転生しました。
3話
「まずこの世界の名前はオウルミット、エルフやドワーフ、獣人など多様な種族が存在する世界だ。勿論さっき言ったように剣や魔法など君の世界には無かったものが数多くある。種族に関しては決まっているからスキル関係の話をしようか。君はどんな力を望む?」
いきなり話をされても困るのだが
「そうだな。まずは魔法の全属性適性と剣術とかの武器も扱えるようにしてほしいな、あとはアイテムボックスとかも欲しい。他にはハーレム要因に・・・」
「全魔法適正に武器適正、ハーレム要因とか必要?まぁいいけど、君には色々と殺って貰わないといけないからね。できる限り願いは叶えてあげよう。」
今なにか不穏な言葉がはいっていたような?
「スキルは大体君の希望通りにはできたかな。じゃあこの世界への転生をはじめようか。僕は神様だから寿命も無いし、死ぬ事もないからゆっくりでいいけど、なるべく早く人間は滅ぼしてね。」
ん? 何を言っているんだ。人間を滅ぼす?
「あぁその疑問はもっともだね。さっき色々な種族が存在すると言ったけど、内訳は魔族が2割、エルフやドワーフ、獣人等の亜人種が2割でもう察しはついてると思うけど残りの6割は人間なんだよ。初めはどの種族も規模は同じくらいだったんだ。でもある時を境に人の数が急激に増えはじめて今ある土地だけではとてもじゃ無いけど賄いきれなくなってきたんだ。そこから先は豊かな土地の取り合いになったわけだよ。初めはそんなに差は無かった。むしろ身体的には魔族や亜人種の方が優勢だったくらいさ。でも人間はそれに数の力で対抗したんだよ。しかもその中には力のある者がいたりしたから戦況は人間側に有利になっていてさ、そこからは奴らどんどん増長しはじめてね。この世でもっとも優れているのは自分達だと言いはじめたんだ。」
人間は他のどこの世界も変わらないのだな。
「そこからは奴らは創造神である僕の事を邪神呼ばわりして、自分達に都合の良い神をでっち上げいまだに争いをしているんだよ。」
随分とご立腹のようだな。
「信心深い亜人達の所に僕の神像があっただけで邪神扱いだよ酷くない!だから天罰を落としてやろうと思ったんだけど、今の僕にはそこまでの力は無いんだ。なので僕に代わって人間を滅ぼしてもらうよ。このままではこのまま放置すればこの世界が終ることになりそうだからさ。じゃあ後の詳しいことはあっちにいる子に聞いて、僕は忙しいからもう転生させちゃうよ。」
そう言うと俺は光に包まれ意識を失った。