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48 ジコクマッウス

 一方、フランチェスカはブイリの草むらを小さなモンスターの駆除作業に同行していた。その時までに大規模な襲撃が皆無で、聖女見習いのセシルも同行していた。セシルに教えるためであった。


 その日出現した異界の門は人がくぐれない位のもので、出現したのは無数のジコクマッウスであった。それはネズミのようなものであるが、ネズミ以上に厄介な存在だった。ある程度繁殖すれば異界に戻るのであるが、その間に穀類や果実を食い荒らすので、被害は無視できなかった。


 「フランチェスカ様・・・正直苦手です」


 セシルは躊躇していた。ジコクマッウスは数が多いが動きが緩慢なので、特に訓練していなくても簡単に捕まえる事ができた。ただ厄介なのは捕まえたら素早く浄化か破魔の聖女が処分しなければならなかった。


 「あなたがやらないといけないのよ!」


 「でも・・・目が可愛くて」


 「情を移したらダメです。こうやってね」


 そういうと、フランチェスカは持っていた杖で破魔の光をジコクマッウスが詰められた麻袋にあてた。すると青白い炎を猛烈にあげていた。そうするのもジコクマッウスはある程度集まると、強い瘴気を発するからだ。だから大繁殖すれば、人や家畜、農作物に被害がでる。だから数が揃ったら処分していた。


 「それにしても、おかしいわ」


 「おかしいって、なにですか?」


 「いつもよりも不吉な予兆があるわよ」


 フランチェスカは青い炎を見つめながらいった。

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