30話 ルークの別れ
俺は初めて見た人型の精霊に興味深々だ。
「カミラすごいね初めて人型の精霊なんて見たよ。実在したんだね」
「そうだね。私も初めて人型精霊を見たよ。私自身が契約したのではないのだったら私もルークみたいに興奮してただろうね」
俺は今日初めてカミラの声を聴いた。
しかし俺は精霊に興味深々だった。
「精霊と契約したときはどうだった」
「いきなりソフィアさんが現れて契約したんだよ」
「やっぱりいきなり現れるんだね。そうだ魔法はもう使った?」
「うん一回だけ使ったよ。ソフィアさんは回復の魔法が使えるらしいから町にいた怪我をした人を治療してみたんだ」
なるほどこの精霊は回復魔法が使えるのか、やっぱり魔法を使えるというのはあこがれる。
俺が何回か質問をしてるが彼女は元気がない。そのことが気になり俺は質問をすることにした。
「カミラどうかしたのか」
「実はルークと会いうのはこれで最後になるかもしれないの」
カミラの突然の言葉に俺は驚き固まってしまった。
カミラはつづけた。
「私ねソフィアさんと契約したおかげですごい回復魔法が使えるようになったんだよ。それをね国の偉い人に伝わって特別に明後日から治療院で働けることになったの。だから今日は無理を言ってルークに合わせてもらったんだそれにね私の夢が叶っちゃった。それに力が強いからって国から護衛の人たちも私につけてくれるんだって、特別待遇だよすごいでしょ」
その言葉を聞いて俺は驚いたが彼女が昔から言っていた夢が叶うってことだそれを応援できなくては友達ではない。
「その年で夢が叶うってことだろすごいじゃないか、これからがんばれよ応援してるよ」
俺の言葉に彼女は悲しそうな表情をする。
「でもルークとはもう会えないってことでしょやっぱりそれは悲しいな。」
彼女はその言葉の後何かを考えているようだ。
「そうだルーク騎士になってよ」
「俺が騎士!?」
彼女の突然の言葉に俺が驚く、彼女はたまに突拍子のないことを言う。
「そう騎士、騎士になって私を守ってよ、どうせ将来やりたいこと何もないんでしょなら私の騎士様になってずっと一緒にいよう」
俺は彼女からの急な言葉に何も返せずにいた。
「それに王族の護衛ならルークに出来ないだろうけど私みたいな突然出てきた人ならルーク程度のなんの取り柄のない人でも簡単になれると思うよ」
彼女は俺に拒否をする時間を与えまいとどんどん言ってくる。彼女の顔を見るととても不安そうな表情をしている。
「私はルークと離れたくないのお願い」
彼女は最後に泣きそうな表情で俺にお願いをしてくる。
「なんの取り柄もないは余計だ。でもいいよなるよ俺は騎士になってカミラをずっと守ってやる」
俺の言葉にカミラは今日一番の笑顔になって「約束だよ」と答えた。
その日はそのまましばらく会えなかった間にあったいろいろな話を彼女とした後別れる時間になってしまった。
最後に彼女と「またね」と言葉を交わし別れた。彼女とまた会えることを信じて
俺は家への帰り道先に口を開いたのは父さんだった。
「お前カミラちゃんのことは聞いたか」
おそらく父さんもカミラのことを聞いたのだろう。俺はうなずいた。
「そうかお前も聞いたのか寂しくなるな、彼女もまだ小さいがそれでもこの国のために別れは我慢しなければいけないな」
父さんは俺とカミラがもう会えないと思っているようだ。
これは父さんへ俺のやりたいことを話しておこう。
「父さん俺将来なりたいものが出来たんだ」
俺の言葉に父さんは驚いたようだ。俺は将来なりたいものを聞かれても「何もない」と答えていた。
そんな俺からなりたいものが出来たと言われたのだ。
「俺騎士になってカミラを守る。それにカミラとまた会うって約束したんだだから絶対になるよ」
俺の言葉に父さんは笑顔で「頑張りなさい」と答えたのだった。
しばらく過去編が続きます。




