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 フランチェスカがいる第三派遣軍が進軍したのは東部の大平原の真ん中に位置するブイリであった。そこは予想される異界の門が出現する中心地にあった。陣地には物見櫓が仮設され、出現したら直ちに移動できるように臨戦体制にあった。


 聖女が扱うのは聖女しか扱えない武具類であった。フランチェスカは破魔の弓矢の担当で、万が一襲来したらすぐに撃てるよう準備していた。


 フランチェスカは聖女の戦闘時の衣装に着替えていた。動きやすいドレスの上に甲冑をつけたもので、あるがその甲冑が少し身体にフィットしているのが恥ずかしかった。いくら歴代の聖女と同じであっても。


 「準備出来ました。フランチェスカ様」


 セシルは弓の脇にいた。このとき、第三軍には四人の聖女がいたが、聖女の中でも経験値が低かった。フランチェスカも若い方なので、いざというときに混乱する恐れがあった。


 「ありがとう。そういえばセシルは今回が初めてなの?」


 「はい! 正直なところ怖いです」


 「大丈夫よ、誰だって最初は怖いから」


 「がんばります!」


 だが、セシルにとって今回の異界との遭遇が最初で最期になるとはフランチェスカは思っていなかった。

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