遭遇
く・・・蜘蛛だ
黒い蜘蛛だ
俺は、蜘蛛が苦手なんだ
嫌だ、来ないで
蜘蛛だけは、蜘蛛だけは駄目なんだぁぁ
イヤーくるなぁぁー
俺は、もう見たくなくて目をつぶった
蜘蛛は、もう近くに来ていた
ギチギチと嫌な鳴き声を出しなら近ずいてくる
あー・・・もうだめだこのまま食べられて死ぬんだろうな
痛みを覚悟して待つ・・・がいつになっても痛みは来ない
それどころか鳴き声もしない
そーっと目を開けるとそこには、無残にも食い散らかされた先ほどの蜘蛛と思しき残骸があった
それどころか蜘蛛の糸も切れていた
・・・助かったのか?
にしては、いったい誰が?
そう考えていると
スタスタと何かが歩く音が響いてくる
たぶんこれを食った本人だろう
身を隠さないと
そうして身を隠したあと
すぐに“やつ„は現れた
小柄ながらに鋭い爪、牙剣のように鋭い尾
危険なはずなのに恐怖が来るはずなのに
なぜが憧れがそれを上回った
なぜだろう“やつ„を深く知りたいと感じた
― 称号「聖獣との遭遇者」を獲得しました
― 一定の経験値がたまりました「解析」を手に入れました
聖獣・・・え?聖獣なの?
マジか・・・これ見つかったら死ぬ・・・よね?
けど名前だけでも知りたい・・・
―「解析」が使用可能です
じゃあ使ってみよう
きずかれない・・・よな?
「聖獣□□□□」
あれ?虫食い状態だ聖獣ということ以外解らない
が聖獣殿がどこか行くまで待機だな