表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
33/66

33

 この世界の聖女には様々な職種があった。攻撃に防御そして浄化なのである。聖女に選ばれるのは国によっては数百人単位になる事もあった。


 そんな聖女のなかでも攻撃に特化した破魔の聖女の一人がフランチェスカであった。15歳の時に聖女に選ばれたが、それまでは孤児院で生活していた。聖女の才能を見出され、数多くの聖女を輩出してきたソフィア家の養女となってから才能を開花させていた。特に竜魔と呼ばれる異界からの高等知能を持つ侵略者に対し、無慈悲ともいわれるほど完膚なきまで殲滅していた。


 だが普段のフランチェスカは天然といわれるほど変わった聖女だった。孤児院で相当質素な生活をしていたためか、ある程度贅沢な生活を保証されているというのに、いつも質素な服を着ていた。だから聖女としての務めがない時は、使用人に間違われるほどだった。


 「フランチェスカ様、その食料をどうされるのですか?」


 騎士団長のアベルが聞いたことがあった。その食料は任務成功のご褒美に貰った高級食材だった。


 「孤児院にいるおチビちゃんに食べさせてあげようと思ってね。今日は非番でしょ! だからね」


 「そうでしたが、くれぐれも気を付けてください。あの孤児院のある地区は治安が悪いのでお供いたします」


 「お手数をおかけいたします」


 そんな聖女としておごらないところが、フランチェスカにはあった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ