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俺様伝説  作者: 三本川
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1ページ目 自己紹介

 今日から日記を付けようと思う。

 なぁに大した意味はないさ。ただ忘れないように…いつの日か思い返せるように。みんな揃っていつの日か笑いあえる様にする為さ!


 ◇


 まずは自己紹介からだ!

 自分の日記に自己紹介なんて可笑しな話だけど、もしかしたら誰かがコッソリ読むかもしれないだろう?俺に隠す事は無いからな!堂々と教えてやろうという訳さ!


 俺の名前は鷹阪 太陽(たかさか たいよう)。太陽なんて、メッチャいい名前だろう?存在するだけで輝く、まさに俺を表したこれ以上ない名前だよな!

 今は中学2年生、ちょうど厨二病が発症する時期だな!

 ところで厨二病ってなんだ?先輩が前に言ってたけどよく意味わかんねぇの。人より優れた俺だけど、知識の量じゃ少し自信を無くすな。


 他には…あっ!そうだ忘れちゃいけねぇ。

 自己紹介の最後にはコレを言わないとな。俺の夢についてだ!

 多くの人は夢を聞かれると将来就きたい仕事について話すけど、俺に言わせりゃそんなん夢じゃないね!

 俺の夢はただ一つ。

 ″働かないで生きていくことさ″!!!


 だってそうだろ?誰だって一度は思うはずさ。働きたくないってね。怠いもん。でもみんな現実に負けるのさ。だから優れた俺ぐらいは働かないっていう人類の夢を叶えてみようかと思うのさ!


 ただこの夢を叶える上でネックになるのが、ノブレス・オブリージュ、この言葉さ。溢れる俺の才能を世間の奉仕に使わないのは罪な事だよなぁ。だから決めたんだ!俺は今から5年間、高校を卒業するまでは全力で凡人の手助けをしてやるってね!


 ◇


「…っと、日記は1日1ページって決めてるから今日はここまでだな」


 ふぅーっと膝を伸ばす太陽は満面の笑みでノートを閉じる。

 時刻は午後8時。中学生ならここからが真の遊びといわんばかり時刻だが、大きな欠伸(あくび)をして太陽はそそくさと布団に入った。

 自己の優秀さを自覚する太陽は完璧を目指す。勿論健康も欠かす事の出来ない要素なのだった。

次から本編はいれる、かな。

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