表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
お前は、ヒロインではなくビッチです!  作者: もっけさん
オブシディアン領で労働中
155/182

鑑定具が完成しました

 ノームに様々な鉱石で眼鏡を作って貰った。

 魔力の伝導率で言えば、ミスリルが相性がいい。

 耐久性ならステンレスが一番だ。

 安価で耐久性を考えなければ、鉄でも代用可能。

 ただし、直ぐに壊れる。

 機能を思い切り下げれば、負荷も減るので鉄でも良いだろう。

 鑑定の要となるコアに関しては、空の魔石に文字を掘って魔力を込めるだけで十分だ。

 眼鏡の縁から耳にかける部分まで、書き起こしたデザイン画を元にノームに彫らせた。

 試作品1つ作るだけで3日も掛かるとは思わなかった。

 出来た試作品は、厳重に保管してある。

 盗難・無断使用防止のために精霊魔法をかけてあるから大丈夫だろう。

 悪用されたら、製作者の私に責任を被せてきそうだからね!

 一番出来が良く、見栄えも良い鑑定眼鏡を掛けてみた。

 普段は何の変哲もない眼鏡だが、魔力を流せば鑑定出来る優れもの。

 任意で映像録画と音声録音が出来る。

 その分、魔力をごっそり奪われるが。

 そこは、改善するしかないだろう。

 栄えある実験体はフリック、君に決めた!

 早速、仕事をしているフリックに対し鑑定眼鏡で見てみるとブッと思わず吹き出してしまった。


名 前:フリック・スー

職 業:執事長 [暗殺者(アサシン)

レベル:87

体 力:2610

物 攻:528

物 防:283

魔 攻:305

魔 防:154

器用さ:420

素早さ:167

会 心:304

運  :184

連 携:32

Move :5

jump :5

スキル:闇魔法3 生活魔法5 〔暗殺術11〕 交渉術8 〔隠蔽32〕

加 護:なし


 レベル87ってなんだよ!

 有能な執事だと思っていたのに、職業に暗殺(アサシン)があるってどんな人生を送ってきたんだろうか??

 因みに、鏡越しで自分を鑑定したらこうなった。


名 前:リリアン・フォン・アングロサクソン

職 業:聖女

レベル:7

体 力:161

物 攻:127

物 防:49

魔 攻:431

魔 防:244

器用さ:123

素早さ:76

会 心:102

運  :106

連 携:29

Move :4

jump :6

スキル:精霊魔法8 生活魔法3 交渉術5 火魔法1 風魔法4

    土魔法2 水魔法3

加 護:創造神テトラグラマトンの加護 地の大精霊ノームの加護 

    水の大精霊ウンディーネの加護 火の大精霊ファーセリアの加護

    風の大精霊シルフ


 私と比べると、フリックの底知れぬ強さが如実に分かるだろう。

 私もレベルのわりに規格外な強さを誇っているが、放出系の魔力が上手くコントロール出来ないので魔法はもっぱら精霊に頼り切りになっているのが分かる。

 何気に物攻が高いのに比例して、物防が弱いのが気になる。

 ゲームなら拳闘士なら物攻・物防は高く、魔攻・魔防は低いイメージがあるのだが、私が特殊だからだろうか?

 フリックの隠蔽スキルで見えない部分まで鑑定出来ているということは、鑑定機能としては大成功と言えるだろう。

 後は、映像機能と録音機能が正常に動けば問題なし。

 鑑定眼鏡を作るのに籠っていたので、そろそろお仕事をしますか。

 フリックをお供に、泳がせていたクランクシャフト商会へ乗り込みますか!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] MoveとJumpが出てきた所為でタクティクス物のゲームみたいに見えました。 ていうかリリアンのJump値高いですね。暗殺者より高いから忍者クラスですかね? 聖女なのに(笑)
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ