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枕の下に 希望の上に(11)

責任チアノーゼ

僕が忘れたのは

貴女の所為じゃない

これは僕の責任だ

身体を以ってして

心を以ってして

自分へ対する責任を

取らねばならない



時間に

色を付けられた

あの日々は

誰にも奪われない

音になった

気がつけば

薄紅色の服を着て

踊っていたのだ



白い手は

いつでも

触れられる場所にあった

訳も無く

泣いていた日は

冷たい背中に

そっと触れてくれた



全ては小さくなる

初まりと

比べ物にならない

あの粒が

プツンと消えた日

二人は離れた

全ては元通り

初まりと

変わらない

あの時が

プツンと消えた日

元通りを忘れた



身体に

糸を巻かれた

この日々は

誰かに奪われたい

命になった

気がつけば

知らない服を着て

踊っていたのだ



思い出は

いつでも

見られる身体の中にあった

訳も無く

ページを捲る日は

寒暖の差が

分からなくなった



全ては振り返りになる

終わりとは

比べ物にならない

あの音が

プツンと消えた日

一人は転がった

全ては襲い掛かる

野生動物と

変わらない

あの時が

プツンと消えた日

元通りを忘れた



汚水を綺麗な水で

どれだけ薄めようとも

汚れの体積が

変わることは無い

窓ガラスを

下手くそが

掃除したみたいに

間延びするだけなのだ



屈折するからか

都合の良い記憶で

ポスターを作り飾る

付け合わせみたいに

友人 知人に付いて廻る

早鐘打つように

自分の音を

周りに合わせては

はめ木細工なのに

はまらない



全ては横たわる

誰であっても

当て嵌めらない

あの糸が

プツンと切れた日

何処にも無くなった

全ては元通り

初まりより

変わったことがある

あの時が

プツンと消えた日

自分の責任を忘れた

これで

同じ失敗であろうと

また何かを

始めることが出来る







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