表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

41/153

40話 許可書

「あの、エマちゃんってそんなに有名なんですか?」

俺の問にウィリアムさんが代表して答えた。

「エマさんは今私が勤める学園では知らない人がいないって程有名な人です。契約しているソフィアさんの能力は強力で怪我や病気を治すことが出来る。エマさん自身も学業優秀でそれに人当たりもいい。エマさんに助けられた人はたくさんいるんです」

なるほどエマさんはソフィアとうまくやれているようだ。

その話を聞いてカミラが「ソフィア!?」と驚いている。

そういえばカミラにソフィアのこともエマちゃんのことも説明していなかったことを思い出した。

決してわざと教えていなかっただけではなく今の俺はルークではなくデニスである。カミラに前世のことを説明できない俺がソフィアのことを説明することが出来なったのだ。

「ソフィアさんはエマちゃんと契約した精霊だよ」

俺がソフィアについて説明をするとカミラはとてもうれしそうに笑顔になっている。

「デニスちゃんそのエマちゃんって人に会いに行こうね」とまで言い出した。

カミラは前世で俺と過ごした期間以上の時間をソフィアと一緒に過ごしている。

一緒にたくさんの国をめぐり、ともに苦難を乗り越えたとても仲がいい友達同士だ。

カミラはソフィアに会えるかもしれないと知りとてもうれしいようだ。

そのあとも役場で説明を聞いているとまたドアがノックされた。

ルーナさんが入ってきた人から書類をもらう。

「やっと来た。ごめんねお待たせして。まずこれはあなたが今からこの首都の中にある学園区に入るための許可書ね。これがないとあなたは入ることも出来なかったからここで待ってもらってたの」

そういうとルーナさんが俺にカードを渡された。

「それと健康診断の結果も特に問題はなかったから大丈夫です。でもちょっとこの年にしては力が強いね。何かしてた?」

ルーナさんはおそらく俺の健康診断の結果を見ている。

「はい道場に通ってました。エマちゃんのために騎士になるって約束してましたから」

俺がいうとルーナさんは「それは」と言いながら黙ってしまう。

おそらく彼女も気が付いているのだろう。人型の精霊は力が強い、そのため騎士に護衛されて様々な場所に派遣される。命を守らることはあっても命を守って人を守る騎士になれるわけがない。故この夢はかなわない

「そうなんですね。ではその夢をかなえるために学園でも頑張らないとね」

しかしウィリアムさんは平然と答えた。

「ウィリアムさん出来るんですか?」

たまらずルーナさんは聞いた。

「はい精霊の力が騎士に会っていれば騎士になる人もいますよ。カミラさんの能力は分かりませんが騎士にはさまざまな能力が必要なので騎士になることもできるでしょう」

ウィリアムさんに言われてルーナさんから「頑張ってね」と言われた。


俺はウィリアムさんに連れられてそのまま街の中にある外壁へ向かう。

この街の中に外壁があと二つある。

一番外側は平民が住む町平民街、その次は学園や下級の貴族が住み学園街、その次は上級貴族が住む貴族街がある。貴族街の中にある王城がある。


俺は学園街に入るための門の前に立つ。

ウィリアムさんは門番にカードを渡す俺も同じようにカードを渡すと門番さんはウィリアムさんの時とは違い回りを見渡す。

するとカミラを見るとカードを返される。

「私はウィリアムさんとは違うんですか?」

俺が不振に思い質問すると門番さんは答えた。

「ああ、ウィリアムさんはよく通るからね。君のカードには人型の精霊がいるって書いてあるから探したんだよ」

なるほどあのカードにはその人の特徴が書いてあるのか

すみません。エマちゃんを40話までに登場させることが出来ませんでした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ