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かきくけこな日々

 まいにちまいにちまいにちまいにち


 くだらなくてつまらないことばっかりしています


 一日のうちにしぬことについて考える回数は


 たぶんへいきんすると十回を超えていると思います


 でもうつ病だって言われるのはいやです


 自分の昔からのせいとうな気持ちを病気扱いされるのはいやなのです


 だから黙っています


 平気なふりして


 のほほんとして


 なんにも考えていませんよーっていう顔をして生きています



 たすけてほしいなーって思うときもありますが


 たすかったあとのことを考えるとうんざりします


 これまで出会ってきた「いい人」たちの顔を思い浮かべると


 ここは私が幸せになれる世界ではないのだなぁと


 しんそこそう思います



 私は気むずかしい人間で


 子供っぽくてがんこで


 ようちでうそつきです


 しかもそれを直そうという気が一切ありません


 それどころか自分のけってんを自覚して


 開き直っていられることにある種の変な楽しさをおぼえるしまつです



 ねんれい的にはとっくの昔におとなになりました


 感覚が研ぎ澄まされてきたように思います


 たくさんのことを頭で理解できるようになりました


 頭で理解できていたことが感覚でもわかるようにもなってきました


 どうやったら人に嫌われずに済むかわかるようになってきました


 どうやったら人に迷惑だと思われずにすむかもわかってきました


 どうやったら目立たずにいられるかもわかってきました


 どうやったら敵意を向けられずにすむかもわかってきました


 黙っている人を悪く言う人はいません


 たとえその人が何もしていなくても


 何の役にたっていなくても


 みんなの資源を食いつぶしていても


 石のようにただ黙ってじっとしている人をいじめる人はいません


 だから私は石のようであろうと思いました


 昔はペットのようであろうと思って愛嬌を振りまいていましたが


 どうやら動物は石よりも人間にいじめられることが多いようです


 だから石のようにじっと我慢していようと思ったのです


 蹴られてもそれは自分が憎まれているからではなくて


 その人の足がたまたまぶつかったか


 それかその人がなんでもいいから何かを蹴りたかっただけなのです


 だから石であるかぎり


 私は何も悪くないし


 変わる必要がないのです


 努力しなくていいのです



 私が何かを言えば人は大丈夫かと言ってきます


 私は昔それがいやで


 自分がされて嫌なことは人にしないという言いつけを守って


 怪我をしている人がいても大丈夫かと聞くことがありませんでした


 そのせいで私は思いやりがない人間だと叱られたことが何度かあります


 それから私は困っている人や悲しんでいる人がいれば率先して大丈夫かと聞くようになりました


 でも私が本当に困っていて助けを必要としているときに


 私に大丈夫かと聞いてくれる人はいませんでした


 手を差し伸べてくれた人はいませんでした


 人生とはそういうものなんだなぁと私は思いました


 私は自分だけが痛い目にあっていると思っている人が嫌いです


 なぜなら私はそう思っていないからです


 だいたいどの人もけっこう耐えられないくらいひどい目に遭いながら生きているものです


 ただそれぞれ別の耐え方や逃げ方があって


 それが交わることはめったにないというだけのことです


 でも苦しみや痛みに共感してもらえないというのは寂しいことです


 寂しさについてもだいたいどの人も抱えているものですが


 これに関して嘆く人は不思議と少ないですよね


 きっと寂しい人ほどそれを口にすることさえできないのでしょう


 人間のネガティブな部分というのは


 ある一定の深さを超えると言葉にはならなくなるのでしょう


 それは他者が触れられない限界であり


 ある個人の中でずっと深く深く沈んでいくものなのでしょう


 私の中にはきっとそれほどのものはないから


 こうやって書いていられるのでしょうね


 かきくけこ。

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