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21話 自己紹介

「なんでここにいる」

俺が呟き固まっている。

今目の前にいる彼女は俺が前世で守ることが出来なった幼馴染 カミラと瓜二つだったからだ。

前世では確かに同じ村で生まれ育った彼女だ、俺は彼女の両親も知っている。

俺の記憶では確かに彼女は人間だった。そんなカミラと瓜二つの彼女が目の前にいることに意味が分からず固まるしかなった。

俺がベットの上で固まっているのにレイアが気が付いたのか起きてしまった。

「デニス今日は早起きなのね」

レイアが起きると目の前に家族ではない別の人影を見つけると彼女も固まってしまった。

俺たち二人が固まっている間にカミラの見た目の精霊が口を開いた。

「あ、やっと起きましたね。おはようございます 私の名前はカミラといいます。そちらのお子様と契約をしに来ました。お名前をお伺いしてもよろしいですか」

彼女の言葉に俺は答えられずに固まったままだった。

彼女はカミラと名乗ったのだ、やはり彼女は俺の知るカミラなのだろうか。

「おや、名前を答えられませんね。まあ契約自体は名前を聞かなくても行えますのでこのまま進めましょうか」

そういうと彼女は俺の頭に手を置くとそのまま光に包まれる。

その光にルーカスも目を覚ます。

目の前に見たことのない彼女がおり、俺に触れているのだ。

俺と彼女を話そうと手を伸ばすが精霊である彼女に触れることは出来ない。

そこでルーカスも彼女の正体が精霊であることに気が付いたようで、何もできないでいるようだ。

そうこうしているうちに契約が終わったようで光が小さくなった。

「これで契約は完了です。これからよろしくお願いします。」

その言葉でやっと正気を取り戻したレイアが口を開いた。

「え、あなた精霊なの」

「はい私は精霊です。私は彼女と契約をしに来ました。これから彼女の力になるように頑張りますのでよろしくお願いします。」

その言葉にレイアは「これは夢よ」と言いながらまたベットに寝てしまった。

レイアの行動にカミラは「え、どうしよう倒れちゃった、栄養失調かなそれとも病気かなでも体調に全く異常なさそうだしもしかして新種の病気!?」と言いながら慌ててレイアに何か魔法を使っていた。

先ほどまで丁寧な言葉遣いで本当に俺の知っているカミラかどうかわからずにいたがこの言葉遣いと行動で俺の知っているカミラだと確信をしたのだった。


あの後ルーカスがレイアを起してこれは夢ではないと説明をした。

レイアは「信じられない」と言いながらとりあえず話し合いをするためにリビングに行くことになった。

リビングに行き身だしなみを整え終わるとおじさんとおばさんが起きて来た。

朝の挨拶をしようとこちらを見たとき二人は固まってしまった。

俺の後ろに見知らぬ女性がいるからである。

「おはよう、えっとそちらの女性は誰なのかな」

おじさんが困惑しながら聞いてきたが、ルーカスが「とりあえず座ってから話そうか」と言うと俺たち五人は朝食の席に座った。

「改めまして、私は精霊で名前はカミラと申します。こちらのお子さんと契約することになりました。よろしくお願いします。それともう一度お名前を聞いてもいいですか」

最初の言葉はこの場にいる全員に最後の言葉は俺に向かっていった。

確かにまだ自己紹介をしていなかったと思い出し「私の名前はデニスです。」というとカミラは俺のそばまでやってきていきなり「かわいい」と言いながら俺を満面の笑みで抱きしめたのだった。

「デニスちゃんって言うのね。これからよろしくね。私ずっと妹が欲しかったの人間だったころは一人っ子で男の幼馴染しかいなかったからずっと下の女の子が欲しかったんだよね。これからよろしくねデニスちゃん」

その言葉にその場にいる全員が固まってしまったのだった。

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