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飴と鞭 第5話

作者: 斉藤ひとみ

頼りにした友達は私を盾にしました。今夜泊めてあげると言ってきたタイの人達のアパートでコーラを飲め飲めと勧めてきました。半分ぐらい飲んだところで芹奈はとっさに私のグラスに残りを入れました。芹奈の呼ぶ声で目を覚ますと強姦に遭っていた。慌ててパンツを履いて隣の部屋に居る芹奈を見ると一人の男といました。帰る途中に何かあったの?と聞かれたが、何もないよ。あるのを知ってて聞いてくる。けれど母親の支配よりはマシだから芹奈に色んな意味でしがみついた。その後はスナックの寮に住み込みで働いた。両親が一度会いに来て服のこともお金の事も聞くことは無かった。後で母が聞いてきたことは、結局、誰が初めての相手だったの?興味はそれだけだった。どんなに愛されたいと母親に想いを寄せても大きく裏切ってくる。私は誰からも必要とされないし、愛されないんだ。助けてを言葉にしても責められるだけだった。けれども一度も死のうとは思わなかった。私の心臓には毛が生えていた。

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