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あいうえおな日々

 あいうえおな日々


 言葉が出てこないから


 あっ えっ あっ ハイ


 そんなふうに生きてきました


 努力なんていまさらだから


 苦しいけれど


 我慢しようとそう思いました


 それの繰り返しです



 あっ えっ あっ ハイ


 私の心を楽しませてくれる物語を


 私は書くことができませんでした


 書き手としての私はひとりよがりで


 読み手としての私はいっぱんじん


 ふたりが尊敬し合うことはありませんでした


 書くことができないなら死んだほうがましだと


 書き手の私はそう思いました


 面白いことがないなら死んだほうがましだと


 読み手の私はそう思いました


 面白いものを書くことができれば


 私は前向きに生きられたと思います


 あるいは書くことが面白いことだったなら


 ずっとひとりよがりでいられたかもしれません


 書くことは楽しいことだけれど


 同時にすごく疲れちゃって


 すぐにいやになってしまいます


 たくさん書いていたら


 その分だけ面白いものが書けるかというと


 全然そんなことはないというのが残念です


 いまや書くことはひまつぶし


 野心も希望も何もなく


 いっぱんじん私の退屈を癒すためだけに


 書いています


 こんな文章読んだって退屈は癒されないので


 これは読まれるためのものではなくて


 書かれるためだけの書きものです


 いうなれば小学生のじゆうちょうです


 ずっとじゆうちょうなのです


 このじゆうちょうくらい


 じゆうに生きられたらなと思っています

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