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55 地獄門

 その時は突如やってきた。後にその光景を目撃した者によれば、複数の巨大な異界の門が開いているというのに、さらに巨大なものが出現した。そのとき、とある湖の上空に出現したが開いた瞬間、湖は沸騰し消滅し、近くの葦原は一瞬で灰になったという。そして門は開かれ周辺の暗闇は一瞬にして眩しい光に包まれてしまった。


 「な、なんなの?」


 セシルは目を手で押さえながら跪いてしまった。丁度門が開いた方向に顔を向いていたからだ。眩しい光により物が見えなくなってしまったようである。フランチェスカは背中で感じて思わず弓を持ったまま伏せてしまった。大変な事が起きたのは分かっても瞬時には判断できなかった。


 周囲の喧騒は一瞬音を消したが、暫くすると物凄い瘴気を感じる事になった。その規格外の異界の門は後に「地獄門」と呼ばれるようになった。そこから異界の軍団が殺到し始めた。その勢いを第二副騎士団長率いる聖女騎士団は防ぎようもなかった。


 魔方陣の周囲は阿鼻叫喚の地獄になってしまった。異界からの軍団は次々に兵士を襲った。そして兵士の身体と同化し異形の者へと変えてしまった。


 「フランチェスカ様、どうしましょうか?」


 セシルは瘴気を纏った異形の兵を長槍で応戦していた。セシルは見習いとはいえソレなりに魔力があるので撃退することは出来たが、数が多すぎた。状況はあまりにも不利だった。

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