訪問者
本日より新元号「令和」良いものにしていきましょう。
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「じゃあまずは南に行って獣人を仲間にしよう。」
色々な話を聞いて異世界で初となる旅の目的地を南にいる獣人達のいる所に決定したので、旅の準備をしようと思った矢先・・・。
ドンドンドン
えらく乱暴だが扉を叩く音が聞こえた。
「なんだ誰か来たのか?そう言えばここに来る奴なんていたんだな。はいはい今開けますよ。」
俺はそう言って扉に近づく。
「あっ、ご主人様ダメです・・・。」
「えっ、何か言った?」
ドカン!!
「ぐえ!」
いきなり扉が開き俺は挟まれた。
「いるんならさっさと開けなさい!いつまで私を待たせれば気が済むのよ!」
そんな怒鳴り声とともに一人の女性がそこにはいた。
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突如扉と壁に挟まれた俺をよそに二人は口論?をはじめた。
「この私が来てやったのに出迎えも無いとはどう言うことよ!」
「こちらとしては招かれざる客と言った所ですから出迎えなんてしません。」
「招いてなくても来たらもてなすのが普通でしょうが!」
「人様の家の扉を蹴破るのは普通の事なのですか?それにお腹どころか全身真っ黒の貴方を気分良く招く人はいません。」
「確かに肌は褐色だけど、全身真っ黒は言い過ぎよ。それに私のお腹は心と同じで真っ白よ。」
「そんな事よりそこを退いてください、いつまでもご主人様をそのような狭いところにいさせる訳にはいきませんから。」
「そんなことって・・・、えっ?」
彼女が扉の方を見ると間に挟まれた俺の姿を見つけた。
「そんな所で何やってるのよ。私を驚かせようとでもしていたの?」
「大丈夫ですかご主人様?」
随分と高飛車な女だなと思いながらヘイリーに助けだされて彼女を見た。
「ありがとう大丈夫。」
ようやく助け出された俺はこの訪問者と顔を会わせたのだ。




