出逢い
これは俺が看護学生の学生生活で、たくさんの患者と触れ合う中で、看護師になりたいという夢を強くさせた物語である。
患者の名前や疾患はフィクションです。
俺は、看護学生1年生です。なぜ俺が看護の道にいったかというと、ただ単にお金が高いからというだけで看護の道に来てしまった。最初は、看護はちょろすぎると思ったが、実習をやっていくなかで、俺の心のなかに一つの希望が見えてきたのです。
ある日、患者をはじめて受け持つ実習がありました。期間は2日間で、各病棟にみんな分かれて実習をします。俺は、消化器外科に配属されました。俺が受けもった病気は、大腸がん患者の青木さんを受けもつことになりました。この人は、30歳の人で夫でもあり、2児の父でもあります。
「青木さん、初めまして。松本智です。今日から6日間よろしくお願いします。」
「松本君ね、よろしく!!」
青木さんはとてもやさしい明るい人でした。俺はさっそく、青木さんの情報収集しました。入院経過、治療、嗜好など調べました。その日は、青木さんとコミュニケーションをとって終わりました。意外となんでも話してくれる青木さん。患者さんはいい人でよかったと思いました。ほかの人たちは、言語障害のある患者さんであったり、麻痺、寝たきりの患者さんを受けもって大変そうでした。
そして、実習初日を終えました。