1/10
虚章 ~開幕前の戯言~
始めに注意をば。
この物語はフィクションであり、実在の人物及び団体とは一切関係ありません。
また、この物語には残虐とも取れる描写が含まれており、流血、殺人などに強い嫌悪感を持つ方には閲覧を推奨しません。
稚拙な文章ですが、読んでもらえると嬉しいです。
大切な日々は有限だからこそ、価値がある
時に追憶し、懐かしむほどに強い思い出
取り返せないからこそ輝く愛しき日々
知りえないからこそ信じられる、確かな気持ち
まどろむ世界の中、微かに見える黎明
いつか叶うと信じて、呪文のように繰り返す祈り
神様に祈るのは、救われないと知っているから
大きな世界の小さな鳥篭で
私に与えられた、ささやかで小さな魔法
私に残された、儚くて小さな希望
私に許された、愚かしくて小さな・・・怒り