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56話 ソフィアとの話し合い

「それで私と話したいこととは何ですか」

俺とソフィアは二人きりになった途端本題に入った。

もともと俺も長話をする予定はなかったのでちょうどいい

「俺がこの学園に来た理由は人型の精霊と契約したからです」

俺が話を始めるとソフィアは顔をしかめる

「おや先ほどと話し方が違いますね。あなたは女性なのですからもっとその体にあった話方をした方がいいですよ」

俺はソフィアと二人きりになった途端話方を切り替えた。

正直久しぶりにこの話方にをしたが何か違和感がある。

しかし前世を知る者にあの話方をするのに気恥ずかしさがあるから仕方ない。

「それはともかく俺と契約した精霊と言うのが聖女…カミラなんです」

俺はソフィア相手に彼女で通じると思うが念のためカミラと言う。

俺もソフィアは前世でカミラの出自がバレないように常に名前を呼ばないようにしていた。

「ほーあなたは彼女と契約しましたか、まあ不思議ではありませんね」

ソフィアに言うとそこまで驚いた様子はない

普通はどんな確立だと驚くところではないのだろうか

「もしかして俺とカミラがが契約した理由があるんですか」

もしあるとしたらカミラに気づかれるかもしれない。気づかれないように気を付けなければいけない

「そうですね。あなたは彼女の力で転生しました。あなたの転生に彼女の魔力が深く関わっていますので彼女の魔力とあなたの魔力の波長が合うのでしょう」

確かエマちゃんの時もそんなことを言っていた気がする。

これはカミラにバレていないか心配だ。

「もしかしてカミラは俺の前世について気づいているんですか」

もし気が付いているのならもう気を付ける意味がない。

「もしかしたら感づいているのかもしれませんが大丈夫でしょう。私とエマやカミラと魔力の波長が合ったように特定の誰かとしか契約出来ないわけではありません。その点は安心してください。」

それを聞いて安心した。もしバレているのだったら俺は部屋でも落ち着けない。

「その様子ならばまだカミラに前世を伝えられていないのですね」

俺の表情でソフィアは察してくれたようだ。

「そうです。彼女の前では俺はルークではなく、デニスとして接してください。ルークはまだ転生していないということでお願いします。」

俺は今日呼び出した理由を説明する。もしこの約束が出来ないのだったら俺の命が危ない

今俺の傍にはカミラがおり簡単に俺に魔法を使うことが出来る。

「なるほどそれはいいのですが本当にいいのですか。せっかく再開出来きて前世のように立場の違いがなくなったのですからもっと仲良くすればいいのではないですか」

彼女の言うようにもう前世のように立場の違いはない。

それに俺の傍に彼女がいるから本当はもっと仲良くした方がいいのだろう。

「ですが前世で彼女を守るという約束を果たせずそれに彼女を死なせてしまいました。俺は彼女に恨まれているかもしれません。もしバレそうだとしたら彼女に殺されてしまいます。私にできることは何でもしますのでどうかお願いします」

俺は必死にお願いする。

今のところ彼女にバレなければカミラにバレることはないはずだ。

俺は必死に彼女にお願いをする。

「まあ分かりました。彼女に内密にするのに思うところはありますがエマをあなたから一時期とは言え離れ離れにしたことに私も責任を感じています。今のところは彼女に内密にしましょう。」

ソフィアは秘密にすることを約束してくれた。俺で大丈夫だだろう。

俺はソフィアに「ありがとうございます」と答えるとソフィアは「なんでもするという約束は守ってもらいますからね」と言う。

これはもしかするととんでもないことを言ってしまったようだ。

俺は「ほどほどにお願いします」と言いなるべく俺の力で解決できるように願うばかりだ。



これでしばらくバレることはないはずです。たぶん

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