてお辞儀をされたのだわ)


 王都でも、この屋敷でも、リュシーはずっと頷く側だった。


 頷く以外のことをして、頭を下げられたのは、初めてだった。


 その数日後、谷の橋が落ちた。


 雪の重みで杭が折れたのだと、朝一番に村長が来た。


 朝に来た村長は、話が長かった。


 ハロルド様は途中で立ち上がった。


「春にやれ。冬に橋など架けられるか」


「ですが旦那様、精肉屋の樽が」


「知らん」


 書斎の扉が閉まった。


 村長は帽子を握ったまま、玄関ホールに立ち尽くしていた。


 リュシーは二日目の本を開いた。


 橋のことは、最後の頁にあった。


 ――『それまでに落ちたら、村の若い衆に仮橋を頼む。一日銀貨二枚。三日で架かる。放っておくと精肉屋が来られなくなる』


「村長」


「……はい」


「若い衆は、何人集まる?」


「六人は」


「一日銀貨二枚。三日で架けてちょうだい。お金はノーマンが払います」


 村長がリュシーを見た。ノーマンもリュシーを見た。


 二人とも、しばらく何も言わなかった。


「……奥様の本ですか」


「二日目の本よ」


「三日で架かると」


「そう書いてあるわ」


「架けます」


 村長は帽子をかぶって、走って帰った。


 仮橋は三日で架かった。


 精肉屋の樽は、十四樽届いた。


 その夜、書斎から呼び出された。


「勝手なことをしたそうだな」


「本のとおりにいたしました」


「あんな本、読む必要はないと言ったはずだ」


「ええ。ですから、ハロルド様はお読みにならなくて結構ですわ」


 リュシーは、自分の声が震えていないことに驚いた。


「わたくしが読んで、わたくしがやりました。何かご不都合が?」


 ハロルド様は、答えなかった。


 その日から、リュシーは相槌の数を減らした。


 三日目の分は、一頁だった。


 一頁だからと、後回しにしていた。


 ――『三日目 旦那様のこと』


 ――『旦那様は冬しか領地にいらっしゃらない。冬の間はご機嫌が悪い。「お前の代わりなど、いくらでもいる」と仰ることがあるが、口癖である。頷いておけばよい。ただし、本気にしないこと。本気にすると、辞めたくなる』


 ――『ここまで読んだあなたへ。あなたはもう、この屋敷の冬を知っている。それでも辞めたければ、辞めてよい。私は本気にしたので、そうした』


 リュシーは一頁を三度読んだ。


 それから本を閉じて、書斎の扉を叩いた。


「ハロルド様」


「なんだ」


「わたくし、王都に帰ります」


 ハロルド様が顔を上げた。


「……道は閉じている」


「春になったら帰ります。それまでは、この本のとおりにお屋敷を回します。ハンナのお給金を五日早く渡すのも、来月はわたくしがいたします」


「何を言っている」


「代わりは、いくらでもいらっしゃるのでしょう? でしたら、わたくしでなくてもよろしいはずですわ」


 ハロルド様は、何か言いかけて、やめた。


 その顔を見て、リュシーは思った。


(この方、わたくしの話に頷いていたのではなくて、聞いていなかっただけなのだわ)


 二時間頷いていられた令嬢は、頷かずに言い切った。


 ――春。


 道が開いて、リュシーは王都に帰った。


 三冊の引き継ぎ書は、ノーマンの机に置いていった。


 屋敷は回った。回らなかったのは、ハロルド様の縁談だけだった。


 リュシーが王都で「あのお屋敷には、三日で読める本がありますのよ」と話して回ったからだ。


 ローデン伯爵に嫁ぐことは、その三冊を読むことだと、王都中の令嬢が知った。


 三日目の一頁は、リュシーが暗記していた。


 そして聞いた令嬢は、その一頁で必ず、同じ結論に達した。


◆


 ――さて、私の話に戻ろう。


 春、私は南の実家にいた。


 末娘が出戻っても、父は「働き手が増えた」と喜ぶ人である。


 その父が、ある朝、手紙を二通持って私の部屋に来た。


「北から、お前宛だ」


 一通目は、お義父様からだった。


 短かった。


 ――『冬は回った。碁の相手がいない』


 それだけだ。


 私は返事に「秋に、一局」と書いた。南から北への長旅は、秋がいちばん楽だ。


 二通目の差出人は、アルダン伯爵。


 薪の相手である。


 こちらは倍長かった。


 要約すると、こうだ。


 十一月の支払いに、ローデン家の家令が来たこと。例年なら支払いの前に届く値切りの手紙が、今年は来なかったこと。家令は満額を置いていったので、二割負けられなかったこと。それはたいへん寂しかったこと。


 その家令から、女主人が三冊の本を残して去ったこと、三冊目が一頁であることを聞いたこと。


 そして最後に、一枚の紙が同封されていた。


 ――『アルダン伯爵家 女主人の仕事について』


 ――『冬のこと:私がやります』


 ――『人のこと:私がやります』


 ――『私のこと:一頁で済みます。薪の値段を、毎年少しだけ値切ってください。それだけです』


「…………」


(この方、伯爵のくせに)


 引き継ぎ書に、条件を書いてはいけない。


 私はそう返事を書いた。


 それから、少し考えて、書き足した。


 ――『薪は、二割ではなく三割負けていただきます』


 封をする前に、父が覗き込んだ。


「三割か」


「三割です」


「うちなら四割は取る」


「相手は薪です、お父様」


「相手は伯爵だろう」


 父は商人の顔で笑って、封蝋を押した。


「値切られて喜ぶ客は、逃がすな。二度と来ない」


「存じております。北で二年、確かめてまいりました」


 返事は五日で来た。


 ――『負けます。ただし、毎年です』


 ――『毎年は長うございます』


 ――『長い分だけ、手紙は短くなります。隣にいれば、書かずに済みますので』


 ――『引き継ぎ書には、期限も書くものです』


 ――『期限:なし。私が死ぬまで。それ以後のことは、あなたが書いてください』


 その手紙は、初めて一枚で来た。


 倍の長さの手紙を書く人が、一枚で済ませたのだ。


(……この方、本気で寂しかったのね)


 夏になって、お義父様から二通目が来た。


 こちらも短かった。


 ――『親族会議。屋敷は回っている、と私が言った。回っていないのはお前一人だ、とも言った。ハロルドは黙っていた』


 ――『私が三日かけて謝った話を、あれは初めて聞いた。碁の相手は、まだいない』


 私は返事に「十月に」と書いた。


 ――お前の代わりなど、いくらでもいる。


 そう仰った方がいた。


 代わりは、いくらでもいたのだと思う。あの三冊を読めば、誰にでもできる仕事だったのだから。


 ただ、私に値切られたがる人は、一人しかいなかった。


 この十月には、私は北にいる。


 薪の値段を、少しだけ値切るために。


 そして、その前に一局。


 お義父様には、今度は勝ちにまいります。


(了)

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― 新着の感想 ―
楽しく拝読しましたが、少しだけ、言葉の使い方で迷うところがありました。 たとえば馬車の場面の「奥様、南は暖かいのに」は、前後を読むと話者が逆になっているようにも見えたり、「引き継ぎ書」と「本」、「三…
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