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世界がゲーム仕様になりました  作者: 矢崎未峻
22/71

やっぱ抜けるわ

2話目です。

間に合えば今日中に3話目上げます。

「よし、やっぱ抜けるわ。パーティ」


「「「え!?」」」


「フン!」ドヤァ


 約1名クソうざいな。ぶん殴りてえ。ドヤ顔やめろ、キモいから。


「どうせこういう奴がまた出てくるからな。いちいちこんなやり取りは面倒だ。だから抜けるわ」


「ダメ、どこにもいかないで」


「そりゃ無理だ。俺は面倒ごとが嫌いなんだ。好きに動く。お前らも好きにすれば良い」


 お、雅人は気付いてくれたな。

 これで大丈夫だ。まあ、ちゃんと俺の意図が伝わってればだけど。


「じゃあ、またな」


 俺はその場から離れて学校から出た。

 向かう先は俺の家。理由は近いから。そして、雅人なら俺の家が分かるから。

 まあ、近いといってもここから3キロほどはあるんだけどね。

 学校から出て100メートルほどしたら、10メートル先にゴブリン登場。

 こちらに気付いてなかったので魔導銃で頭を撃ち抜いて殺す。ゴブリンから戦利品を取って先に進む。

 この調子で行けば1時間ほどかかるな。うーん、かかり過ぎる。走るか!


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 よし、悠が出て行ってから10分は経ったな。あの鬱陶しいバカもいなくなった事だし、2人を・・・。

 怒ってるな〜加耶のやつ。放心してるな〜白亜さん。話しかけにくいわ!!

 とか言ってられないもんな。うん、頑張ろう。


「加耶、白亜さん。オレらもそろそろ行くぞ」


「は?どこに?」


「悠の家。あいつならきっとそこに行く」


「あんたバカ?悠はパーティを抜けたのよ?追いかけてどうするのよ」


「抜けたのは仕方なくだろ?それにあいつは好きにしろって言ったんだ。それってあいつと一緒に行動しても良いって事だろ?要はパーティを組まなきゃ良いんだ。周りには利益が一致してる一時的な協力関係だと思わせればいい」


「「・・・あ、なるほど。そういうことか」」


「気付いてくれたみたいで何よりだ。ほら、行くぞ」


 なんか、疲れたな。まあ悠を見つけるまでの我慢だな。



 学校の外に出て数百メートル。ようやくモンスターが現れた。と言ってもゴブリン2体。大した敵じゃない。

 と、思ってたのに


「『ファイアボール』!」


「おわ!あぶね!てか熱い!」


 加耶のやつオレに当てる気か!?つーかゴブリンにも掠っただけじゃん!


「白亜さん、回復お願い!」


「あ、うん!」


 結局、2体とも倒せたのはそれから数分後だった。

 まあ、分かるだろ?連携がうまくいってない。手も足りてない。

 幸いにもほとんどモンスターと出くわさず2キロ地点まで来てるが、あと1キロある。

 あー、ほら出たよモンスター。って、またゴブリンか。今度は1体。

 悠じゃないが、連携が面倒だ。一人でやるか。


「1人でいい。危なかったらサポートしてくれ」


 それだけ言ってゴブリンに接近し、槍を一閃。直後に槍を放り投げ、腰にぶら下げていた両手剣を引き抜き様に切り上げる。

 短剣持ちだったゴブリンは接近するため勢いをつけていたので自分から向かってくる形になりそれで片がついた。

 なんだ、1人の方が動きやすいじゃないか。昨日みたいに動けてる。


「ゴブリン1体なら、雅人に任せた方が良さそうね」


「だな。下手にみんなでやるよりやりやすい」


 そこからはモンスターと出くわさず悠の家にたどり着いた。

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