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神様と動画

作者の新しい試み。

ノベルゲームっぽくしたので、楽しんで下さい。

(作者は作成楽しかったです)

 あなたがいつものように部屋から出ると、液晶タブレットを持った神が話しかけてくる。


「人の子よ、配信は知ってますか? 」


「―――――」


「なるほど、そうですか」


彼女はそうやってあなたの返答に頷くと、あなたの目の前にタブレットの画面を近づけた。


神様の暇潰し

~5日目 神様と動画~


タブレットには右手の人差し指を高々と掲げ、左腕を腰に据えて両足を広げて立つ神の姿。それが延々15分流れている。動画が終わると、神は画面を下に下げてあなたに話しかけた。


「どうです? 人の子よ。私の神々しさが出ているでしょう? 」


「―――――」


「そして、これからもう一本動画を撮って投稿しようと思います。勿論協力しますよね? 」


「―――――」


あなたの答えがどうであれ、あなたは神を撮影することになるだろう。


『カッコ良く・可愛く撮る』

→Aへ


『ふざけて撮る』

→Bへ


※A


あなたは神の特徴をとらえ、上手く動画を仕上げて見せた。


「よく出来ましたね、人の子よ」


神は眩しい笑顔でその出来を喜ぶ。

再生数はあまり伸びなかったが、まぁ、これはこれでいいだろう。


→エンドパートへ


※B


あなたは全身全霊をもってふざけた動画を作成した。それを見た神は、少女漫画のようなタッチになって驚く。


「な、あなたは何を……!? 」


そしてそのまま固まってしまった。

あなたが目の前で手を振っても気がつく様子がない。だが、動画の再生数は中々に伸びたのでまぁ、これはこれでいいだろう。


→エンドパートへ


※エンドパート


なんやかんやあったが、今日の神との付き合いもおわりらしい。神は咳払いしてあなたに言った。


「さて、今日はもう十分に楽しみました。帰っていいですよ」


『帰らない』

→A2へ

『帰る』

→B2へ


※A2


あなたの答えに、神は目を見開く。


「え? 」


それから、暫く瞬きを繰り返した後、小さくため息をついて笑顔を浮かべた。


「そうですか、じゃあもう少し。もう少しだけ遊びましょう。あなたは何がしたいですか? 」


「―――――」


「はは、そうですか」


神は何処か嬉しそうだ。


※B2


あなたの答えに、神は頷く。


「ええ、それがいいでしょう。明日も色々しなければいけないことがあります。ゆっくり休んで下さい」


部屋に入る貴方に神は手を振った。


「それではまた明日」


あなたは手を振り返すかもしれないし、無言で部屋に戻るかもしれない。どちらにせよ、今日も一日が終わるのだ。



※つづく※

好感度表とか欲しい方います?

(/ω・\)チラッ

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