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45話初めての友達

俺は彼女の名前を知り少しの間棒立ちになってしまった。

俺はとんでもない人に話しかけてしまったようだ。

俺は急いで頭を下げる。

「数々の無礼申し訳ありません。」

俺の行動に彼女は「今更じゃない」と言いながらあきれていた。

確かにこの学園は貴族ばかりが通っている。本来平民出身の俺が気軽に話しかけられる人はほとんどいない。

ついつい彼女の行動に俺もため口で話お姫様相手に横に並んで歩いていたのだ。

「あなたがあまりにも気にせず話していたからもしかしてと思っていたけどやっぱり私のことを知らなかったのね」

首都に住んでいてこの国の王族の顔を知らない人なんてあまりいない。

俺は国境付近に住んでいたため王族の顔を見たことがなかった。もちろん国王様の顔は絵で見たことはあったが何度も書きうつされたものしか見たことなかった。

「さっきまで仲良く話していたんだから同じように話してほしいな」

「いえ姫様相手にそのようなことできません」

もしかしたら不敬罪に問われて牢屋行になるかもしれない俺は必死に頭を下げる

「お昼始まるまで私が一人だった理由分かる?」

彼女が急に話を変えた。

「いえ分かりません」

「それはね。みんな私のことを姫様姫様と言うのが嫌になったからなの。この学園に入学してやっと友達が出来ると思ったのに結局はヴァイオレット様か姫様と言われて距離を取られるのが嫌になったわけ、そんな時にあなたから話しかけられたからうれしかったわ。よかったらこれからも同じように話して」

彼女は七歳にしては考え方がすごく大人だと思う。その考え方ゆえに余計孤独を感じているのだろう。

しかしさすがに姫様相手に今までと同じようにタメ口と言うわけには行かない。

俺は断ろうとしたところ「デニスちゃーん」と俺のことを呼ぶ声が聞こえて来た。

俺はちらりと声が聞こえたほうを見るとカミラが俺のもとに向かってきた所だった。

「デニスちゃんもうすぐ授業始まるよ。早く教室に向かわないと…なんで頭下げてるの?」

カミラは俺が少女に頭を下げている姿を見て疑問を持ったようだ。

「カミラ今お姫様の前にいるから頭を下げないと」

俺が言うとあーなるほどと思うと俺の横に立った。

「あなたがデニスさんと契約したカミラさんですね。初めまして私の名前はヴァイオレット・ラグ・キールと申します」

「始めました私の名前はカミラです。よろしくお願いします」

カミラは頭を下げることはしなかった。

「カミラだめだよお姫様の前なんだから頭を下げないと」

俺が慌てて言うがカミラは「私はこの国の民でもなければ人間でもないから王族に敬意を示す必要はないから」と言うと頭を下げることなく俺の横に立ち続けたのだった。

「それでデニスちゃんに何か用ですか」

カミラは何か怒っているようでお姫様と話出した。

「そんなことありません。デニスさんとは昼食をご一緒したのですが私の身分が分かった瞬間にこのような態度になってしまったので、先ほどと同じように私と仲良くしてくださいとお願いしていたところです」

カミラは先ほどの怒った表情をやめ「なーんだ」と言うと俺のことを持ち上げた。

まだまだ子供の体の俺のことを簡単に持ち上げることが出来る。

俺がえ?と混乱してると俺の姫様の前に立たせた。

「デニスちゃんお姫様は大変なんだよ。周りの人皆に距離を取られて仲良く話すことや遊んだりすることも出来ない。お姫様も一人の人間なんだから他のみんなと一緒に楽しく話したりしたいのだからヴァイオレットちゃんがお友達になってて言ってたらお友達になってほしいな」

カミラも前世では聖女様と言われて距離を取られていたため寂しい思いをしていたのかもしれない。俺はでもと断ろうとするとカミラに「仲良くしなかったらデニスちゃんの体に全く筋肉が付かないようにするよ。私の魔法を使えば簡単にできるんだから」と言われた。

カミラのその顔は本当にするという顔だった。幼馴染だった俺は分かる。

そんなことされたら俺の騎士になるという夢が叶わなくなってしまう。仕方なく俺は「わかりました」と答えるとカミラとヴァイオレットが笑顔になる。

「やっとデニスさんもわかってもらいましたか、なら友達の証として私の名前を呼んでください」

ヴァイオレット様に言われて俺は「ヴァイオレット様」と答えたが彼女は首を横に振る。

「違いますレットです。」

俺がえ…でも愛称で呼ぶことを悩んでいるとカミラに「デニスちゃん」と言われて慌てて「レット」と呼びレットに納得してもらった。

こうして俺にこの学園で初めての友達が出来たのだった。




デニスちゃんは尻に敷かれるタイプです

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[良い点] 抱っこされるデニスちゃんかわええ
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