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いつもの害獣退治?2

 始めは屋敷から道成に走っていたのですが、途中小道があり、そちらへとガイ様が入って行きます。


「そちらは正門へ続く道では有りません」

「知ってる。裏門へ向かってるんだ。こちらの方が目的地へ行くのに近道なんだ」

「そうなのですね」


 頷きながらも、ガイ様のお屋敷の事を熟知している様な仰い方に、ガイエス様とも親しいのかも知れないと思った。

 しばらく行くと、裏門らしきものが見えてきました。別の守衛さんがいる様です。ガイ様を認めると守衛さん達は、何も言わずに門を開けてくれます。

 全く速度を落とす事なくリッキーを走らせるガイ様を少し不思議に思いながらも、私は守衛さんへ一礼をして通り過ぎたのでした。


 いつもの様に街中を走る事も無く、裏道の様で木々が多く、馬車もそうそう通る事が無さそうな道をいつもの速度で走って行きます。初めの頃から比べると私も慣れたもので、周りの景色を楽しむ事が出来ています。道すがら数名の冒険者らしき人達を追い抜き、道から獣道へと入って行きました。ある一定度まで進むと上り坂に成って来て、どんどん道が険しくなってきました。


「エリン」

「はい?」

「今日は、少し上の方へ行くつもりだ」

「はい」

「その為、崖を登る」

「はい?」


 どういう意味でしょう?崖を登るとは?私、自力で登れる気はしないのですが・・・。


「怖かったら目を閉じて俺に掴まっていてくれ」

「・・・はい」


 自力では無いようです。良かった・・・と思ったのは間違いでした。

 ガイ様は、リッキーを上手く操って、崖の出っ張りが有る場所を足場に跳ねるように、絶壁に近い崖を駆け上がって行きます。私は言葉も有りません。必死にリッキーの鞍を握りしめ、体は殆どガイ様の体にすっぽり埋まっているので、馬から落ちる事は無さそうです。・・・馬ごと落ちる事は有っても。

 目は瞑りたくても、恐怖で強張ってしまって、逆に見開いたままなので、なるべく上を見る様に心がけました。


「よし、ここまで来れば平坦な道に成るから安心だ」

「・・・」


 私は、声も出ない状況だったので、なんとかコクリと頷く事しか出来ませんでした。周りを見回すと、崖を上がり切った様で、山道では有るけれども、多少平坦と言えるかもしれない道が見えて、少しホッとしました。


「ここいら辺りを少し走り回ったら、今日の休憩場所へ行くから、そこで昼と薬草採取をしよう」

「はい」

「もう、殆ど巨大害獣を見る事が無いんだ。流石にエリンが居ても出ないんじゃないかな?」

「そうなのですね、それであればこのお役目はそろそろ終わりなのですね」

「ん?・・・ん~。どうだろうね」


 歯切れの悪いガイ様の言葉を、私はあまり気にせず周りを見回していました。

 今までよりも高い場所へ来たので、草の種類がかなり違います。それを知っていて連れて来て下さっているのででしょうか?これは薬草採取するのが楽しみです。

 暫く、リッキーをテクテクと走らせ、巨大害獣探しをしていましたが、全く遭遇しません。

 すると、頭上の遥か上空より「ケーン」という鳴き声と、姿は見えないけれど羽音がしました。


「巨大害獣ですか?」

「いや、ここら辺りに生息しているルーケラと言う鳥だ。元々2~3メートルはある大きな鳥なので、あれが巨大化したら目も当てられないな」

「討伐するのですか?」

「必要は無いかな。住処はここら周辺だが、下の方まで降りて来る事は殆ど無いから、駆除対象には成っていない。ルーケラの素材が欲しいという依頼が有る時だけ、狩りに来るくらいだ」

「そうなんですね」


 もう、巨大害獣は居ないのでしょうか?暫く走り回っては居ましたが、全く遭遇する事なく、休憩場所へ着いてしまいました。そこは開けた場所で、草花が一面を覆っていました。


「よし!じゃあ、お昼にしようか」

「はい」


 いつもの様に、ガイ様が日除けの大きな傘を立てると、その下に広い絨毯を敷いて下さり、ムルダ様が持たせて下さったお昼ご飯を広げて下さいました。いつもなら、好きな物を取って食べるのですが、今回は、ガイ様がお皿に厚みのあるサンドイッチを3つ取って渡してくれました。


「これは、必ず食べる様にってムルダからの伝言だよ」

「・・・はぁ。私、果物だけで充分なのですが・・・」

「ふふ。それはムルダに言ってね」

「ですわね」


 今日は、朝ごはんもしっかり頂いたし、馬上で周りを見回しているだけだったので、全くお腹が空いていません。それよりも、この休憩場所に見える薬草の数々。今までの場所とは違う種類が沢山見えて心躍ります。渡された皿を膝の上に置いたまま、薬草を見ていると、ガイ様が声を掛けて来ました。


「食べるまでは薬草採取は駄目だからね」

「え!?」

「ムルダからの伝言」

「・・・あぁ」


 私は、しょんぼりと手の中のお皿を見ました。野菜や果物の方が多いとはいえ、肉もかなり厚みが有ります。目の前でパクパク食べて行くガイ様が、ニッと笑って言いました。


「今日は、全く狩をしていないからお腹空かないね」

「・・・」


 持参したバスケットの中が殆ど無くなっているのに何をおっしゃっているのやらと苦笑して、私は今日のノルマのサンドイッチをカプッと齧りました。頑張って3つ完食をすると、お腹が一杯過ぎて動けそうになく、少しお茶休憩を取る事にしました。

 ガイ様は、いつも通りにゴロリと横に成ってのんびりしています。


「そうでしたわ!私ガイ様にお伝えしなければいけない事が有りましたの」


 のんびりお茶を頂いた事により、思い出しました!そう、私、もう秘密は無いのです!ガイ様は不思議そうな顔で私を見ていました。


「私が魔法を使える事を、皆様に告白しましたの。ですから、もう私に秘密はございません!ガイ様、魔法契約を解除しましょう。有っても無意味ですから」

「ふ~ん」


 私の言葉に、ガイ様は寝転がったままです。全くと言っていい程動きが有りません。


「あの?聞こえていますか?もう魔法契約は必要無いのです。解除いたしましょう?」


 私はもう一度ガイ様に言いました。けれど、ガイ様は仰向けに成ると空を見上げました。なんだか拗ねている様にも見えます。


「二人だけの秘密だったのに・・・」


 いいえ、キハラ様も薄々感づいていらっしゃったので、もともと二人だけの秘密ではございませんわ。私はじっとガイ様が魔法契約の書類を出すのを待ちましたが、目を瞑ってしまって動きません。


「ガイ様?」


 もう一度、声を掛けるとガイ様は向こう側へ寝返りを打ってしまいました。


「採取してきたら?」


 言うだけ言ってそっぽを向くなんて、なんて子供っぽい人なのでしょう。これは私が諭さなければなりませんわ。


「少しよろしいでしょうか?ガイ様。魔法契約と言うものは軽々しくするものでは無いのです。もっ勿論、私もうかつにも血判を押してしまったのは不徳の致すところです。本当に申し訳ございませんでした。

 私達が行った魔法契約は、魔道具を使っての簡易的な魔法契約だったかも知れません。しかし、その契約をしている間に、もし相手が亡くなってしまったら、効果はどこまでも続き、未来永劫解除する事は出来なくなるのです」

「君の事を、誰かに話したいとは思っていないからいい」

「まぁ、残念ですわ。遠い未来のお孫さん達との会話に私の話題は出ないのですわね」

「・・・孫。嫁の前に孫か・・・。まあ、どちらも出来ないかも知れないからどうでもいいよ」


 ガイ様は20歳は超えている様に見えますが、奥さまやお子様はいらっしゃらないのですね。そう言えば、貴族は恋愛よりも家の繋がりから婚約者を決められてしまう事が多いのですが、平民はそうでは無いのでしょうか?


「現実問題で考慮致しますと、巨大害獣が出なくなったのであれば、この依頼も終了と成るでしょう?そうしたらお会いする事も無くなる可能性がございます」

「・・・エリンが望むなら、薬草採集に今後も付き合ってやってもいい」

「嬉しいお申し出ですが、S級冒険者を雇う程のお金は有りませんわ」

「・・・タダでいい」


 有難いお申し出なのですが、どうしたものかと悩んでしまいます。勿論、ガイ様が採取に連れて行って下さるのであれば、申し分ない事です。けれども・・・。


「友人でもありませんのに、タダで優遇していただく訳には参りませんわ」

「じゃあ・・・友人に成ろう!それがいい!」


 突然、ガバッと起き上がりこちらを見ると、まるで名案でも見付けたかのような顔をしております。勿論、私も友人くらいであれば・・・。ん?この反応、どこかで見おぼえがある気がします。


「そ・・・そうですわね」

「それにね、エリンも聞いているかも知れないけれど、君が移動出来る範囲外の所では、未だに巨大害獣の被害がある。暫くして、エリンの出回れる範囲が広がったら、又依頼が来るだろう?その時は、俺が請け負うから、まだまだ続くと思うよ」


 うう・・・。それは薄々感じては居りましたが、はっきり言って嫌です。これからもキハラ様と一緒に体力をつける運動は続けようと思ってはいます。いますが、あまり遠出は、したくありません。


「意外かもしれませんが、私、インドア派なのです。勿論、植物採集は楽しいです。けれどもこうやって移動するのは大変過ぎて。出来る事なら、家で届いた薬草で薬を作れるといいな、などと思っておりますの」

「そうか・・・そうだよね」

「とは言え、ガイ様との巨大害獣退治は、思いの外楽しかったのは事実ですわ」

「それなら良かった」


 少し、ホッとした顔をするガイ様に笑みが漏れてしまいます。そう、こうやって直に薬草を採取していると、辞書には載っていない雑草とされている草たちに、効能を見つける事が出来るし、採取後の薬草を見て、辞書に載っていない効能を読み解くことが出来るのかも分かりませんので、今後も少しは薬草採取を続けたいとは思っているのです。ほんの少しですけれど。


「友人であればこの様な事に魔法契約をしているのはおかしいでしょう?魔法契約解除致しましょう」


 ずいとガイ様ににじり寄ってみました。そうするとガイ様が詰まらなそうな顔をしつつ、マジックバックからいつぞや見た、魔法契約をする魔道具を取り出しました。


「別に解除するほどの契約でもないんだよ」


 呟きながら、魔道具の四隅に魔石を入れると、以前交わした契約書を四隅の突起に挟み込む。


「やめるなら今だよ?」

「解除しましょうね」


 どうして拘るのでしょうか?解除したがらないガイ様に、にっこり微笑みかけて促します。本当に、私よりもずっと年上の筈なのに子供みたいです。少しだけ、ほんの少しだけですが、可愛いなと思ってしまいました。


 諦めたらしく、魔道具の左側の突起を手前に引きました。すると契約書の下の方に、以前とは反対側にうっすらと四角い箱が現れます。ガイ様がナイフでぷつりと親指を刺し、そこに血判を押します。きっと私も押すのでしょう。私が手を出すと、渋々ガイ様がご自身の血を拭いてからナイフを渡して下さいました。ちくりとナイフの先を指に当てて血を出すと、私もガイ様の血判の隣に親指を押し込みました。

 ガイ様が、魔道具の右側のボタンに手を伸ばし、私を見て言いました。


「本当にやめるなら今だよ?」


 私は無言で首を振りました。すると小さくため息を付きガイ様はボタンを押したのでした。

 簡易的な魔法契約だったからでしょうか、四隅の魔石から魔力が魔法紙へと流れ、その力が私達に届くと、私とガイ様の体からうっすらとした鎖が現れ一瞬で霧散しました。私は、私の体から出て来た鎖を掴もうとしたのですが、あっという間だったので掴む事が出来ませんでした。正体が有るものでは無いのでしょう。


「良かった。消えましたね」


 私がホッとして、空を切った手を膝の上に置くと、ガイ様が不思議そうな顔で言いました。


「何か見えるの?」


 ん?っとガイ様を見ると、私の手を不思議そうな顔をして見ています。ああ、そうですわね。私の動きを見るとそう思われても仕方がございませんでした。けれども、私に秘密はもう無いのです!私はにっこりと微笑み頷きました。


「はい。私には魔法と申しますか、魔力が見えるのです。ガイ様は魔力が無いと伺っておりますので、分かりづらいかもしれませんが、魔法を使う時に、皆様、魔術を唱えて魔力をどんどん蓄えてから魔法を使います、その一連の流れが私には見えるのです」

「そうなのか!?」


 ふふ。ガイ様がとても複雑そうな顔をしています。意味が分からないのかも知れません。私も魔法が使えない時は、そうでした。言葉で聞くだけでは、理解しがたい事は多いのです。


「魔法を使おうとしなければ、見えないって事?」

「はい。普通に生活しているだけでは、皆様魔力は使いませんので、見えませんわ」

「・・・そうか、成程そうなのか。エリンは魔法を使う人全員見えるのか?」

「そうですわね。確かめた事はありませんが、今まで私の目の前で魔法を使われたの方の魔力は見えておりましたので、多分見えるかと」


 にっこりと笑って伝えると、ガイ様は何とも言えない表情で頷きました。多分これ以上話をしても、魔力の無いガイ様には理解が出来ない事ばかりでしょう。それよりもと私は、もう一口だけお茶を頂くと、見慣れない薬草達をウキウキしながら見回しました。


「それでは、私は薬草採取して参りますね」

「ああ、何かあったら呼んでくれ。ここに居るから」


 ガイ様は、緩慢な動作で魔道具をマジックバックにしまうと、再度ごろりと横に成って目を瞑りました。私を連れての遠出です。お疲れにもなる事でしょう。私はこれ以上は何も言わず、欲しい薬草が無いか?それと同じような効能を持つ薬草が無いか見ながら、辺りを散策する事にしました。


 今まで見た事の無い草花があちらこちらに咲いています。体力回復薬に使うシイドレ草は沢山ありました。これは大量に使うので摘めるだけ摘もうと思います。次はエストラ草を探しますが、とても少なくはありましたが何とか見つかりました。後はウレイ茸なのですが、茸が生えている様な所では有りません。無さそうです。代わりに成るような滋養強壮力の強い薬草は無いだろうかと周りを見回すと、カウエ草が見つかりましたが、横に「体力回復向上※副作用あり」と見えました。


 副作用って何かしら?じっとカウエ草を見ていると、副作用ありの下に文字が浮かび上がって来ました。「一時的に体力回復を向上させるが、その後飲んだ量によって意識を失う」と有ります。これは不味いのでしょうか?悩みましたが、取り敢えず採取する事にしました。念の為、アイテムボックスから薬草辞典を取り出し、カウエ草を調べましたが、載っていませんでした。新種かも知れません。


 いつも採取している他の薬草もどんどん採取していると、奥の木々が大きく揺れました。何だろうと顔を上げると、そこには青い羽の大きな鳥が、じっとこちらを見ていました。体調が4~5メートルはありそうな巨大鳥は、頭を私の方へ寄せて来ます。大きな鋭い嘴に私は呆けてしまいました。


 嘴の動きをぼんやり見ていた視界が、突然、がい様の背中と切り替わり、ガキンッと言う鈍い音が響き渡りました。


「エリン、下がれ!」


 私は、やっと現実に戻って来たような気持で、慌てて言われるとおりに、後ろへと走りました。その間も、ガキンッバキンと言う音が聞こえてきます。ある一定度走り振り返ると、ガイ様が、2倍以上ある巨大鳥の嘴を大剣で何度も受け流しています。しかもよく見ると鳥の足元がどんどん後ろへ押されています。ガイ様の方が優勢なのねっとホッとした瞬間、大剣に嘴を当てたまま、右側の羽でガイ様を軽々と横へと弾き飛ばしたのです。


 初めてガイ様が、害獣に吹き飛ばされるのを見ました。そして、その青い巨大鳥の視線は私を捉えています。ガイ様が吹き飛ばされた先から、即座にこちらへ走り戻って来るのを見て、私ももう少し後退しようと走ると、バサリと後ろから羽音がしました。


「エリン!伏せろ!!」


 私は言われるがままに、地面へダイブすると、背中に物凄い風圧を感じましたが、そのまま大地にしがみ付くようにしていると、私を捕まえそこなった巨大鳥は、そのまま飛び去って行きました。


「大丈夫か!?」


 ガイ様が、私の方へ走って来ると、巨大鳥が再度来てもいい様に私の前で剣を握っています。けれども巨大鳥はそのまま飛び去って行きました。

 暫く警戒を続けていたガイ様が、小さく息を吐くと、剣を下ろしました。


「どうやら、逃げたらしい」


 私も、起き上がり飛んで行った先を見ますが、木々の葉が茂っているばかりで何も見えませんでした。


「あれは、巨大害獣に当たりますか?」

「ルーケラの巨大害獣だ。考えたくは無かったがな」


 初めて討伐に失敗したガイ様を見ました。でも空を飛ぶのであれば仕方がないと思います。


「助けて下さってありがとうございます」

「ん?ああ、怪我は無いか?」

「ガイ様こそ、吹き飛ばされましたでしょう?どこか痛めていませんか?」

「擦り傷程度だ」


 私は、取り敢えず聖魔法をガイ様に掛けます。するとガイ様がビクリとしました・・・?気がづかれない様に掛けたつもりなのですが、気が付いたのでしょうか?


「エリン、そろそろ下山しようか」

「はい」

「欲しい薬草は全て摘んだか?足りないなら摘んでからでもいいぞ?」

「いえ、大丈夫です。今日はそろそろ終わりにしようと思っていたところでしたから」

「そうか、帰りは回り道に成るから、来た時よりも遅くなるんだ。あまり遅くなるとムルダに怒られるからな」


 不思議です。何故かガイ様もムルダ様に弱いみたいです。


「帰りに冒険者ギルドへ報告に行ってもいいか?この付近にはA級やB級もくるから、報告しておかないとね」

「ええ、勿論ですわ」


 私達が、帰る支度の為に絨毯の所へ戻ると、はるか遠くから「ケーン」とルーケラの鳴き声が聞こえてきました。ちらりと見ると、ガイ様は、少し悔しそうに見えます。私は、二人無事の方が嬉しいのですが、冒険者としては取り逃がした悔しさの方が強いのでしょうか?

 帰りは、獣道を周りを警戒しつつ下山したのでした。

 



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