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 湯治場の脱衣場で二人はイチャイチャしていたわけではなく、フランチェスカに入浴後の身体の手入れをシモーネが教えていた。元々「男」の魂なので、いろいろと知らないことがあるので仕方ない事であった。


 「髪の毛の手入れってめんどくさい!」


 「仕方ないでしょ! 聖女は美しい髪をしていないと様にならないわよ!」


 「そんなものなんだ、だからフランチェスカ様は朝が忙しいといっていたんだ」


 その時、フランチェスカの頭の中にはいつも待たされていたことを思い出していた。それはアベルの記憶であったが。


 「とりあえずわ、あなた女の子として生きていくのよ! いいわね、しっかり覚えるのよ」


 「ところで、姉ちゃん」


 「なんなの?」


 「彼女の記憶がよみがえるのはいつ?」


 「今日、眠りについてから・・・明日の朝だね。あなたなら耐えられるわ! 二人分の記憶を持つことに!」


 そういうと、修道女の夜の衣装を着せられたフランチェスカは姉の部屋に連れていかれた。


 「姉ちゃんと一緒に眠るなんて、子供の時以来だね」


 「そうね・・・お休み」


 フランチェスカは床に入ったが、落ち着かなかった。フランチェスカとして生きていかなければならない現実に。これから何をしていかないといけないのか、自分に問いただしていた。

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