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神様とお化け

 時計も窓も無いから時間は分からないが、あなたはようやく神様の戯れから解放されて電気を消し、部屋のベッドに横たわっていた。


すると、直ぐ近くに人の気配がする。


誰かが自分のベッドの横に立っているのだ。これには、例えあなたの肝が座っていようとも、驚くことだろう。それに、こんな声まで聞こえれば尚更だ。


「夜です、人の子よ。神聖なる祭壇に肝試しに行きましょう」


神は自分の顔の下からライトを当てて立っている。あなたの眠気などお構い無しだ。


「ほら、早く立ちなさい。私を待たせるのですか? 」


あなたがどれだけ否定しても、神はあなたを扉の先に引き摺っていくだろう。


神様の暇潰し

~4日目 神様とお化け~


扉の先は墓地になっていた。

真っ暗闇に何処からか差し込む月明かりがなんとも不気味である。


神はというと、あなたの後ろに隠れながらついてきた。


「……ひぃっ、人の子よ! 今人魂が浮かんでいましたよ! 」


彼女はあなたの後ろで殆どひっきりなしに叫ぶ。あなたは彼女に声をかけた。


「―――――」


「なっ! 何を言っているのですか! そんなわけないでしょう! 」


「―――――」


「お、起こしたことは謝りますから! 早く帰るんですよ! 」


神はお茶目で自分の部屋への扉をこの奥にある祭壇に移動してしまったらしい。

あなたは彼女を手伝うだろうか? それとも……?


何はともあれ、夜でもここは賑やかである。そうそう、何処かから沢山の人の声が聞こえて。



※つづく※

お化けは苦手?

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